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【第689回】 名谷キャンパスへ出勤して仕事(2021年3月23日)
- 7:30起床。80.85 kg,97%,35.8℃。
- Kiang MV et al. "Routine asymptomatic testing strategies for airline travel during the COVID-19 pandemic: a simulation study"(Lancet Infectious Diseases, 2021年3月22日)は,米国の国内航空旅客について誰でも利用できるデータを使って10万人のシミュレーションモデルを作り,5つの検査戦略の効果を比較したという論文。旅行前の無症状者へのPCR検査でも感染拡大防止に有効だが,流行地域から非流行地域への旅行の場合は旅行後の5日間の検疫が集団レベルでの伝播を下げるのに必要という結果とのこと。Rでコーディングしていて,各戦略について3000回のシミュレーションをしたとのこと。Rのバージョンが40.2となっているのは,明らかに4.0.2の誤植と思うが,Lancet Infectious Diseasesでもこんな誤植があるんだな。
- NatureのCoronavirusコレクションが見やすくなっていて,Nature CommunicationsのKutter, J.S., de Meulder, D., Bestebroer, T.M. et al. SARS-CoV and SARS-CoV-2 are transmitted through the air between ferrets over more than one meter distance. Nat Commun 12, 1653 (2021). https://doi.org/10.1038/s41467-021-21918-6(2021年3月12日)とZhang, S., Qiao, S., Yu, J. et al. Bat and pangolin coronavirus spike glycoprotein structures provide insights into SARS-CoV-2 evolution. Nat Commun 12, 1607 (2021). https://doi.org/10.1038/s41467-021-21767-3(2021年3月11日)が目についた。前者はフェレットを使った動物実験で,SARSコロナウイルスも,SARS-CoV-2も,1メートル以上離れていても経気感染するという実験結果。後者はSARS-CoV-2に近縁なコウモリのコロナウイルスRaTG13とマレーセンザンコウのコロナウイルスPCoV_GXのスパイク糖タンパクのクライオEM構造(極低温電子顕微鏡で観察される)を決定したという分子的な研究で,PCoV_GXのスパイクはSARS-CoV-2と同じくヒトのACE2レセプターに結合するがRaTG13は違ったと書かれていた。
- 新規入国停止措置は継続(2021年3月18日)を周知するためのメールが事務から届いた。留学生が入国できない状態は当面続くということだ。
- 帰宅したら21:00で,慌てて牛肉小間切れとカット野菜を具入りラー油で炒めて胡椒を振ったおかずを作り,玄米ご飯と合わせて晩飯を済ませた。22:00からNHKでやっていた音楽番組にリトグリが出ていて,ちょっとMAYUが疲れているなあという印象を受けたが,「青春フォトグラフ」のライブパフォーマンスはやはり良いなあ。
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