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【第13回】 大学院情報交換会の後,京都へ行く日(2012年4月14日)
- 6:00に起きて昨晩作ったおかずで朝食。昨夜は作るだけにした方が良かったかも。大学院情報交換会というイベントをやるので今日も出勤。昼にそれがおわったら京都へ行く予定。20年ほど前に稲森財団の研究助成金をいただいたことがあるのだが,毎年の授与式に招待状が来るのだ。これまでは遠かったので参加できなかったが,今年は久々に参加することにした。
- 稲森財団といえば京セラだが,PORTUSが発表されたというのに,WX04Kの発表はまだだろうか。とても期待しているんだが(とはいえ,Willcom03は素晴らしい機械だと思うし,W-SIMも便利なので引き継いで欲しかったところ)。
- 使っている部屋のカーテンの付け替えをしたり食器洗いをしていたら時間がかかって,平日より15分遅い始発バスには乗れなかった。次のバスは8:02なので,いったん部屋に帰ってきた。バス停から近いと,こういうときは救われる。もっとも,バスの本数が少ないために待ち時間が長いのがそもそもの問題ではあるわけだが。
- 情報交換会ではTAのお願いをすることができたのでOK。留学生の院生室継続使用について会計係に確認しなくてはならないことがわかった。
- 研究室から盛和スカラーズソサエティ総会会場のグランドプリンスホテル京都までは2時間強だった。JRも京都の地下鉄もPiTaPaで乗れて便利だった。記念講演は気象予報と気候変動予測の話で,テクノロジーの進歩に伴って予測精度がMooreの法則のように上がっていくけれども,タイムスパンが長くなると,本来がカオスであるために予測幅が広くなってしまう(けれどもシミュレーションによって幅は示せる)というのは尤もだと思った。NASAが公開しているISSから地球を見た動画がYou Tubeで公開されているとしてプレゼン中で紹介されたのだが,ため息が出るほど美しかった。これは後でダウンロードしておくしかないな。懇親会ではベトナムのe-Wasteからの重金属汚染の健康影響という研究課題で助成金を受けた方と話をしたが,非常に面白そうだった。講義で紹介したいので,とお願いして,詳しい資料をメール添付で送っていただけることになった。このことだけでも参加した甲斐があった。他にもいろいろ収穫の多い京都であった。
- 余裕があれば名谷まで戻る予定だったが,土曜のバスダイヤでは,いったん名谷に戻ると終バスが危ないと思われる時間だったので直帰した。
- いろいろなところでEZR本が紹介されているのを目にしたが,そういえばご恵贈御礼がまだだった。神戸に来てすぐ,著者の神田先生からご恵贈いただいたのだった(ありがとうございます>神田先生)。dagboekでは「Rcmdrのプラグイン?」と書かれていたが,プラグインとして作られているのではなく,Rcmdr自体を大幅に改造して作られていて,たぶん分離はできないと思う。少なくともWindows版は,R本体まで含んだインストーラになっていて(だから,この形ではたぶんCRANには入らないだろう),作業ディレクトリの設定なども含めて,とりあえずデフォルトのままで良ければ,何も考えなくてもインストールが完了し,起動アイコンをダブルクリックするだけでR本体と同時にEZRまで起動するように作られている。元々のRcmdrのメニューも「標準メニュー」として残っているが,通常は「アクティブデータセット」というメニューでデータハンドリングし,「グラフ」で様々なグラフを作り,「統計解析」というメニューで日常的に使う解析はほぼ網羅された医学統計解析ができるようになっているので,操作体系はRcmdrからほぼ独立している。EZR本は,たんなる操作マニュアルではなく,解析方法の仕組みや意味まで書かれているので,医学統計演習の教科書として使えると思う(学生に買わせるにはやや値段は高めだが,このボリュームなら仕方ないところか)。自分がいなくなった後の群大の統計演習は,この本をベースにしてやってもらうことになっている。
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