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【第472回】 日本人口学会関西部会(2020年8月8日)
- 6:00起床。77.55 kg。
- 今日は7:30開場,8:00スタートで,3月から延期されてオンライン開催になった,日本人口学会の2019年度の関西部会。
- 14:00まで充実した歴史人口学と人口地理学の交点というか,過去の資料に基づく人口移動の研究発表と討論が行われた。
- その後,NHK総合でドラゴンズとジャイアンツの試合を見ていて,今日も1発に泣くのかと思っていたら,7回裏に奇跡の逆転3ランホームランが出て3-1で勝利。ジャイアンツに連勝するとは驚いた。しかしビシエド選手は,前のカードで対戦したときに菅野投手から左肘にデッドボールを受けてからずっと調子悪いなあ。ただの打撲ではなかったんじゃないか? 久々にテレビ中継を見たが,客席の状況はやはり気になるなあ。近すぎると思う。さらに四分の一くらいにするか,いっそ無観客にすれば,試合自体は感染リスクを抑えながらすることは可能と思うが,このままの営業を続けたら,客席での感染は出てくるだろうなあ。
- アグロガーデンで食材を買ってきて,久々にTKGな晩飯。新鮮な卵を買ったときしかできないので。
- 夜はライブエールというNHKの番組を視聴。秋元康系もエグザイル系もでておらずジャニーズも関ジャニ∞しか出ていない音楽特番,素晴らしい。「栄冠は君に輝く」の2番と3番の歌詞は初めて意識して聴いたかもしれない。「やさしさに包まれたなら」でユーミンさんのピアノ演奏が聴けたのも良かったが,エレカシ宮本さんの声量がありすぎて他の人の声がマスクされてしまったので,マイクバランスはもう少し工夫してくれると良かったかも。とはいえ,最後のMISIAのパフォーマンスがあまりにも凄くて圧倒的で,すべてをもっていってしまったが。
- 書き忘れていたが,このところ読んでいた,木村由莉『もがいて、もがいて、古生物学者!! みんなが恐竜博士になれるわけじゃないから』ブックマン社,ISBN 978-4-89308-931-1(Amazon | honto | e-hon)を読了したのだった。矢原徹一『花の性』や,前野ウルド浩太郎『孤独なバッタが群れるとき』に匹敵するレベルで,すべての大学院生が読むべき本。大きくて読みやすいフォントからは想像しにくいが,実に歯ごたえがある本で,如何に古生物学者としてのキャリアを確立するためにあれこれやってきたかという自叙伝的な面だけではなく,齧歯類の系統進化研究をどうやって進め,どういう仮説を思いついて,どういう手段で検証を進めたのかというディテールが面白い。フィールドからウェットからドライまで含めて一歩ずつ研究を進めることで,自分だけが見つけた何かが浮かび上がってくるときの楽しさが伝わってくる名著だと思う。最後の,著者と同じジュラシックパーク世代(とも言い切れないという内容になっているところがまた面白いが)の研究者との対談もimpressiveで,研究者間の横のつながりの重要性が浮かび上がってくる構成も素晴らしい。
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