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【第1164回】 今日も講義準備(2022年9月13日)
- 5:20起床。81.75 kg。
- 高校時代の同級生が勤務している病院が、偶然にも息子が後期研修で勤務している病院だったことをLINEで知って驚いた朝。
- THE TIME(正しくは「THE TIME,」または「THE TIME、」なのか? 「藤岡 弘、」みたいに)で三重大学の野阪教授がCOVID-19経鼻ワクチン開発の話をしていて、発症予防や重症化予防だけではなく感染自体を予防できるので、あと3年くらいで実用化して全世界で一斉に使えば根絶できるはずと主張していた。ぼくも何度か触れたが、確かに経鼻か喉に噴霧するワクチンで感染自体を予防できるようになれば、根絶の可能性はある。論文を検索したら、東大医科研の河岡義裕教授たちとも共著で、Ohtsuka J et al. "Non-propagative human parainfluenza virus type 2 nasal vaccine robustly protects the upper and lower airways against SARS-CoV-2"(iScience、2021年11月17日)が出ていた(野阪教授自身による日本語解説)。これは動物実験だったが、その後どこまで進んだのかは今日のテレビではわからなかった(動物実験段階から3年で実用化できるのか?)。経鼻ワクチンの開発状況については、Alu A et al. "Intranasal COVID-19 vaccines: From bench to bed"(eBioMedicine、2022年1月24日)というレビュー論文が出ていて、そこでも野阪教授らの論文は引用されていたが、他にも動物実験段階のものや臨床試験に入ったものも含めて世界中でたくさんの経鼻ワクチンの開発が進められていることがわかる。Muzio LL, Spirito F "Nasal vaccine or monoclonal therapy: Which is winning weapon against SARS-CoV-2 variants in 2022?"(Journal of Global Health、2022年5月14日)でも、マウスの実験では安定なRNAとして異所性遺伝子を運び中和抗体としてのIgGと粘膜のIgAを高レベルで誘導したと引用されていたが、まだ臨床試験で有効性が示されたものはなさそうだ……と思っていたら、7:10頃に経鼻ワクチンについて再び触れられ、Natureに記事が載り(2022年9月6日)、中国とインドでは臨床使用が緊急承認された(Nature、2022年9月7日)という話も紹介された。野阪教授らのグループのものがどうなるかはわからないが、経鼻ワクチンという「感染を防御できるワクチン」は、そう遠くない将来に実用化される可能性はありそうだ。なお、インフルエンザのFluMistは弱毒生ワクチン(LAIV)だったが、COVID-19の経鼻ワクチンはそれに限らないようだ。
- ROSE A REALのMaRiyaさんの「Jupiter」の一人多重録音アカペラカバーはリトグリというよりも平原綾香(とくに低音が)と以前書いたが、今朝のリトグリのM∞NSTER AUDITION密着レポートで三次審査課題曲がJupiterで、しかも追加募集を始めるという発表があった(つまりは、言い方は悪いが、今残っている14人では不十分ということなのだろう)。これはYuRiyaさんには悪いがMaRiyaさんをスカウトするという流れか? 「君といれば」をベースとピアノにShimo-Renを迎えて多重録音カバーしている早希さん(Shimo-Renのチャンネルで公開されている【声だけで】"ウタの歌" 全曲メドレー (from ONE PIECE FILM RED)を聴けばリードボーカルとしての実力はすぐにわかるし、アコギ1本をバックに歌う「夏になって歌え」も良いし、オリジナル曲の作詞作曲のセンスも素晴らしい。sinfoniaとLHIのメモからのリンクも参照されたいが、とくに「クリスマス・イブ」の超絶スキャットは必聴)と合わせて2人スカウトすれば、世界に通用するために足りないピースは完璧に埋まると思うんだよなあ(MaRiyaさんは公式サイトのプロフィールによればLAの高校を卒業していて英語が喋れるし、[好き・得意]にゴルフが入っているし)。いや単なる妄想だけれども。
- ペヤングの歌を聴いてからずっと探していたペヤングを、漸くライフで買うことができた。今日の昼飯。湯を注いで3分待つのに、本当にちょうど良い歌だった。まるか食品はテレビCMにMaRiyaさんを起用すべき。久々に食べたペヤングは、やっぱりソースとスパイスが独特なペヤングの味で美味かった。
- 後期の国際保健学オムニバス講義のコーディネート関連で教務からメールが来たので担当の先生方にメール連絡した。
- CoCoAの機能停止を河野太郎デジタル担当大臣が発表したという報道が流れているが、CoCoAの担当は厚労省じゃないのか? 全数把握を止めるからという理由付けはHER-SYSと一体運用するという制約下でのみ意味をなすので、これはむしろHER-SYSを止めるから設計上CoCoAも機能しなくなってしまうという意味だろう。最初からNESIDのオンライン化という王道とともに、CoCoAのスマホIDの登録も医療機関で診断と同時にサーバに伝えられる設計にしておけば良かったのに。
- 大学院生の授業料などの出世払い制度の検討会が設置されたようだ。これ自体は現行の貸与型奨学金の金の出し方より合理的に見えるが、まだ詳細不明。学生にとって使いやすい制度になれば良いが。
- 院生からのメールが何件か入って返事を概ね済ませたら16:00。だが、まだ、すぐ返事できないものがいくつか残っている。
- というわけで講義準備が進まない。
- 今日のドラゴンズは髙橋宏斗投手が可哀想すぎた。野手は打てないのはともかくとして守備も走塁もミスが多すぎ。いつからこんな草野球チームになってしまったのか。アリエル・マルティネス選手はもっと走塁を練習した方が良いし、阿部選手のフィルダースチョイスが致命的だった。0-1で負け。
- ジャン=リュック・ゴダール監督が亡くなったというニュース。音楽をLes Rita Mitsoukoがやっていたので「右側に気をつけろ」の監督であることは知っていたが、たぶん作品を見たことはない。初めてゴダールという映画監督がいることを知ったのは、南佳孝「PEACE」の歌詞に「ゴダールの映画って難しくて嫌い」と語る「君」を登場させた松本隆のおかげであったと思う。南佳孝「PEACE」は、太田裕美「青春のしおり」と並んで、松本隆が70年安保に挫折したモラトリアム青年を描いた傑作であったと思うが、大学に入ったばかりの頃に聴いた当初は、メロディと歌唱に引っ張られて、たんに何だかオシャレな曲だなあと思っていた。何だか久々に聴きたくなったので、moraで『冒険王』を買ってしまった。
- オルガン坂SONGSで、【恋標/Penthouse】令和の歌姫・加藤礼愛と弟・はやてが歌ってみた!【オルガン坂生徒会】が公開された。ちょっと録音レベルが小さいというか、ミックスの問題かわからないが、音質が残念であったが、Penthouseの曲をカトレアさんがカバーするのは熱い。
- スワローズの村上選手、54号と55号ホームランを1試合で打ったのか。もし村上選手がドラゴンズにいたら、髙橋宏斗投手は確実に勝ち越しているよなあ。ドラゴンズは打撃コーチを何とかした方が良いと思う。
- このtweetで引用されている記事を見て、一瞬、高額療養費制度の廃止でも勧告したのかと驚いたが、これは国から都道府県に支払われるお金の話であった。たぶん高額療養費制度とは関係ないと思う(平成30年8月以降、70歳以上の自己負担上限は増えているが)。
- 三番瀬フォーラムの東京湾の青潮が長引いているというtweet。心配。
- パキスタンの洪水被災者は、WFPのレポートによると3300万人にも上るとのこと。たぶん長期的な支援が必要。
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