個別鵯記

【第1724回】 会議と実習と／『勝手にふるえてろ』／『SOAK』／『月刊トレーニング・ジャーナル』1月号等（2017年12月12日）

• 7:30起床。ご飯に明太子と高菜を載せて朝食。六甲に出勤し，会計係長とともに学内ネットワーク関連の説明会を聞いた。いろいろ質問し１つ要望を出した。ルータ逆差しで起こるネットワークトラブルはプライベートセグメントにしても完全に防ぐことはできないが，どのポートでトラフィックが異常になっているかは情報基盤センターでわかるようになるはずなので，自動的にポートを停止してくれるとのこと。復旧プロセスは未確定とのことだが，そういうインシデントが起こった場合は自業自得だから多少の不便は我慢してもらおう。しかしクライアント用プライベートセグメントをいくつどのように設置するかは構成員全員の希望を聞かないと決められないし，そのためにはこのネットワーク話を教員全員に説明しなくてはいけないということか。考えるだけで面倒。
• アカデミア館の前のカフェテリアで昼食を食べてから名谷へ移動。途中で，綿矢りさ『勝手にふるえてろ』文春文庫，ISBN 978-4-16-784001-3（Amazon | honto | e-hon）を読了。近々松岡茉優主演の映画が公開される予定になっている物語の原作本。より実験的な「仲良くしようか」という作品も収録されていたが，表題作はいろいろな意味で過剰なヒロイン，ヨシカの言動に笑わされつつも切ない気持ちにもさせられる，比較的わかりやすい佳作だった。松岡茉優がどうヨシカを演じたのかが楽しみなので，これは映画も見に行くしかあるまい。
• 4限と5限には公衆衛生実習のプレゼンファイルの提出があるはずなので，E501で待機しながら溜まっている仕事を片付けよう。
• プレゼンファイルの提出を受け付けたり，解析方法を説明したり，院生の相談に乗ったりしながら，明日の教員会議でネットワークを説明するための資料を作って会計係長に送信し，某査読仕事を済ませてからメールの返事を打ったら18:00になったので研究室に戻った。明日は研究科の忘年会だし，週末は東京から長野に行かねばならないので，木曜と来週月曜の講義準備をしておく必要がある。
• NEGOTO『SOAK』が届いた。これもプレイパスは付いているがリッピングしてAXON MINIに入れた。実にねごとらしい，ハイトーンヴォイスと電子音がキラキラした音楽。ボーナストラックの「空も飛べるはず」が凄く良かった。SOAKというのは英語で浸すとか浸るとかいう意味があるのだけれども，音楽に浸るという意味だろうか。何だか職業病で，ソークという音からは不活化ポリオワクチンを発明したSalkを思い出してしまうのだけれども，たぶん発音はsoakは二重母音でSalkは長母音で違っているだろう。もう一つ連想したのは石鹸のsoapで，そういえば30年以上前にSOAPというコーラスグループがいて，Harmotopiaという大傑作アルバムを1枚だけ発表していたことを思い出した。LPを買ってカセットにダビングしてWalkman DC2で毎日のように聴いていた記憶がある。「新宿トランスファー」とか格好良かったなあ。実はCDにもなったらしいが既に廃盤で入手できないのが残念。ソニーグループのエピックレコードだったのだから，moraで配信販売してくれないだろうか？　……と思ったら，Harmotopiaはなかったが，新宿トランスファーは配信販売していた。買ってしまいそう。
• 『月刊トレーニング・ジャーナル1月号』が届いた。いつもありがとうございます＞Aさん。表紙はフィギュアスケートの樋口新葉さん。特集は「予測に基づく対応」ということで，最初の記事「最終的な身長を予測する」は，身長の伸びの速度の変化について多角的にアプローチされていて面白かったが，今ひとつ予測方法の中身がわからなかったのがモヤモヤする。しかし，この記事の取材先の星川さんが使っているというAUXALというソフトはシングルライセンスで500米ドルもするのだな。単純にデータに対して非線形のフィッティングをするだけならRで無料でできそうな気もするし，そのためのパッケージを作っている人もいるんじゃなかろうか。もっとも，思春期スパート立ち上がり年齢までのデータだけではPHAやFHAまでの予測はありうるパタンのデータベースがないと難しそうだが，それがBTTモデルとかJPA2モデルなのか？　と思って検索して見つけたこの論文なんかにざっと目を通した感じではそれっぽいな。これならそんなに難しい式ではないから，Rで非線形回帰のコードを書くことも難しくないように思うが……。
• Environmental Healthと公衆衛生学の講義資料を作ったら21:50となり，湊川公園廻りの終バス2本前で帰宅。
• リトグリ芹奈とかれんがいた大阪のスクールの取材番組か何かのYouTube動画で9歳頃のパフォーマンスを見ることができるが，天賦の才と思われる素晴らしい歌とダンスだけではなく，その後の努力でドラムもキーボードもギターも作詞作曲もすべてできて，英会話もできるという，もう天才としか言いようがない中学生アーティスト大山琉杏さんが（外見的にはちょっと松岡茉優に似ていて賢そうな感じで，意思が強そうな目が印象的），RUANNという名前でNHKアニメ「三月のライオン」のエンディングテーマを担当することが決まったというニュース。楽曲は配信販売されるらしい。
• 久々にドラゴンズの情報をチェックしたら，ゲレーロ選手の退団と日ハム大野捕手をFAで獲得することが決まったそうだ。ゲレーロ選手の抜けた穴を埋めるには，福田選手が今年後半の活躍を通年してくれて，平田選手が怪我から復活して，高橋周平選手が覚醒してくれないといけないが，それほど無理な話ではないと信じている。

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