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【第1689回】 説明会と採点とオープンキャンパス(2024年8月7日)
- 暑さで4:30頃に目が覚めてしまったが、クーラーをつけたら室温が下がって快適になり二度寝してしまった。6:00起床。
- リトグリの『ORIGAMI』、Amazonで6月9日に予約購入していたBlu-ray付き初回限定盤の到着が遅れそうなのは残念だが、元々購入予定だったハイレゾ版をmoraでダウンロード購入。昨日発売を知ったPenthouseの新作「一難」もmoraでダウンロード購入(「一難」もハイレゾ版はあるが48kHzなのでAACとそこまでの差は感じないと思われ、AACを購入した。『ORIGAMI』のハイレゾ版は96kHzなので、AACとは明らかな差があるように思われる)。スマホに入れて移動中に聴くことにする。
- カップオブエクセレンスのグアテマラは、素晴らしい香りで、これまでに飲んだグアテマラとは一線を画するものだった。500 gも買ってしまったので、暫くこれを飲む。
- というわけで通勤中は『ORIGAMI』と「一難」をリピート再生してきた。Penthouse「一難」は、相変わらず語彙の豊富な歌詞が秀逸で、ことわざ・慣用句を語呂も良くうまく生かしていて天才的。もちろんメロディ、歌唱、演奏も素晴らしく耳が幸せ。『ORIGAMI』は、和テイストの静謐なORIGAMI、リトグリ版Just the way you areとも思われるDIVA、ギターソロ後の展開とハモリが美しく弱さを赦すfragile、すべて良い。ORIGAMIのLead off版もMAYUの下ハモが堪能できて良い。fragileの「生きてていいですか」は、かつて中島みゆきが「エレーン」で「生きていてもいいですか? と誰も問いたいエレーン、その答えを誰もが知ってるから誰も問えない」と歌った救いのない歌詞と、字面は近いが真逆の優しいメッセージで救いがあり、まあある意味令和的であると言えるのかもしれない。
- 9:00からはオンライン説明会。科研申請で留意べきポイントがいろいろ確認できて良かった。
- Dr. Eric TopolのXへのポストで下水疫学データで見るとUSAではCOVID-19が依然として急増中であることを知った(USAにはCOVID-19だけではなく複数の感染症の下水疫学データを一覧できるサイトがある)。日本でも札幌の下水疫学データが凄いことになっている(神奈川県や養父市はそこまで酷くはないが、波は来ている)。感染症としての常在化を受け入れるということは、このリスクを受け入れるということで、2023年5月にWHOが長期管理への移行として挙げた中に下水疫学データの充実が含まれていたが、部分的にデータは出ているものの、トレンドの推定に基づいて先手を打つといった対策は取られていない。政府とメディアが常在化という事実ではなく終息したという印象を振りまいているせいだと思う。
- それにしても、日本の下水疫学データは、国交省の事業は今年3月に報告書を出して終わってしまった感じだし、厚労省のプロジェクトのサイトを見ても更新が遅いように思うし、サーベイランスシステムとして国レベルで統合されていないのも良くないと思う。
- バントマンというドラゴンズと東海テレビが組んだドラマが10月から放送されるそうだ。ドラゴンズでバントマンといえば平野、川相、井端辺りが浮かぶわけだが、ドラマの筋ではスラッガーが引退後にバントのような仕事を要求されるという話らしいので、むしろ藤王? 全国ネットということだから、神戸でも関西テレビで見ることができそう。主題歌は未発表だが、ここは是非、ドラゴンズの大ファンである山口一郎さん率いるサカナクションにオファーしていただきたい。いや、ビシエドファンを広言しているLiSAという手もあるし、何ならかつてハモレディオをやっていたリトグリという手もあると思うが。ドラマのテーマ的にはセカンドチャンスに賭けるヒトへの応援歌が似合うと思うのでリトグリも合うはず。
- 帰宅したら、リトグリ『ORIGAMI』初回限定盤と、足立浩平・山本倫生『主成分分析と因子分析』共立出版、ISBN 978-4-320-11276-6(Amazon | honto | e-hon)が届いていた。『主成分分析と因子分析』の第2章には、冒頭、『主成分分析(PCA)の定式化を二分すると、「変数→主成分」および「変数←主成分」のように、互いに矢印の向きが逆の2通りのタイプに分類できる。ここで「変数→主成分」は、主成分が変数から構成される定式化を表し、これはHotelling (1933)に帰着することができる。一方、「変数←主成分」は、主成分を変数の背後にある要因と見なす定式化を表し,Eckart and Young (1936)に帰着することができる。これら2通りの定式化の中で,前者「変数→主成分」だけ、その中でも、本書の2.3節の定式化しか記されていない文献が散見されるのは、残念である。本書では、むしろ「変数←主成分」を想定したものをPCAの出版点に据える。』と書かれていた。自分が作った講義テキストも「変数→主成分」だけを主成分分析の考え方として因子分析と対比して説明しているので、考えを改める必要があるのかもしれないが、しかしそうだとすると、「変数←主成分」と「変数←潜在因子」である因子分析とは思想として何が違うのかよくわからなくなってくるので、本書を熟読せねばなるまい。しかし少なくとも、Rのprcomp()は特異値分解に基づく計算をしてくれるので、Eckart and Young (1936)流の考え方をしているのだと思われ、prcomp()を紹介する以上は無視してはいけないのだった。そこは書かねばなるまい。
- ドラゴンズとベイスターズの試合は延長12回0-0のスコアレスドロー。松木平投手に2勝目をつけてあげたかったが。
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