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【第1384回】 休養日……といえるのだろうか(2016年8月27日)
- 6:00にいったん起床したが,眠気と疲れが溜まっているし,気温も低いので二度寝。次に目が覚めたら9:00を過ぎていた。
- 高菜漬けを載せたご飯と,ウインナーとオリーブの実をフライパンで軽く炒めたものと,キュウリで朝食を済ませ,午前中はいろいろな作業を要するメールの返事を打つだけで終わってしまった。
- さて実は,今日はドラゴンズファンクラブから送られてきた招待券があり,予告先発が小笠原投手と黒田投手という組合せなので,可能ならナゴドに行ってみたいと思っていた。いま出発すれば間に合うなあ。とりあえず急ぎの仕事が終わったから行くか。往復の電車やバスの中でできる仕事もあるし。
- 12:33の貿易センター行きバスを加納町2丁目で降り,新神戸まで歩いて新幹線,東山線,名城線と乗り継いでナゴドへ。途中は,来週末の人口学会九州部会での発表の構想を練っていた。実は初ナゴドなのだった。しかし,ナゴドなのに球場の半分は真っ赤なカープファンで覆われ,応援の声もカープの方が大きかった(ぼくはドラゴンズファンクラブの招待券なのだが,なぜかレフトスタンド最上段のパノラマ5階席だったので,回りはドラゴンズファンよりもカープファンの方がやや多いくらいだった)。結果的には首位と最下位の差を思いしらされた試合だったが,9回までは何度先行されても追いつく熱い展開だったし,先発の小笠原投手も高卒1年目とは思えない良い球を投げていた。6回裏に追いついたときのエルナンデス選手と高橋周平選手の連続二塁打は素晴らしかった。采配も概ね妥当だったとは思う。たぶん大島選手か平田選手に1本ヒットが出ていれば勝っていたかもしれないが,ヒットを打てるかどうかは運もあって仕方ないので,そこは諦めるしかない。ただ,応援しながら見ていて,他の手もあるだろうと思ったときが二度あった。一度目は,7回裏ノーアウトから堂上直倫選手がツーベースで出塁した後,又吉投手への代打である。ベンチは谷選手を出してバントを狙わせた結果,空振り三振で,次の杉山選手に代打森野選手で四球だったわけだが,無死二塁からバントで一死三塁にするためにはサードベースマンに捕らせる,うまいバントをしなくては成功しないので(堂上直倫選手は俊足でもないし),ここは又吉投手への代打を森野選手にして勝負の方が良いと思っていた。それで結果として四球だったら,森野選手に代走として谷選手か阿部選手を出し,杉山選手はそのままでも良かった(そうすれば,延長に突入したとしても,経験の浅い木下捕手ではなく杉山捕手がホームを守り続けていたはずだ)。もともと杉山選手は得点圏打率が3割を超えているチャンスに強いバッターだし,俊足なので,ダブルプレーも食らいにくい。そうしていたら,最悪の場合でも藤井選手の二塁打で1点ではなく2点入っていただろう。あるいは,代打起用は仕方ないとしても,四球で出塁した森野選手に俊足な代走を出さないのはおかしいだろうと思っていた。そうすれば,仮に藤井選手の二塁打では判断悪くて帰れなかったとしても,次の大島選手のセンターフライでタッチアップからのホームインはセーフになっていただろう。これは結果論では無くて,回りにいたドラゴンズファンも,森野選手が四球で出塁した後で,代走だろ! と口々に言っていたから,まあ何かベンチ内でしかわからない理由があったのかもしれないが残念だった。二度目は延長10回表,松山選手に祖父江投手が四球を出した後の二死1,2塁で,左打者の田中選手に対して,岡田投手を出す手はなかったのかというところである。まだあと,小熊投手と田島投手が残っていたのだから,ここは勝負の投手リレーでも良いのではないかと思っていた。結局,祖父江投手は田中選手にはヒットを打たれ,次の菊池選手に勝ち越しタイムリーを打たれ,気落ちしたのだろうと思うが丸選手には押し出し四球,ここでも代えなかったので,次の新井選手には長打を打たれるだろうなあと思っていたら何と満塁ホームランで,続く鈴木選手にもホームランという(どちらもレフトスタンドの前の方に飛んできたので,近づいてくる打球を見るのが辛かった)最悪の展開になった。新井選手のグランドスラムで多くのドラゴンズファンは席を立ったので,回りがいっそうカープファンだらけになった中,一縷の望みを託して観戦していた10回裏もあっさり三者凡退で,悲しい思いをもって帰途に就いた。けれども,小笠原投手,又吉投手,福谷投手の粘り強い投球とか,堂上直倫選手と高橋周平選手のタイムリーヒットを見ることができたので,まあ将来への希望は見えた。まあやっぱり,次の監督を早く決めた方がいいということなんだろう。
- 復路,知念実希人『幻影の手術室 天久鷹央の事件カルテ』新潮文庫NEX,ISBN 978-4-10-180076-9(Amazon | honto | e-hon)を読了。海堂尊氏による「医療本格ミステリーの傑作です」というオビの通り,見事な本格ミステリだった。冒頭,まるで透明人間と戦って殺されたような準密室殺人が語られるプロローグに対して,何かSFかファンタジー的な説明だと興醒めするところなのだが,さすが天久鷹央シリーズで,実在するものだけを使ってすべての謎にきちんと説明がつく解決の見事さには唸るしかなかった。途中のさまざまなミスディレクション(わかりやすいやつから,ドイルやポーも使ったアレのバリエーションか? と思わせるようなミステリマニア向けのものまで)に脳内をかき混ぜられながら,最後に真犯人がわかってからプロローグを読み返すと,見える景色が180度逆になった。
- 帰宅後は神戸駅の成城石井で買ってきたゴーヤーチャンプルーとくるみパンで晩飯を済ませてから,メールの返事を打って眠った。
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