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【第2115回】 講義とか(2026年6月22日)
- AIが生んだ「架空の判例」を双方が掲げて裁判、弁護士4人が処分される事態にという記事をcnet japanがXにポストしていたので、AIが提示した情報だろうが、人が書いた記事だろうが、ソースを辿って確認する習慣が重要、と引用ポストする前に、この記事自体もソースを確認すべきだな、と思いついて確認したところ、事実のようだ。cnet japanの記事からリンクされているこれは、ここにもあったし、NY Timesの記事も実在した。
- 今日の通勤路でも池さんの教科書を読んでいた。TFR≒CWR☓7という「経験式」への言及はあるが引用はないので、Rでコードを書いて日本のデータでグラフを描くとこんな感じ。PLoS ONEに載っている論文でも検討されているが、必ずしも7倍ではない。あと、『そして「安定人口」についての数理的な理論が展開されています。これらについて極めたい人は『数理人口学』(稲葉 寿)を読んでください。』とあったが、かつて紹介したページで、『この分野では唯一無二の本。理論疫学の研究者にも参考になる部分が多い。ボリュームといい内容といい,登攀に根気と能力を要する。けれども,それだけのことはあると思う。挫折してしまったら,Keyfitz N (1985) Applied Mathematical Demography 2nd Ed., Springer-Verlagから始めてみるのもよかろう。』と書いたくらい難しい本なので、せめて2022年の『数理人口学入門』を紹介してはどうか? いや、「極めたい人」にはそれで良いのか。
- 介入前後で二値データが一方向に変化したかを調べる検定はMcNemarの検定で、Rではmcnemar.test()でできるが、変化したセルのどちらかが0であるときにはExact McNemar's Test and Matching Confidence Intervalsに書かれているように、exact2x2パッケージに入っているmcnemar.exact()関数を使った方が良さそうである、とメモしておこう。ちなみに、McNemarの検定を使ったときの本文の書き方として、1回目(介入前)のYESの割合と2回目(介入後)のYESの割合を示すのは不適切。McNemar's Test: Practical Guide for Data-Driven Decisionsにも書かれているが、McNemarの検定で検定統計量の計算に使われるのはセルb(YES→NO)とセルc(NO→YES)の人数なので、むしろそれを示すべき。セルbとセルcの非対称性という本質がわかるような数字を示さなくては本文で言及する意味がない。
- 帰宅したら開成会会報が届いていた。ソフトボール部の歴史と、その次の「いざ北鎌倉」という国語の先生の寄稿が面白かった。ぼくは開成にいたときは釣り同好会(それなりに歴史のある会だったが既に廃止された)とクラシック音楽愛好会とWooDSToCkという3つのサークルに入っていて、部活には入っていなかったが、東大ソフトボール部では開成ソフトボール部出身の後輩が何人もいたので、当時の様子が書かれていて興味深かった。当時の部員が読んだら補足訂正して欲しいと書かれていたので、コメントしたら良いのではなかろうか>Hくん、Sくんら。
- 今夜は『サバ缶、宇宙へ行く』の最終回。一度は飛ばなかったところまで事実通りにしてくれた。野口さんがフォークで食べていたのに、スプーンにした演出上の理由は不明だが。募金がクラファンでないのが時代を感じさせる。今なら高校でもクラファンを使うのではなかろうか。最後まで最高の締めくくり方であり、思わずテレビ画面の前で拍手してしまった。実はテーマは継承される夢という点ではGIFTと通底するものでもあるのだが、こういうストレートな表現で良いのだよなあ。
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