【第1576回】 ポストコロナではないのだが（2024年3月8日）

• 7:00起床。最近、いろいろなところで現状をポストコロナという言葉で表そうとする人がいるが、2020年より前には日本に存在しなかった（から、当然、それによる死者はゼロだった）感染症が、2021年に約1.7万人、2022年には約4.8万人の死者を出し、2023年も集計が10月までしか出ていないが今日発表された2023年10月分の人口動態統計月報概数のpdfファイルのpp.34を見ると、2022年より若干多いくらいなので、今でも死者数はほとんど変わっていないはずである。現状は、2023年4月末にWHOが緊急事態から長期管理への移行を示したままの状態が続いていて、大炎上(conflagration)状態であって、決して終わったのではない。せめて2020年時点でも存在したウィズコロナという表現なら、社会が年間5万人の死者を受け入れたという意味で嘘ではないが、ポストコロナはミスリーディングな表現であって使うべきではない。
• 名谷に出勤していろいろ書類仕事をし、メールを打ち、昼はカップ麺で済ませて、14:30からオンライン会議。終わってからは書類仕事の続き。
• 微妙な対応が必要かもと思われるメールが届いたが、去年の夏頃の記録とシステムを照合して、自分のやり方であれば問題がなかったことがわかって良かった。しかしこの、問題がないということを確認するためにかかった30分間は徒労というべきか。
• NPBのオープン戦、ドラゴンズはカープに4-0で勝ったようで素晴らしい。ファームもタイガースに2-1で勝ったらしい。今年もしかして強い？
• Xでメモしたことを拾っておく。Jacoby N et al. "Commonality and variation in mental representations of music revealed by a cross-cultural comparison of rhythm priors in 15 countries"(Nature Human Behavior, 4 Mar 2024)は、音楽の認知の異文化間での共通性と多様性を調べるため、15カ国での"rhythm priors"を比較したという研究。和音についても新しい研究が出ていて、この紹介記事からリンクされている原著論文Marjieh R et al. "Timbral effects on consonance disentangle psychoacoustic mechanisms and suggest perceptual origins for musical scales"(Nature Communications, 19 Feb 2024)は和音よりも微妙な不協和音（テンションコード？）の方を好む人が多いことと、楽器によっては和音よりも音色が重要であることを示しているらしい。後で読もう。
• 21:50頃まで仕事をしてから帰途に就いた。溜まっているメールが減らない。
• 晩飯を食べながらテレビをつけたら、不適切にもほどがあるというドラマで板東英二さんの名前が連呼されていた。高木守道さんが亡くなって板東サンデーが終わってからメディアに出てこなくなって消息不明という噂もあるので、これはもしかするとクドカンから板東さんへの呼びかけだったりするのか？

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