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【第1125回】 昼から静岡へ(2022年7月30-31日)
- 5:55起床。82.05 kg。
- 2021年の簡易生命表が7月末という予告通り発表されていた。男性0.09年、女性0.14年と、欧米で2020年に見られた下がり幅に比べれば小さいとはいえ、日本でもとうとう平均寿命が短縮した。欧米は2021年に若干持ち直したけれども依然として2019年までより平均寿命が短く、COVID-19の影響がでている。日本でのCOVID-19による死亡の本格化は今年からなので、たぶん来年7月末に発表される今年の平均寿命は、たぶん1年、下手をすると2年くらい短縮していることになる可能性がある。
- 昼飯を早めに済ませ、地下鉄で新神戸に出て、ひかり508号で静岡へ。第1巻からずっと読んでいる小説『水族館ガール』第9巻(リンク先に「完結編!」とあるので、これで最終刊なのかもしれない。後述する館長が今後やっていくことにフォーカスした外伝とか、10年後くらいのアクアパークを描く続編とか、いつか書いて欲しい気もするが……)をKindleアプリで読んだが、まったくの偶然とはいえ、この移動が娘の結婚式のためという現在の状況をかみしめつつ読んでいると、ヒロインの結婚式に至る父親の言葉が泣かせる。だが、それ以上に、最近2巻が物語の舞台となる水族館アクアパークの経営移管を含む再開発問題をテーマとしているので、自分が日頃須磨海岸を散歩するたびに否応なく目に入るスマスイ周辺の大規模再開発の様子を思い出したし、ヒロインを含むアクアパーク職員たちがアクアパークを守るために対抗プレゼンを準備する過程で向き合うことになる、人にとって水族館とはどういう存在なのか、自然や生物を相手にしているだけではなく人間の価値観の変化に対して、水族館の存在意義がどう変わっていくのか(ちょっと養老さんの話を思い出した)という問題意識の話から、これまでの巻でもいろいろな意味で達人感を醸し出してきた館長が、まるで人類生態学や環境心理学のような学問を新しいアプローチとして立ち上げたいなんてことをヒロインに語るものだから、内容にはメチャクチャ共感するのと同時に、世間では知られていないけど、それもうありますよ、とツッコミたくなった。やはり人類生態出身者に呼びかけて科研の新領域でぶち上げるべきか? ともあれ、『水族館ガール』は傑作なので、上記のような話に少しでも関心がある方は必読だし、願わくば、6年前にNHKドラマ10枠で、松岡茉優&桐谷健太で途中までドラマ化されているので、今こそ続編を作っていただきたい。たぶん第9巻のクライマックスシーンはドラマ映えもすると思う。
- 久々に妻と息子に会って晩飯を食べ、ホテルに戻ってNPBの結果をチェックしたら、ドラゴンズはカープに3-0で勝っていた。小笠原投手の好投が嬉しい。
- 日曜は娘の結婚式だった。娘と腕を組んで歩くところは若干緊張したが、良い式と披露宴だった。最後、娘が手紙を読み上げる中で、小学4年生時の1年間、朝練に付き合ったことに感謝してくれたときはグッときて、もし応答の機会があったら、遠距離通勤しながら朝練に付き合ったといっても、全然辛くはなくて楽しい思い出だったと返事をすることになり、泣くのをこらえられなかった危険もあるが、応答の機会がなくて良かった。
- 妻と息子と義弟夫婦と寿司屋で晩飯を食べてから、ひかり号で新大阪へ。スマホのradikoでドラゴンズとカープの試合の中継を聴いていたら、清水投手が打たれて逆転されたところから、ミラクルエイトにビシエド選手と木下選手の連続タイムリーで2点を勝ち越し、最後はライデル・マルティネス投手が1点を失って危なかったが6-5で勝ち切って良かった。快速と各停を乗り継いで新長田に着いたら日付が変わっていた。
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