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【第1526回】 メールを打ってから査読と原稿直し,午後は西宮でホニアラ清掃草の根支援の報告会を聴いてくる(2017年3月8日)
- 6:30起床。メールの返事を打っていたら意外に時間が経ってしまったので,朝食も晩飯とほぼ同じで,ご飯に冷や奴とちりめんじゃこともずくを載せて麺汁を掛けただけで済ませた。
- リトグリのプロデューサー,吉田雄生さんが東京工科大学で2015年10月にゲスト講義をした際のインタビュー記事を読んだ。「自分の中では、リトグリが売れなかったらこの仕事を辞めるつもりでいました。」という気概が凄い。プロデューサーが,「初めの頃は、ソロで売りたいとか、この中で一人でも売れればいいという思いもありましたけど、今は、例えばワン・ダイレクションみたいにこの6人じゃないと成立しないものができたかなと思っています。」というからには大丈夫だろう。この話が『好きだ。』の頃で,それからリトグリの6人は更に飛躍的な成長をして武道館を満員にするところまで行ってしまったわけだが,まるでPDCAサイクルのように螺旋状にステージアップさせていく戦略をとっているということだから,現在の段階では既に世界展開を戦略的に進めているはず。
- 大塚製薬カロリーメイトのキャンペーン「卒業メイト」の動画がYouTubeで公開された。意外にリトグリ自身も長く登場している青春フォトグラフバラードバージョンは素晴らしいMVになっていて,どこかの高校の卒業式で撮られたと思しき若さの結晶が光り輝いているオリジナルの青春フォトグラフMVとは別な良さがあった。
- 昼から甲東園へ。LeafというNPOがソロモン諸島でやってきた3年間のJICA草の根プロジェクトによるホニアラ環境美化活動(New 3R)の報告会。大変興味深い報告だった。今後のフォローアップ活動が大事。今後,他の都市にも広げていくという話はあったが,Honiara City CouncilとG. Prov.の連携がうまくないのでガダルカナル島内のTetereより東とかWhite Riverより西とかに広げるのは難しいらしい。そこなんだよなあ。あと,New 3Rとして当初掲げた,再資源化できるものは輸出元の国にReturnしてRecycleしてもらうという発想は,ペットボトルについてのみ分別回収して圧縮まではできていることがわかったが,資源として売れるルートまではできていない感じだった。
- 今日もWBCを横目で見ているが,オーストラリアの投手陣はキューバより数段良いなあ。今の侍ジャパンの調子では簡単には打てなそう……と思っていたが,中田翔選手のソロホームランと筒香嘉智選手のツーランホームランは流石だった。あとは千賀投手の球が凄まじい。このまま行けば勝てそうな感じ。湊川公園廻りの終バスで帰宅し,豚肉と白菜を煮込んで湯を切ったおかずと白いご飯で晩飯。
- リトグリが4月5日に東京ドームで行われる<美空ひばり生誕80周年記念 だいじょうぶよ、日本!ふたたび 熊本地震・東日本大震災復興支援チャリティーコンサート>でカバーする曲が「リンゴ追分」と発表されたので,これまでのカバーを検索してみたところ,このブログエントリで紹介されているDon DrummondやYusef LateefによるJazzカバーにも味があり,EGO-WRAPPIN'のスカっぽいカバーも素晴らしかった。実はかつて日本コロムビアから,リンゴ追分・これくしょんというコンピレーションが出ていたが品切れで,新品は言うまでもなく中古の扱いもどこにもないのが残念だった。入手した人が気に入って中古市場に出てこないのだろう。TSUTAYAのレンタルはあるが,音源のダウンロード販売もされていないようだ。もっとも,moraでリンゴ追分を検索したら,さまざまなカバーが見つかったので,いろいろ買ってしまった。UAは3パタン出していて,中ではDISCO STYLEがレゲエっぽくてUAの声が生かされたアレンジだと思った。吉井和哉はブルージーなロックだったが語りを入れてきたのが刺さった。サザンオールスターズと山崎ハコは,かなりオーソドックスなカバーといえようか。サザンオールスターズ版は桑田佳祐のソウルフルな歌唱が迫ってくるが,ピアノと管とパーカッションの演奏は凄くクールで,終わるのが惜しかった(もっと長く演奏を聴いていたかったという意味)。また,山崎ハコがストレートな歌唱でオリジナルにかなり忠実なカバーをしていて,素朴な感じの自然で感情のこもった語りを入れてきたのはぐっときた(エンディングは予想外だったが)。上妻宏光の三味線をバックにして由紀さおりが歌うバージョンは民謡風だがどことなく上品でもあり,かつ良く聴くと東北っぽい情念も感じられる名演。インストではピアノとチェロのデュオであるアウラ・ヴェーリス,パーカッショニストのはたけやま裕,ヴァイオリンの幸田聡子,尺八の藤原道山,フルートの増田景子,ピアノの大西順子を買った。アウラ・ヴェーリスはチェロの低音の響きに持って行かれる。さすがに姉妹デュオだけあってピアノとのバランスも良い。幸田聡子版はヴァイオリンの音色にも聞き入ってしまうが,それに絡むピアノに色気があって絶妙。はたけやま裕版はハイレゾを買ったが,様々な楽器を駆使して演奏されており(ウドゥ,ダラブッカ,カホン,ウェーブドラムなどを使っているそうだ),パーカッションの終盤の盛り上がりが凄いけれども,そこからエンディングに向かうクール・ジャズっぽい展開はあまりにも格好良い。大西順子版はVillage Vangardでのライブで演奏時間が20分半もある大作でインプロヴィゼーションが長く,これはこれで良いのだが,独特な作品。増田景子版はフルートの切れ味が良いばかりでなく展開にも意外性があり,素晴らしい演奏だった。
- さてこういった素晴らしいカバーがなされている「リンゴ追分」だが,リトグリに何を期待するかといえば,まず伴奏は三味線が最高なので,今からで間に合うかどうかわからないが,例えば遊郭ディスコの川嶋志乃舞さんと共演して欲しい。その上で,「りんごーのーはなーびらがー かぜーにーちったよなー つきよにー つーきーよーにー そっと えーー」の部分を一度目はアサヒのリードで昭和歌謡っぽく歌い,二度目は同じメロディをかれんとmanakaでUAのDISCO STYLEかEGO WRAPPIN'みたいなスカっぽい感じで歌いつつMAYUに上でハモって欲しい。そこから三味線インプロヴィゼーションを入れた後で一瞬の無音,そこから「津軽娘は泣いたとさ,辛い別れを泣いたとさ」のところを芹奈と麻珠のリードでアカペラで演って欲しい。そこから最初と同じフレーズを再び,今度は6人でフェイクを自在に入れつつ6人とも違う音を出すハモりを展開して終わるというのはどうだろう……と,勝手に妄想してみたが,たぶんこんな想像は軽く超える演奏をしてくれるんだろうな。
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