【第1426回】 在宅で仕事（2023年9月2-3日）

• 6:20起床。眠いがテレビ体操。今日は名谷キャンパスは停電だし、在宅で仕事。
• Xで知ったJEのこの論文、NIPPON DATA 90の対象者コホートの20年追跡結果の分析で、空腹時TGよりも随時TGの方が心血管疾患死亡の良い予測因子になると書かれている。普通の健診とか人間ドックでは空腹時採血しかしないが、NIPPON DATAでは1990年の循環器疾患基礎調査参加者＝同年の国民健康・栄養調査参加者の採血サンプルを追加分析するという建付けになっているため、随時採血サンプルを分析していて、国民健康・栄養調査では、それが「国民健康・栄養調査の血液検査では、空腹時採血が困難であるため、脂質異常症の診断基準項目である中性脂肪による判定は行わず、下記の通りとした。HDLコレステロールが40mg/dL 未満、もしくはコレステロールを下げる薬（＋または中性脂肪（トリグリセライド）を下げる薬、2007年以降）を服用している者」のようにデータの限界として書かれていたのだが、今回のJEの研究ではそれを逆手に取って、空腹時採血データを除いた随時採血で得られた血清TG値でグループ分けし、高値群で心血管死亡リスクが有意に上昇することを示した点が新しい。これによって国民健康・栄養調査などの随時採血データを再分析することが流行るかもしれないが、膨大なデータ蓄積があると思われる学校や職場の健診、人間ドックでは空腹時採血しかされていないので、あまりこの結果は活用できなそう。
• 今日のドラゴンズとカープの試合は途中まで負けているが４回表に細川選手の今季20号ホームランが出たので流れが変わるかも。カリステ選手も送球は不安なままだが打撃は覚醒した感じがあり、5回表にエンタイトルツーベースでチャンスが広がった。が、ここは細川選手が抑えられてしまい、2点ビハインドのまま。結局そのまま1-3で負けたのはチーム力の差か。
• U-18の野球の世界大会が台湾で行われていて、今日はパナマと日本代表が対戦しているが、大雨の中、引き締まった良い試合をしている。エンドランが狙い通りに決まっても外野に抜けさせないパナマの内野手の身体能力の高さに驚くと同時に、それでも地道に加点していく日本代表の技術の高さは凄いと思う。まあ明日の米国戦がヤマだろうが。
• 日曜も6:20起床。テレビ体操。積み残し仕事。
• ポリコリック相関係数についての大変わかりやすい説明を見つけた。ありがたい。
• カリステ選手の守備は、身体能力で技術をカバーしている感じがあって、昨日のパナマの高校生を想起させる。でも連携とか送球を鍛えたら凄い内野手になりそう。31歳ともう若くはないが、たぶんこれまで鍛えられたことがなさそうなので、伸びしろはあると思う。石川昂弥選手の足が遅いのは仕方ないとして、守備や走塁は練習すればもっと上手くなるはずなので、伸びしろに期待したい。今の本塁突入は右側にスライディングして左手で触塁を試みれば確実にセーフだったはずだし、龍空選手ならおそらくそういう走塁をしたであろう。6回表のノーアウト2,3塁（宇佐見選手があそこまで鈍足でなければ普通にホームインしているはずだが、第二リードが小さい気もするので、走塁を練習したら来季は改善する可能性もあるか？）で石垣選手に代打を出さないのは謎。村松選手でも周平選手でも得点圏打率は良いし、ピッチャー右だし、首脳陣の采配の意図がわからない。懸念した通りランナーを返せない石垣選手の凡退の後、バッティングが良い柳投手の打席でゴロゴーの指示が出ていなかったらしいのも理由がわからない（それもできないほど宇佐見選手が走れないというなら、交替できる捕手はいるのだから代走を出しておくべきだった）。孤軍奮闘の柳投手が気の毒過ぎてならない。これで勝てたらひとえに柳投手のおかげとしかいえない。後藤選手のタイムリーで２点を追加し、最後はライデルが締めて3-0の勝ち。もっと楽勝して当然の試合だったが、まあ勝ちは勝ちだ。
• 『VIVANT』というドラマで、VIVANTという言葉は、モンゴルの隣のバルカという架空の国では陸上自衛隊の秘密諜報部である別班（べっぱん）をこう綴るということになっていて、たしかに主人公は別班の構成員なのだが、今日の親子再会シーンで「生きていた」というセリフがあって、やはりフランス語vivreの現在分詞のvivantも掛けていたのだなあと思った。

Tweet(list)

▼前【1425】（GSICSの成績入力完了（2023年9月1日） ）　▲次【1427】（いろいろ締切過ぎの仕事があるが今日も名谷から六甲へ（2023年9月4日） ）　●Top

Notice to cite or link here | [TOP PAGE]