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【第1917回】 無事帰国して名谷へ出勤(2025年8月28日)
- 関空行きのタイ航空は23:55発7:30着という予定であったが、2時間の時差があるので実質5時間のフライトである。しかもその間2度も食事(夜食と朝食)+おやつ1回がサーブされるので、断続的にしか睡眠がとれない。
- 出発が30分ほど遅れたので到着も30分ほど遅れたが、Visit Japan Webのおかげで入国はスムーズだった。海外用の財布に入れておいた関空からの復路のバスチケットの券面が汚れて見えにくくなっていたのは想定外だったが、チケット売り場の窓口で聞いてみたら、たぶん大丈夫なので乗務員に聞いてみて、と言われ、運転手さんに説明したら笑って許してくれた。
- 8:20発の直通バスに乗ったのだが、高速道路の渋滞のため三宮着は10:00頃になった。地下鉄でいったん自宅に戻って衣類や靴が入ったスーツケースを置いてから、名谷キャンパスに出勤して航空券の半券を提出した。昨日の移動開始以降に届いていたメールへの返事を打ってから、締切過ぎの仕事をする。
- 以上、今回のラオス出張については、後日別ページを作るかも。
- 出張中にメールボックスに届いていた献本御礼。松村俊和『Rによる自動化・効率化レシピ集』森北出版、ISBN 978-4-627-85831-2(Amazon | honto | e-hon)である。早速ざっと目を通してみた。さまざまなパッケージを駆使して、ともかく何でもRのコードで操作できるようにして、自動化・効率化してしまおうという、意欲的な(誤解を恐れずにいえば、良い意味で変態的な)本と思った。もちろんHadley Wickham師のtidyverseを使ったモダンなコーディングが使われている(個人的にはbaseに愛着があるのだが、この本の目的からしてtidyverseになるのは自然であろう)。さて内容だが、Chapter 6まではともかくとして、それ以降が凄かった。Chapter 7「PDFの操作」、Chapter 8「Wordの操作」、Chapter 9「Excelの操作」(だけは割と有名だが)、Chapter 10「PowerPointの操作」と進み、Chapter 11ではmagickパッケージを使ってラスタ画像を操作し、Chapter 12ではgmailrパッケージを使い、GCPに登録してGmail APIを使ってOAuth2認証をしてメール操作する方法が懇切丁寧に説明されていた。Chapter 13「文章の翻訳」ではdeeplパッケージを使ってDeepLのAPIを呼び出す方法と、textrarパッケージを使ってTexTraのAPIを呼び出す方法が説明されている。自分が知らなかったパッケージばかりだが、世界は広い。何もそこまでしてすべてをRでしなくても良かろうに、という気がしないでもないが、ここまでできるのか、という驚きをもたらしてくれた。もちろん次のChapter 14「AIの操作」は、RからChatGPT、Gemini、DALL-Eを使う方法の解説である。Chapter 15「ウェブからの情報収集(スクレイピング)」は、たぶんもっと書きたかったところを紙幅の都合でコンパクトにしているように思ったが、とてもわかりやすかった。githubに著者によるサポートページがあるので、本書の内容はすぐに試せると思う。これまで無かったタイプのR本で、勉強になった。ありがとうございました>松村さん、森北出版の鈴木さん。
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