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鐵人三國誌・アーカイヴ

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目次

【第2回】 R-3.5.2リリースの日は4コマ講義とミーティング(2018年12月20日)

R-3.5.2リリース

予定通り,R-3.5.2がリリースされた。主に細かなバグフィックスらしいので,日常使用には影響なさそうだ。まあ,暇をみてアップデートすべきだろうが,某原稿を仕上げるまでは手を付けない方が安全な気がする。

以前わからないと書いたコードネーム"Eggshell Igloo"の出典は,R-bloggersの記事によると,これこれだろうとのことだった。

どちらも,オスマー先生が卵殻でイグルーを作るから持ってきてねと言っていたのに忘れてしまったライナスがチャーリー・ブラウンと交わす会話からなっている。1回目は,Igliを作るんだというライナスに対して,Igli? とチャーリーが尋ねると,複数形さ,One Igloo,Two Igli, ...とライナスが答えるのが落ちになっていて,2回目はイグルーの村を作るとオスマー先生が言っていたのにまた忘れてしまったから怒るだろうなあ,何せ彼女は先生と呼ばれるよりも教育者と呼ばれるのが好きなほど真剣だから,というライナスの言葉で終わっている。

しかし,この話は続きがあって,このブログ記事(今まで食べた中で一番美味しい塩風味のカラメルブラウニーの作り方を説明しているのだが,最後にPeanuts!のことも忘れてないよ,と言って卵をたくさん使って,ライナスが忘れた卵殻,という写真で締めている)から,さらに2つの話が追加されていることがわかった。これ(今日も卵殻を忘れたからオスマー先生激怒だよ,青ざめて泣いていて,病気にならなければいいけど。学校の先生があんなにデリケートな装置だなんて知らなかったよ,とチャーリーに語るライナス)とこれ(見てよチャーリー,とうとう忘れずに卵殻を持ってきたよ,これでオスマー先生がぼくたちにイグルーのすべてを教えてくれるよ,とはしゃぐライナスに対して,1コマの無言の間を空けて,今日は土曜日だよ,と返すチャーリー)である。

しかし,実はまだこの話は終わらない。リンク先のサイトで右向き三角マークをクリックすると続きが読めるのだが,あんたと先生と卵殻の話っていったい何なの? とツッコむルーシーに対して,ぼくが卵殻を忘れ続けるから先生が激怒するんだ,とライナスが説明し,それってあんたみたいね,あんたほど時計みたいに定期的に物忘れできる人,他に知らないわ,とルーシーが言って,ああそうか,ぼくって機械みたいに考えてるんだと思うよ! と妙に納得するライナスの話を挟んで,再びチャーリーとライナスの会話に戻って,可哀想なオスマー先生,今日も卵殻を忘れて怒らせちゃったよ,というライナスに,本当に怒ってたの? とチャーリーが聞くと,手に持っていたチョークが投げられたとき,ライフルみたいな音がしたんだ,と答えてみたり,可哀想なオスマー先生,毎日心配事が増えていってるみたいだ,といろいろ理由を挙げるライナスに,それに卵殻もね,とチャーリーがツッコみを入れて,そう,卵殻もだね,とため息をつくライナスで終わってみたり,本当にライナスみたいな生徒がいたら小学校の先生は大変だろうなあと,顔も出てこないがオスマー先生には同情せざるを得ない。

とうとう,今夜はルーシーが見ててくれるって言ったから安心だと言ってベッドに入ったライナスに,最後のコマで「卵殻忘れないでね!」とルーシーが大声で叫ぶ回を挟んで,やっと卵殻を持って行ったらオスマー先生がいなくなっちゃったんだ。彼女結婚するんだ。卵殻の件はもっと深い問題の表れ(manifestation)だったって,ぼくはわかってたよ,とチャーリーにまくしたてるライナスという意外な展開に至る。その次の回がたぶんこの一連の話のオチなのだが,何やら箱にリボンを掛けているライナスに対して,「何してるの?」とルーシーが尋ね,「結婚祝いのプレゼントを作ってるんだ」とライナスが答え,「あんたにしちゃ気の利いたことするのね。中身は何なの?」と尋ねたルーシーに対して,「卵殻入りの箱(box of egg shells)だよ!」というライナスで終わるという,わかったようなわからないような話である。R Core Teamがどういう意図で付けたコードネームか知らないが,もしかすると,a manifestation of deeper problemsであると言いたいのか? と考えるとちょっと怖い。

4コマ講義とミーティング

木曜日は例によって1限から4限まで六甲台の国際協力研究科の建物で講義をし,6限の時刻にはミーティング,という大変疲れるスケジュールであった。修論を出す院生が3人いるのだが,今日のミーティングそのうち1人の,カンボジアでタイ肝吸虫(O.v.)の感染経路と考えられる生魚の摂食について調べてきた院生による経過報告であった。ここの修論のハードルはそんなに高くないのだが,それでもまだ前途多難な感じであった。おそらく暮れも正月もなく論文作成をしなくてはならないだろうが,一生のうち一年とか二年とかそういう年があることは,もしかすると得難い体験かもしれないので,前向きに考えて全力を尽くしてもらいたい。

(list)

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