1曲目はアサヒselectionで土岐麻子「Gift~あなたはマドンナ」。……って自分が愛聴しているのとアレンジが違うなあと思ったら、『Sings the stories of 6 girls』に入っている(sings with EPO)とは別のバージョンがあったのか。こっちが流れた。デビュー当時は「人形の家」みたいなドロドロ昭和歌謡と80年代アイドルが好きだと強調していたアサヒの音楽的指向性がだんだんお洒落になって、シティ・ポップフリークといって良いほどなのは知っているが、土岐さんまで来たら、Cymbals経由でTWEEDEESに行ってほしいところ(新しいシティ・ポップの方向性としては、以前ハモれでぃおでシンリズム「春の虹」を薦めていたから、CHiLi GiRL「都会の森」とかに行くのもアリだと思う)。2曲目は結海selectionで、どんぐりず(DONGURIZU) - NO WAY。作品によって音楽の振り幅が広いからアルバム作りのときはコンセプトを決めないとわけがわからなくなるといった説明を結海がしていたが、たしかに「GAKUREKI」はデスメタルだし、「ぶっ生き返す」はインディーズ時代の大森靖子のような尖ったアコギだし、凄いグループだなあと思うし、それを紹介する結海の音楽性にも期待がもてる。ここからListener's noteのコーナーになって、まずオススメされた曲は、The chainsmokers and coldplay "Something just like this"。このYouTube動画は再生回数が21億回という化け物だが、ライブバージョンもあって、こちらは1億回再生。Listener's noteの2曲目はレトロリロン「深夜6時」で、たしかに午前6時でも午後6時でも一般的には「深夜」じゃないから不思議な曲名だが、たぶんMAYUの解釈で合っているのだと思う。次はまたメンバー選曲に戻り、MAYUのselectionで宇多田ヒカル「君に夢中」。ドラマ『最愛』の主題歌だった曲で、MAYUはドラマから知ったとのこと。続くかれんのselectionはKPOPで、NewJeans「Ditto」。2000万回再生を超えているこの動画は、実にKPOPらしい凝ったフォーメーションダンスが展開される代わりに、誰が歌っているかさっぱりわからないのだが(あまりハモらないし、わりと似た声質だし)、こちらのLive動画(これも800万回以上再生されている)を見たら特徴がわかって印象が変わった(とはいえ、コーラスは別に付けているらしく、メンバー内でハモってはいないようだが)。そこそこ完成度は高いが、でもやっぱり女性アイドルグループとしては、KARAを超えることはできないと思う。ちなみにこのLive動画が載っているIt's Liveというチャンネルは、たぶんKPOPに特化したTHE FIRST TAKEみたいなものを目指しているのかと思われるが、画質と音質が素晴らしい。一発撮りなのかどうかはわからないが。最後の曲は例によってリトグリの曲だが、「I feel the light feat. Earth Wind and Fire」(リンク先動画はショートバージョンだが)だった。これ今の6人+EW&Fでやったらどうなるか聴いてみたいなあ。