Latest update on 2024年12月10日 (火) at 19:26:22.
【第1757回】 講義三昧(2024年12月5日)
- 6:00起床。適当に朝食を作って食べ、JRに乗ろうとしたら障害物除去のためとかで遅れていて焦った。ほどなく動いて8:00ちょっと過ぎに六甲台キャンパスに着けたので実害はなかったが。
- 移動中に読んでいた、岸政彦『調査する人生』岩波書店(Kindle版)が大変興味深い。たぶんフィールドワークをする人にはいろいろな意味で琴線に触れる部分が多々あると思う。
- Public Healthのクラスで院生が紹介した論文でStataを使ってメタアナリシスをしていたが、今ならRでmetavizを使うとか、jamoviでMAJORモジュールを使う(まだMAJORモジュールではEgger's regression testはできないようだが)とかすれば良いと思う。質的研究でKH Coderを使ってsemantic network analysisをしたものも紹介されたが、フォーカスグループインタビューをするのにrapportに触れられていないのは何だかなあと思った。semantic network analysisは、RでもSemNeTというパッケージでできるようだ。
- 疫学の講義はp-value functionを紹介する回だったが、2012年に出版されたこのテキスト(RothmanのEpidemiology: An Introduction)で、p値だけ出すのは情報の欠落が大きくミスリーディングで良くない、と強調されていたのは、ある意味先駆的だったと思うが、今では統計学者すらASA声明(ASA声明を含むEditorial、佐藤先生によるASA声明部分の日本語訳、それを紹介する佐藤先生の和文論文)を出しているのだから、論文の査読者がp値のsignificanceの提示を要求するのは恥ずかしいことだよなあ。なかなかcommon senseにならないが。
- SMEがLove Harmony's Inc.をどうしたいのかと気にしてきたLHIが解散してしまった。悪い予感が当たってしまった。が、これを機会に早希さんが何か新しいjump upができるなら、むしろ良いことかもしれない。ともかくあの才能が埋もれたままなのは勿体ない。
(list)
▼前【1756】(六甲で会議など(2024年12月4日)
) ▲次【1758】(旅(2024年12月6-8日)
) ●Top
Notice to cite or link here | [TOP PAGE]