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【第1883回】 累積業務をこなす日(2018年7月6日)
- 6:55起床。生パスタを茹で,ナスとピーマンと鶏ササミとオリーブの実をオリーブオイルで炒め,マリナーラソースを掛けてさらに少し炒めてから湯を切ったパスタを絡めて朝食。美味。これでだいたい生鮮食材を食べ尽くしたので,今日はどこかのスーパーに寄って食材を買って帰らねばならない。
- 交通機関が動いていないことなどから,結局保健学研究科/医学部保健学科も今日は休講になったそうだ。
- 『世界はあなたに笑いかけている』のカップリング曲がダンスナンバーの「青い風に吹かれて」(7月3日のCBCラジオのナガオカ×スクランブルでフルバージョンが流れたのでradikoプレミアムで聴くことができた)と大阪城ホールライブで大阪をテーマにした曲を,というMBSテレビの番組「ちちんぷいぷい」の企画でメンバーが作詞した「My Home」ということは既報だが,「My Home」は「明日へ」に次ぐ2曲目のメンバー作詞曲であり,故郷を思う素晴らしいバラードである。故郷を歌った名曲は数多あるが,例えば太田裕美「木綿のハンカチーフ」は,都会に出た男が故郷に残してきた彼女と別れ故郷も捨てることと,捨てられた彼女の男への未練と訣別を歌った曲で,高度経済成長期の典型ともいえるシチュエーションだし,そのアンサーソングとも言われた「赤いハイヒール」は,都会に出て頑張ったけれどもやがて目の輝きを失って故郷に帰ることを決めた女性の歌で,やはり都会にキラキラ感を求める感性は共通している。あの頃の曲はだいたいそうで,「津軽海峡・冬景色」も,東京でつきあっていた男と別れてたぶん北海道の故郷に帰るために連絡船に乗る女性の歌で,華やかな都会に対比される故郷のイメージは温かいけれども地味で暗い感じがつきまとう。けれども「My Home」は全然そうじゃなくて,むしろ関東出身の女性が大阪の男性と付き合うことで大阪の良さを知ったというドリカムの「大阪LOVER」へのアンサーソング的な意味で,東京で頑張っている(芹奈,MAYU,manakaは大阪生まれ大阪育ち,かれんは静岡生まれ大阪育ち,アサヒは北海道生まれ北海道育ち,と,誰も東京出身ではない)リトグリが,遠きにありて思う温かい故郷(を代表する)大阪の良さを思い出すという歌で,そこには地味さも暗さも欠片もない。これほど正面から郷土愛を歌った歌は,高野辰之さんが故郷である長野県中野市を思って作詞した唱歌「故郷」くらいではなかろうか。「My Home」をシングルCDのカップリングにしてくれたのは(予想通りではあったが)嬉しいので,運営に感謝したい。
- グローバル教育委員会で派遣・受入される学生対象に実施する質問紙の内容について検討中なので,たくさんコメントした。その関連で1つここにもメモしておくと,Cultural Competenceの自己評価質問紙というのは世の中にたくさんあって,例えば医療人類学の第5回講義資料に掲載したCultural Awarenessのチェックリスト+αのでも良いし,包括的に尋ねる長いものもあるし,簡単に答えられる短いものもあるが,いずれにせよ,直接尋ねることはできない構成概念なので,複数の質問項目に対する回答から合成得点として得るしかないのが現状だと思う。1つだけの項目で尋ねるのは無理。ただ,鄭君が開発している道徳次元評価が応用できそうな気もするので,将来はスマホアプリが登場する可能性もあると思う。
- 昨日までにtweetしたことのうち重要な話を以下2点採録。
- 腕に装着するだけで摂取カロリーの推定ができるというリストバンド型デバイスGoBe 2について,どういう仕組みか気になるというtweetをしたらこういう返事があった。英語版の比較的詳しい説明では,体温は測らず(従って,DIT/TEF/PPTGを測ることはせず),非侵襲でグルコース濃度を連続モニタして,同時にインピーダンスを測って推定すると書かれていた。が,原著論文がなくて,詳細は企業秘密と書かれると残念。ラオス農村部のように蒸籠で蒸した餅米を大きな器で供し,そこから手づかみで一握りとってはおかずを付けて食べるという食事をするところだと自記式も24時間思い出しも頻度質問紙も秤量も含め,既存の調査方法がどれも非常に困難だが,そこをクリアできる可能性があるので,エネルギー摂取調査のブレイクスルーをもたらす可能性があるのに,原著論文がないのは非常に痛い。せめてもう少し詳細な情報を公開してくれないだろうか? 「複数あるセンサーで摂取のグルコース変化と燃焼のグルコース変化が異なる事をカルフォルニア大学との研究で確認しております」の発表先とか。
- 北野坂にPeanutsのホテルがオープンするという話を松本隆さんがtweetされていたので,https://www.peanutshotel.jp/が公式サイト。気軽に泊まれる値段ではないが,PEANUTSファンには(すべてのバージョンの開発コード名の出典がPEANUTSなRファンにとっても)魅力あるとtweetした。
- 人間の寿命の限界はまだ見えない?という記事は,原著論文のdoiが示されているのが素晴らしい。ぼくはそもそもセンテナリアンの平均余命の追跡というアプローチ自体に懐疑的で,雪崩モデルが想定している老化と死亡のメカニズムが正しいとすれば,ヒトの生物学的最高年齢は(極値分布に従う外れ値のような更新はあるかもしれないが)延びないと思う。でもこういう記事は貴重。
- 一昨日の夜だったか,コンビニで見掛けたニューズウィーク日本版の特集が「2055年危機:100億人の世界」だったので衝動買いしたのだが,東洋経済ONLINEにニューズウィークの編集部が紹介記事を書いている。
- ああ仕事が進まない。とりあえず月曜まで講義はないので,査読と校正とミニレポート評価と原稿書きの中では,査読からやるべきであろうなあ。実はもう1つ海外から査読リクエストが来ているのだが,まだ引き受けるかどうか返事をしないでいる。他の仕事の進み具合で返事を決めるつもり。
- 来週末の出張手続きをしてから宿を探したら意外に高いところしかなかったので困っている。とりあえずお伺いを立ててみた。ふと月曜の講義の改善案を思いついてしまったので,査読を途中で放り出してそっちを優先中。今回のトピックでマイクロプラスティックによる海洋汚染に触れないのは片手落ちだろう……ということで,新しい資料。
- ドラゴンズは今日からナゴドなので雨でも試合はあるかと思ったが,スワローズの用具到着が遅れたという珍しい理由で試合中止。
- 会議資料や講義関係でログイン必須のグループウェアKUICが,これまでFirefoxにもEdgeにも非対応だったため,IEを使わねばならないのが大変鬱陶しかったのだが,さっき,8月17日〜20日にかけて更新作業をするという連絡が来た。対応OS,ブラウザを拡張するということだから,さすがに今度はFirefoxにも対応してくれるだろう。
- 名谷からひよどり台に直通のバスは大丈夫そうだが,湊川公園廻りとかだと土砂災害警戒区域を通るなあ。直通があるうちに帰ろう。神戸市提供の地図をみると,新神戸駅の辺りは土砂災害警戒区域だらけなので,引っ越し先として考えていたが二の足を踏む。むしろ県庁前辺りが土砂災害警戒区域もなく,津波の影響も受けなそうなので安全性という点からは良さそう。問題は手頃な物件があるかだな。
- 出張先の宿の問題は解決した。相談して良かった。19:00を過ぎたのでそろそろ帰途に就こうかと思う。
- というわけで,最終の1本前の直通終バスに乗ったのだが,物凄い渋滞で全然進まない。普段は10分くらいで着くのに,40分経っても半分くらいしか進まない。結局1時間くらい掛かって着いたら,すぐ後ろに終バスが追いついていた。これならもう少し仕事をして終バスに乗ってくれば良かったと後悔したが,その予想は不可能だったから仕方ないよな。
- AFPBB Newsについてtweetしたが,FERTINUTSというプロジェクトがあるんだな。しかし学会発表レベルでニュースにするような内容でもないと思うが。
- 「TEAM BEYOND」PR映像 車いすテニス観戦編(90秒)がYouTubeに載っているのだが,これは凄い。ガオラー必見。Love to the worldの入りが実に感動的だし,車いすテニスの船水梓緒里さんの練習風景やリトグリの練習風景が泣ける。ベタと言えばベタな構成だがパフォーマンスが凄い。
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