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【第1024回】 出光講堂で開発経済学を聴講(2022年4月16日)
- 7:00起床。82.80 kg。今日は15:00から出光講堂で大塚啓二郎先生の基調講演とシンポジウムを拝聴する予定。
- 朝食後、MLBのエンゼルスの試合を流しながらメールの返事と講義準備をしているが、この試合は何なんだろう? まさかMLBで満塁で申告敬遠による押し出しを見るとは思わなかった。これ投手に自責点がつくなら気の毒だなあ。さらに犠牲フライを打たれた後、動揺が残っていたかボークで失点という悲劇。満塁からの敬遠による押し出しという奇策(?)は、マッドン監督は2008年にもやったことがあるそうだが。大谷選手が今季1号、2号のホームランとか、情報過多な試合展開。第2打席の大ファールがフェアだったら3打席連続というもっと信じられない事態になっていたはずで、そこはちょっと惜しいが。
- CateenだけでなくPenthouseの演奏も披露され、コーラスとしておかのやともかさんとるーかさんも参加していたという「題名のない音楽会」は、今日の地上波放送は見逃してしまったが、BS-Asahi/BS-Asahi4Kで明日放送があることがわかったので録画予約した。
- 啓二郎先生は柳太郎先生といろいろな意味でそっくりで面白かった。講演内容の中では、アフリカでコメの生産量を2倍にすることに成功した理由として、多収量品種と肥料だけでなく基本的な農業技術も取り入れたことを挙げられていたが、ソロモン諸島やパプアニューギニアでは日本や台湾の技術指導で何度も水田が作られ、1年だけは上手く行くのに、翌年ウンカが大発生して壊滅するという悲劇が繰り返されていたことを思い出すと、アフリカではウンカの問題が発生しないのか少し気になったが、紙に書いて質問するような内容でもないので質問しなかった。
- 終わってNPBの結果をチェックしたら、ドラゴンズは2-3でカープに負けていた。まあ惜敗といえようか。マツダで2枚看板が登板するカープの方が負けられない思いは強いカードだと思うので、まあ明日勝てれば儲けもの。でもやっぱり、そろそろビシエド選手が目を覚まして欲しいところ。
- JR六甲道まで歩いて神戸まで快速に乗り、地下道にある恵みの郷で玄米とトマトとキュウリを買ってから神戸高速鉄道で西代に出て帰宅。
- 赤鶏せせりとカット野菜を中濃ソースで炒め、炊きたてのご飯と合わせて晩飯。後はメールチェックをしてから講義準備の続き。
- 3月末に書いた話を少し説明してみる。日本のCOVID-19流行状況を作図してみると、ある意味エンデミックな(=常在)状況になったようにも見える。ただし、このエンデミックな状態は、2009年パンデミックインフルエンザが「季節性インフルエンザと変わらなくなったから」という理由で2011年3月31日に終息宣言されたのとはまったく違っていて、新規感染確定者は毎日数万人だから年間2,000-3,000万人に到達する可能性があり(たぶん感染した人の検出率がインフルエンザより高いので、たぶん感染者数はかつての季節性インフルエンザと同等になると思われ)、死亡数が毎日50-150人として年間2万人から5万人になる可能性があり、2019年シーズンまでの季節性インフルエンザの10倍に達する。他の病気の年間死者数は、大雑把に言って、1位のがんが約30万人、2位の心疾患が約10万人なので、下手をすると感染症で心疾患の半分も人が死んでしまうことになる。NPIsとワクチンを併用し続けていれば、日本では2021年と同程度まで被害を抑えられるかもしれないのに、欧米のようにNPIsを止めてしまって今以上に感染拡大したら、そうした常在化は十分にありうるシナリオである。ワクチンを適切に使いながら、長期間にわたって継続可能なNPIsを維持することで、常在化のレベルをもっとずっと低くすることが、公衆衛生行政として必要だと思う。
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