【第664回】 打ち合わせとか査読仕事とか（2021年2月26日）

• 7:00起床。80.70 kg，97％，35.7℃。
• 研究科長室で打ち合わせ。
• 集中講義が中止になったのでメールの返事とか学会対応とか査読仕事とかをしている。
• Marc Lipstich教授のグループから，Accorsi, E.K., Qiu, X., Rumpler, E. et al. How to detect and reduce potential sources of biases in studies of SARS-CoV-2 and COVID-19. Eur J Epidemiol (2021). https://doi.org/10.1007/s10654-021-00727-7（2021年2月25日）が出た。後で読むためダウンロードした。Abstractによるとレビュー論文で，COVID-19の疫学研究を大きく5つのカテゴリ（血液検査による有病割合の横断研究，縦断的血清疫学研究，感染リスク要因の研究，二次感染率を推定する研究，二次感染率を使って感染力と感受性についての推論を行う研究）に分け，それぞれのカテゴリで起こりうる潜在的なバイアスを論じて，それぞれのカテゴリごとに理想的なデザインはどうあるべきかというサマリーが付いていた。
• 今回から執筆に参加した（たぶん自分だけではなく，今回数人執筆陣が変わったけれども，内容の以前の版との連続性については気を遣って作ることになっていた）『シンプル衛生公衆衛生学2021』ISBN 978-4-524-22878-2（Amazon | honto | e-hon）が届いた。編者が東北大公衆衛生の辻先生と群馬大公衆衛生の小山先生（先日最終講義をされた）なので，「感染症の予防」の項が群馬大学公衆衛生准教授の内田先生（昔西浦さんが開いた数理モデルの研究会で知り合った頃は信州大学に在籍されていたと思うが，その後群馬大学に移られた），環境保健の生物学的環境要因の項は東北大の押谷先生が執筆されている（以前から担当されていたが，今回はCOVID-19のコラムも執筆されている）。自分が担当した公害と環境問題の項と環境の管理の項も整合性に気をつけながらアップデートし，若干加筆した。この教科書は2,400円と安価なので，公衆衛生の概要を知りたい方は買って損はないと思う。
• いつの間にか19:00を過ぎていたので帰途に就く。
• 自分が珍しい名前なので，つい「みなと」という名前をチェックしてしまう。最近だと，芦田愛菜とサンドイッチマンの博士ちゃんで有名になった，史上最年少野菜ソムリエの緒方湊くんがいて，その少し前にトヨタ自動車陸上部の大石港与選手を知ったが，今日，偶然，BUGVELというダンスボーカルグループに井上港人さんという方がいることを知った。けれども自分と同じ「港」一文字で「みなと」と読む名前はないなあ。

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