Latest update on 2018年3月7日 (水) at 15:42:47.
【第1487回】 今日も講義とか(2017年1月16日)
- 6:00起床。風呂に入って身体を温めて目を覚まし,鶏砂肝と野菜をオリーブオイルで炒め,白いご飯と合わせて朝食を済ませ,グアテマラを淹れて水筒に詰めて出勤。晴れているが雪がぱらついている変な天気。
- 今日は午前中に院生の相談に応じ,午後一番で講義があって,夜にはミーティングといういつもの月曜。まずは講義資料の印刷から。
- 公衆衛生学の中でも精神保健は学生の関心が高いテーマなので,今日はミニレポートのできが良かった。
- 日本公衆衛生雑誌と週刊医学界新聞が届いていた。前者の巻頭に「個人情報保護法等の改正に伴う疫学研究への影響の懸念と要望について」という文章があり,2017年4月から病歴や検査データやカルテ情報のオプトアウト(研究概要について情報公開した上で研究対象者の拒否の機会を確保することにより,個別のインフォームドコンセントをとらないで済ませる方法)が認められなくなりそうだった事態に対して,学会として研究が停滞しないよう十分な配慮を求めたことが書かれていた。後者4ページの寄稿「改正個人情報保護法は臨床研究にどのような影響を与えるのか」には,昨年4月から文科省・厚労省・経産省合同で関連指針の見直しのための検討会が開催され,12月7日に見直し案がとりまとめられて,カルテを用いた研究は現行指針通りオプトアウトで実施可能になったと書かれていた。まだ正式な指針は公表されていないが,珍しくパブコメが有効に機能した例といえよう。新しい指針には個人情報の取得に関する「適切な同意」が必ずしもインフォームド・コンセントを意味しないという解釈も示され,「適切な同意」は簡便なもので構わないことが明らかになったそうなので,研究科の倫理審査委員会の審査もそれに合わせて直して欲しいなあ。指針が公表されたら提案してみよう。なお,週刊医学界新聞の記事には,『実際にはこの他にも「匿名化」の考え方や海外提供の際の要件など,新たな規定が指針の中には入っている』という気になる記述があった。ともかく一度読んでみる必要はあるなあ。
- ミーティングが終わってからも暫く仕事をしてから湊川公園廻りで帰宅。
△Read/Write COMMENTS
▼前【1486】(当然仕事(2017年1月14-15日)
) ▲次【1488】(会議で六甲往復しただけで疲れた日(2017年1月17日)
) ●Top
Notice to cite or link here | [TOP PAGE]