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【第1711回】 今日は六甲(2024年9月4日)
- 5:00起床。
- THE TIME,を流しながら豚肉野菜炒めを作って朝食をとっていたら、トルコの無課金おじさんが商標登録申請したというニュースがあった。無課金おじさんって自分で言いだしたのではないよなあ、と不思議に思いながら見ていたら、その言葉ではなく、Tシャツなどに無断でイメージイラストが使われるケースが多発しているので、それを防ぐための登録という話だった。けれども、それなら商標登録ではなくて肖像権の侵害を訴えて販売差し止めを狙うのが筋では? 商品化しようと思ったのは本人よりも既にTシャツを売っている業者の方が先なのだから、肖像権以外では勝てないのではないだろうか。
- 続けてTHE TIME,を見ていたら、奄美大島のマングース根絶(リンク先は環境省のリリース)というニュース(リンク先は奄美新聞の記事)で、45年前に誰が放飼を決定したのか不明という説明があった。たった45年前のことで、当時の関係者も大勢存命だと思う(環境省のリリースにも「奄美大島には、1979年頃に沖縄島から30頭程度のマングースが持ち込まれ、名瀬市朝仁赤崎周辺に放獣されたことが関係者への聞き取りによって確認されています」と書かれている)ので、ちゃんと調べればわかるはず(沖縄に29頭を持ち込んだのが渡瀬庄三郎博士であったのは有名だが、沖縄から奄美大島に持ち込まれた経緯が不詳ということらしい。阿部ら、1991、哺乳類科学の論文によると、1949年頃に米軍が小湊地区で放獣したけれども定着せず、定着したのが1979年頃の赤崎地区に「誰か」が放獣したもの、という話。今も環境省職員として根絶活動に取り組んできた阿部さんの回顧録も興味深い)。憶測だが、たぶん責任追及しないという意思決定がどこかでなされたのだろうし、根絶のために掛かった費用や生態系破壊の損害は、確かに個人が賠償できるような額ではないと思う。それ以上に、沖縄から奄美に持ち込んだのは行政ではないらしいので、ブラックバスやブルーギルが全国に闇放流で広まってしまったのを防ぐのが難しかったのと同様、予防は難しかったかもしれない。しかし、諫早湾干拓のために有明海の水門閉鎖を決定し有明海の生態系を破壊したケースもたぶん個人の責任追及はされていないと思うが、生態系破壊になりかねない行政事業に歯止めを掛けるために、現在都道府県ごとに基準が決まっている大規模開発だけに義務付けられている環境影響評価の義務付け範囲を拡大するといった再発防止策が必要ではないか? とはいえ、ハブ対策としてはほぼ役に立たないマングース導入を防ぐことができたとしたら、渡瀬庄三郎博士の沖縄への放獣を防ぐしかなかったような気もするし、ブルーギルによる生態系破壊の主犯はアメリカから持ち帰った平成天皇でも一碧湖に放流した伊東市、水産庁、東レでもなく、ブラックバスの餌として全国に密放流した釣人たちだと思うので、それと同様に、奄美大島のマングースによるアマミノクロウサギ絶滅危機に対して、渡瀬博士の責任追及も無理筋だろうが。
- 今日は国際協力研究科の教授会があるので六甲へ。名谷でも会議があるが、そちらはハイブリッドなのでオンライン参加する。六甲での空き時間に積み残し仕事をどれだけできるかが勝負だ。
- 知名度を上げることが政治家が当選することに有利に働くという現状がある以上、自民党や立憲民主党の総裁選という、党内の人しか選挙権をもたない情報を延々と報道し続けるのは、公益に反すると思う。放送法か公職選挙法に違反しているといえないだろうか。
- いくつかの会議が終わってから直帰。今日のドラゴンズは先発した小笠原投手がいきなり6点を失ったのが痛かった。あと、板山選手の起用は裏目だったかなあ(あそこで併殺打はないだろうというバッティング以上に、絶対に間に合わない無理な送球が暴投になって、やらなくてもいい失点につながったのが最悪だった)。カリステ選手もたまには大島選手とスタメン入れ替えしてはどうか。それにしても代打でも出さないとは、立浪監督はもう髙橋周平選手を使わないつもりなのか? 石川昂弥選手も好調ではないので、たまには髙橋周平選手をスタメンにしてくれても良いと思うがなあ。そのまま4-9で負け。ファイターズが大逆転勝ちをして山本拓実投手に勝ちがついたのと対照的といえようか。いろいろと残念なドラゴンズ。
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