個別鵯記

【第65回】 六甲台で公衆衛生学特講をやってから名谷に戻って倫理審査を受けた日（2012年6月14日）

• 午前中は六甲台で公衆衛生学特講。今日は学生に宿題を課してあって，割り当てられた国の保健医療システムを紹介することにしておいた。トップバッターはインドネシアからの留学生で，インドネシアのシステムを紹介して貰ったので詳しい話が聞けて良かった。次は日本人の院生の一人に日本のシステムを紹介して貰ったが，いろいろ細かい議論をしていたら12:00になってしまった。医療保険制度の被用者保険のところでself defense forceの制服組だけは別制度であることとか，保健所と保健センターの配置と役割の違いとかを英語で議論していたわけだが，保健所と市町村保健センターを英語で呼び分けるのが難しかった。Health CenterとMunicipal Health Centerでは，とくに口頭では混乱しがちだ。
• 残るはフィンランドとベトナムとUSAとモザンビークだが，なんだか，もう少し系統的にやれば簡単なレビュー論文が書けそうな気がしてきた。
• 学食で昼を済ませてから名谷キャンパスに来て，15:30頃に倫理審査が終わった。書類提出を慌ててやったため不備があって申し訳なかったが，いろいろご指摘いただいたので，それらにaddressすれば何とかなりそうな感触であった。
• その後，留学生が国際学会で発表することについてのトラブル解決のために手を打っていたら20:00近くなった。講義準備の続きは明日にしよう。
• 中西準子さんの雑感が更新され，原田正純医師への追悼文が載っていた。

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