【第177回】 洗濯をしてから出勤（2019年8月16日）

• 7:30起床。台風は概ね去った感じ。寝汗がひどい。
• 浴槽に湯を張って入浴後，洗濯をしながら朝食を取る。
• Rothman and GreenlandのPlanning Study Size Based on Precision Rather Than Power.は，ごもっとも，という感じだな。RothmanとGreenlandというModern Epidemiologyの著者のうち2人は，p値による帰無仮説の検定という方法論を否定する以上，サンプルサイズの計算も検出力ではなく信頼区間に必要な精度に基づくべき，と論じるのは当然。サンプルサイズの話，講義テキストでもこれを取り入れる必要があるかも。
• 洗濯時間かかるなあ。
• 漸く洗濯が終わったので名谷キャンパスへ出勤しよう。珈琲豆が尽きたのでキャリーコーヒー経由で行くかな。
• 人口学のページの人口ピラミッドの作り方と，RでGraphicsの人口ピラミッドは統合すべきだな。
• マンデリンとグアテマラを200 gずつ買って，グアテマラは研究室においておくため，挽いて貰った。ついでに須磨海岸を見てみたら，風と空と日射しは気持ちいいのだが，その強風と高波のために遊泳禁止になっていて，観光客は気の毒だった。
• 朝触れたRothman and Greenlandの論文だが，大学に来ても原文はダウンロードできなかった。が，precisionに基づいてサンプルサイズを計算するパッケージpreciselyをGitHubで公開している方がいらした。まさにRothman and Greenland (2018)に基づいて作られたと書かれている（Vignettesが大変有用）。Clinical Microbiology and Infectionの今年7月号のEditorialは，Rothman and Greenland (2018)を引用して，検定をするとき以外でも十分な精度で指標値を得るためにサンプルサイズ計算は必要と言っている。
• ところで，Dr. Rothmanの最近の論文リストを見ていたら，かなり出生力や妊孕力の研究にコミットしていることに気づいた。2013年のデンマークでの受胎確率論文以降も継続的にやっているようだ。とりあえず目に付いた物をメモしておく。
• Iron Consumption Is Not Consistently Associated with Fecundability among North American and Danish Pregnancy Planners.(PubMed)は，Medical Xpressに解説記事が載っている。
• Female sleep patterns, shift work, and fecundability in a North American preconception cohort study. (source)は，北米女性の睡眠パタン，シフトワークと受胎確率の関係についての前向き研究。
• Prospective study of cigarette smoking and fecundability. (source)は，北米女性の喫煙と受胎確率の関係についての前向き研究。
• Fecundability among Danish women with a history of miscarriage: a prospective cohort study. (source, BMJ Open)は，デンマーク女性の流産と受胎確率の関係についての前向き研究。
• サマソニのyoutube中継を聴きながら仕事をしているが，Bananaramaは懐かしかった。リトグリは録画で一部流れただけで，しかも映像と音がズレていた。パフォーマンスは悪くなかったが（たぶんマイクの音量バランスが普段と違うのか，不思議なハモリになっていたとはいえ）。
• 今日のドラゴンズとスワローズの試合はBSでテレビ中継があるのだな。1回表にいきなり2本のツーランホームランが出て4-0でリード中。その後いろいろピンチもあったが4-2で勝ちきれて良かった。
• その間に某査読を終わらせてメール送信した。しかしまだ博論チェックと採点と問題作りが終わらない。あ，書類を作って捺印する仕事もあったのだった。
• preciselyパッケージについて英語でtweetしたらDr. RothmanがRTしてくれた。Wow!

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