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【第1451回】 公衆衛生実習の日(2016年11月15日)
- 6:00起床。昨日の帰りに買ってきた巨大なプリンとコーヒーで朝食を済ませ,昨日の夕方気づいた締め切り過ぎ仕事の仕上げを慌ててやっている。2番か3番のバスで出勤予定。
- NHKニュースで,ジカウイルス感染症に起因する小頭症の発生は,これまでほぼブラジルに限られていたが,ベトナムでもホーチミン近辺で確認されたとの報道(参考:10月末のオーストラリアABCの記事。既にベトナム当局が発表してから2週間以上経っているのか。ベトナム当局の発表は,英訳は見つけられなかったがこれか? 改良されたという評判のGoogle翻訳の左ウィンドウに貼り付けてベトナム語を選んだら,日本語への訳では「軽微な頭部」,英語への訳では"minor head"という良くわからない言葉になったが,これがおそらく小頭症(microcephaly)への言及であろうと思われたので,発表日からみてもこれで間違いないだろう)。ということは,殺ボウフラ剤が添加された飲料水を摂取していた人が妊娠中にジカウイルスに感染すると発生する複合要因という説は否定されるわけか。それともベトナムでも殺ボウフラ剤の水瓶への添加をしているのか。
- 昼過ぎから実習指導をしつつ,時間があいたときにラボ消耗品・備品の整理と補充リスト作りとか,会計書類作りとか。一通り終わったところで20:30を過ぎていたので,今日も湊川公園廻りになる。
- 湊川公園のスーパーで黒糖フルーツ食パン半斤を買って帰り,ペッパービーフを挟んで晩飯の主食にした。めかぶ載せ冷や奴とキュウリとともに晩飯とした。予想以上に美味い組合せだった。
- 晩飯を食べつつ,いわゆる逃げ恥をつらつら見ていたら,最後の最後に驚きの展開が待っていた。冴えた脚本と演出といえよう。twitterのいわゆるホットワードランキングを見た感じでは,SNSの逃げ恥クラスタの人たちは大騒ぎだった模様。このドラマ,契約結婚という仕掛け自体は,東山紀之と柴咲コウが主演だった「○○妻」と同じだし,あのとき黒木瞳がやっていた役回り(柴咲コウの母親役だったが)は,石田ゆり子が演じているおせっかいな叔母さんに近いのだけれども,全然テイストが違うのは,主演の星野源と新垣結衣のホンワカとした感じも大きいが,脚本家がジェットコースター遊川和彦であった「○○妻」に比べて,「ラッキーセブン」や「重版出来!」でもユーモアセンスが光っていて「掟上今日子の備忘録」でも新垣結衣とタッグを組んでいた野木亜紀子であるのがポイントと思う。逃げ恥のユーモアセンスや遊び心は,まるで宮藤官九郎の脚本のようだ(まあ,沼田さんを演じていい味を出している古田新太がいるからそう感じるのかもしれないが)。
- 発売日は明日だったはずだが,Amazonから中島みゆきの曲をさまざまなアーティストがカバーしたライブをCD化した『歌縁』が届いた。収穫は満島ひかり「ファイト!」と安藤裕子「世情」と感じた。安藤裕子は声が良くて上手いので心に響くのだと思うが,満島ひかりの「ファイト!」の良さは一言では表現できない。満島ひかりは,Folder 5の一員としてデビューしたときはこんなに凄い女優になるとは思わなかったが,半分が語りで構成されるこの「ファイト!」は,ライブで聴いたら圧倒されるだろうと思う迫力だった。リトグリの『Colorful Monster』に入っている「ファイト!」に比べると,音程の正確さも声の伸びやかさも凄いわけではないのだが,独白体の語りから,一瞬撓めて歌に入ったときの戦う気持ちの高まりは,「中卒やから仕事を貰われへん」と書いてきた「あたし」,子供を階段から突き落とした女の薄笑いを目撃したけれども言えなかった「あたし」,目が年をとる「少年たち」,といった田舎から東京に出ようとする抑圧された昭和の若者たちの一人一人が生きようともがく姿を脳裏に浮かびあがらせ,自然に泣けてくるほどだった。この境地は全員が高校生のリトグリではまだ無理だな。けれども,戦うすべての人へのエールという意味では「小魚たちの群れキラキラと」が引き立つリトグリの歌いかたの方が普遍性をもっていて,元気になれると思う。どちらも素晴らしい。
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