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【第1456回】 朝から出勤して仕事(2016年11月20日)
- 6:00起床。パスタとキャベツとピーマンとヴルストを茹で,トマトバジルソースを掛けて朝食を済ませ,ブラジル・プリマヴェーラ農園のコーヒーを淹れて水筒に詰め,8:00のバスで出勤。
- 公衆衛生実習のグループ実習の作業をやりに来た学生からの電話を待ちながらメールを読み,返事を打つ朝。10:00前に学生からの電話が入ったので建物の入口を開けに行った。その後少しだけ実習の様子をみて質問に答えてから,Wer-J専門委員の仕事を進めている。
- 昼はみかんと自販機で買ってきたパンで済ませ,16:30までかかってWer-J専門委員の仕事が終わったのでメール送信。その後,国際保健医療学会の第35回西日本地方会のサイト構築とメールシステム構築を夜まで。19:00過ぎに帰途に就いた。湊川公園廻りで20:00頃帰宅。家でもメールで連絡を取ったり遅れているお詫びをしたり。仕事が多すぎる。
- 昨日メモした「Girls Be Free」のMV絡みで,勉強することの意義について若干追記しておくと,いろいろなことを知っている方が世界が豊かに感じられる(それゆえ,それだけ人生が楽しくなる)というのも大事なポイントかと思う。そういう意味で,当該MVに約4ヶ月前に付けられたb4itis2lateさんの涙の沸点についての考察コメントは,化学で習う,沸点上昇Δtが溶液の質量モル濃度に比例するという原理を使っていて大変面白い。ただ,Epidemilology: An Introduction的にいえば,海抜ゼロメートルというか1気圧において,という制約をつけなくてはいけない。Epidemiology: An Introductionに例示されているように米国のコロラド州デンバーにいけば水の沸点が100℃よりずっと低いので,涙の沸点も100℃より低くなるはずだ。ボリビアの事実上の首都ラパスならば富士山頂レベルの標高だからもっと低くなる。もっとも,大気圧と沸点の関係を示す蒸気圧曲線は,その名の通り直線でないから計算が難しいので,とりあえず大気圧が1気圧の条件で考えれば比例計算だけでいける。ただし,水のモル沸点上昇は0.52 K・kg/molなのだけれども,涙の成分は変化するし個人差もあるし,ちゃんと計算しようとすると意外に難しい話になるかもしれない。たとえば,人工涙液のうるるバランスに容量濃度で示されている成分で計算すると,だいたい0.4Mくらいなので,100.2℃という計算になる。同じやり方で,もし涙の成分が0.9%食塩水だったらと思って計算すると,NaClはNa+とCl-に電離するから100.16℃くらいになると思う。「0.5℃上げるのに5.8%」と言われている,というのは塩化ナトリウムが水に溶かしたとき電離することを考慮していない話だろう(だから比例計算で得られる沸点上昇の推定値が半分になってしまっている)。b4itis2lateさんは「永遠に」のライブ動画への詳細解説コメントも読み応えがあったので今後もそういうマニアックなコメントを期待したい。
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