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【第1729回】 忙しすぎるのだが(2024年10月19-22日)
- やることが多すぎ、忙しすぎてメモを取る暇もないうちに週末。
- 移動中に伊与原新『お台場アイランドベイビー』『梟のシエスタ』も読了。前者は『磁極反転の日』と同じく小松左京風、後者は陰謀と権謀術数が渦巻く大学政治で殺人事件も起こったりして、海堂尊のバチスタ風味もあるが、『ルカの方舟』の名探偵百地教授とは異なり、梟さんは性格が悪いので、読後感は『ルカの方舟』の方が良かった。自分の好みからすると、より最近の『宙わたる教室』『オオルリ流星群』や長与が舞台の作品があって驚いた最新の短編集『藍を継ぐ海』の方が独特の味が強まってきて好きだが、過去作も良質のエンターテインメントだった。
- YouTubeでPenthouseのKitchen feat. 9m88を見たとき、関連動画かおすすめでこれが出てきたのだが、心落ち着く良い作品であった。気になってヒラウチマイさんのサイトを見に行ったら、「心模様」MV説明文の「博士だった心のキャンバス」が気になってしまって仕方がない。白紙の誤変換でなく博士課程院生の先も周りも見えない不安な気持ちを示唆してるなら深い。たぶん誤変換だとは思うが、敢えて残して欲しい気もする。
- まだ締め切り過ぎのものも含め、やらねばならない仕事が多数あるのだが、とりあえず講義準備だけ済ませたので、12:00には家を出て元町に向かい、CHiLi GiRLの初関西公演を聴いてくる予定。
- 日本核医学会PET核医学分科会PETがん検診WGによるアンケート調査の分析結果(長島ら、2024)が載っている、臨床核医学57巻5号のpdf。須田桃子さんのXへのpostで知った。
- CHiLi GiRLのライブは素晴らしかった。XのCHiLi GiRLさんのポストに、「この日から6年越しの願いが叶いました。」「神戸においでくださりありがとうございます。」「仰る通り、ピアノと三味線はどちらも弦を叩く楽器なので好相性ですね。」「生三味線の迫力に圧倒されつつも、曲はシティ・ポップど真ん中でオシャレで心地よいという、唯一無二を堪能しました。」とコメントした。撮影とアップロードOKだった曲のクリップ付きのポストもした。
- 22日火曜は公衆衛生実習。IrfanViewの4.70が出ていたのでインストールした。あと、RothmanのEpidemiology: An Introductionの3rd Ed.が出ていて、もうKindle版も販売されていたので早速購入した。個人的にはField Epidemiologyの章(Chapter 14)が新設されたのが嬉しい。ちらっと目を通したところ、contact tracingにはforwardとreverseの2つがあって、COVID-19流行に対して日本がreverseをきっちりやった点に触れてくれていたのは素晴らしい。見る人は見てるんだなあ。リンク先コンパニオンサイトでも、Chapter 14の章末問題への回答は誰も投稿していないので、今が答えるチャンスかも。
- 帰宅したら、漸く衆院選の投票案内用紙が届いていた。まあ、無くても投票は可能なのだが、あまりにバタバタ。知事選の方が先に決まっていた気がするが、知事選の投票は11月中旬なんだよなあ。
- 適当に晩飯を作って食べてから、宙わたる教室の第3話を視聴。オポチュニティの轍をモチーフとした回で(原作でも第3章で、基本線は今回も原作に忠実に丁寧に描かれていた)、『火星の人』を愛読する、自分に自信がもてない内向的な子が徐々に自分を出せるようになっていく表側の話が感動的で、火星の夕暮れの青が手作り実験で再現されるクライマックスと、そこでのBreak out of your bubbleの入り方も完璧だった(『火星の人』のKindle版を買ってしまった)。ただ、その裏側でたぶんパーソナリティ障害と思われる子が他罰的で自分を振り返ることができない故に救われないという対比が鮮明すぎて、原作で文章として読んでいるよりも悲しすぎた。原作にはないが、養護教諭がメンタルヘルスの専門家につなげてあげるようなシーンがあっても良かったかも。そうするとフォーカスがぼやけるかなあ。
- そういえば、メモし忘れていたが、MLBのワールドシリーズはドジャース対ヤンキースという両リーグ最高勝率でホームラン王も擁する王者同士、NPBの日本シリーズはホークスとベイスターズの対戦が同日程で行われることに決まったが、MLBの盛り上がりに比べてNPBが若干盛り上がりに欠ける気がするのは、たぶんホークスがあまりにも強すぎるからだろうなあ。これでもしベイスターズが勝ったら凄いが。
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