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2002年11月のメモ
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2002年 12月 2日 (月曜日) 21時39分
- 米原以後の電車の中と明日の昼を使って,やっておかねばならないことは少なくとも2つある。1つは,来週からやることにした,学生控え室のコンピュータの使い方説明会の配布資料を作ることで,もう1つは紀要原稿の修正である。後者は,以前Gnuplotで作ったグラフをPNG形式でしか保存していなかったのを無理やり貼り付けたのがやっぱり汚いので,RとOOoのDrawで作り直そうと思う。前者もOOoのDrawで作るのが簡単だろう。なんて素晴らしいOOo。
- 朝食も昼食も昨夜作った骨付き鶏肉と大根と人参とキムチと味噌の煮込みを食べた。いくら美味でも3食続くとつらいものがある。統計相談とかコンピュータ相談に答えたり,本部に行って書類を貰ったりしながら来週月曜の公衆衛生学第8回の資料を何とか作りおえ(なんだか消化不良な話になりそうだが),自転車で山口駅へ向かい,例によって17:48発の山口線に乗った。せっかくのオフィスシートなのに疲れが出て眠っていたのは損をしたが,新大阪駅の自動改札機が改良されて,途中下車を通してくれるようになっていたのは良かった。新大阪駅にはDANという比較的大きな本屋があって,通るたびに何かしら買ってしまうのだが,今日は瀬名秀明「ハートのタイムマシン」(角川文庫)を買った。遠目には地味な装丁なので見つけるのに苦労したが,何とか見つけられて良かった。カレーステーションでの晩飯時から読み始め,急行ちくまに乗って米原駅に着く手前で読了。あの「小説と科学」が4700部しか出なかったというのは信じられないくらい勿体無い話だが,こうして文庫の中に再録されたことで多くの人の目に触れればいいと思う(リンク先の書評で心配したネタばらしの件は,配慮された書き方になっていた。さすがである)。文庫化にあたって書き下ろされた第2部で,瀬名さんの看護学への思いがチラチラと書かれているのが,似た立場のぼくとしては非常に興味深かった。もっとその辺りを深く語って欲しいので,来年度の特別講師で山口に来ていただけないか,などと想像を膨らませてみたり。
- Mozilla 1.2がリリースされた。ついでにJREも1.4.1_01がβがとれてi586版になったので1.4.0_03から乗り換えた。Winevarという危険なウイルスが出たらしい。鬱陶しいことだ。シマンテックの情報リストによると危険度2,発見日が11月23日で対応日が11月24日ということだったし,AVG Free版も11月25日付けのUpdate 423で対応済みだったので,とりあえず自分のマシンは安心だが。
- 昨日の教授会で某公募の募集期間延長が決まったので再掲示など。JRECINのフォームは入力しにくい(その分,修正は間違えにくいから一長一短だが)。
- 20個くらいのアップデートをインストールしたらUSBの状況は良くなったようである。が,プリンタの状況はそのままなので,たぶんノズルが詰まっていると思うからヘッドを交換すれば直ると思うけれど念のためにプリンタごと修理に出すようにアドヴァイスしておいた。
- 学生がノートパソコンからUSB接続されたインクジェットプリンタへの印刷で黒インクがでないというのでドライバをアップデートしたら,USBポートがおかしくなり,プリンタが不明なデバイスになってしまって復旧に悪戦苦闘。Windows XPだったので復旧ポイントに復旧という操作をしたのだがUSBは復活せず。最後の手段としてWindows Updateをしてみるためにノートパソコンを預かった。
- 杉田聡(2001)『クルマを捨てて歩く!』(講談社+α新書)に共感。クルマによる損失余命は,排気ガス中の有害物質や,二酸化炭素排出による温室効果から派生するようなものや,運動量が減ることによる影響などの間接的なものを別にしても,交通事故による死亡が年間1万人を超えていることを考えれば,受動喫煙や有害物質などよりずっと大きいはずである。調べてみたら,安井至さんが去年取り上げていて,『死因事典』という本に載っている計算値では0.27年の損失余命があるとのこと。実際に平成13年の人口動態統計の死因別年齢別死亡率で年齢別損失余命(厳密に言えばその死因がなかった場合の平均余命の延び)を計算したら,年齢区分が粗いことと補正をしなかったことで不正確な値になってしまったが(OpenOffice.orgのCalcによるワークシート(約40KB);全死因によるゼロ歳平均余命がやや低めに出てしまった),特定死因を除去した場合の平均余命の延びの推移に載っていた計算値(0歳時で見れば男性0.33年,女性0.14年)とだいたい同じだったから,それほど変な値でもないだろう(計算した年齢別の損失余命のグラフを下に出しておく)。この交通事故による損失余命の水準は,健康日本21で躍起になって減らそうとしている糖尿病や高血圧による損失余命よりも大きな値である(とくに男性)。健康増進法で喫煙規制をするくらいまで個人の自由を制限していいなら,クルマを減らす方が先なのではないか。業務用または障碍がある方以外のクルマは,もっと安全かつ経済的な代替手段があるという意味で嗜好品に過ぎないから,タバコと同等といえそうな気がするのだが……。
- 老人保健福祉に関する市区町村別データの情報源として老人保健福祉マップは使えそうだ。問題は,これをどうやって分析可能な形に効率よく変換するかということだ。印刷して打ち直すのは効率が悪すぎるが,コピーアンドペーストを繰り返すのも鬱陶しい。
- あの歌はきのこの唄というのか。確かに長野に帰ると息子が良く歌っているし,スーパーまつやなどに入るとエンドレスでかかっているし,ぼくも覚える気がないのに覚えてしまったが,あまりにも「おさかな天国」の2番煎じ的な,単純なパターンの繰り返しによる刷り込み狙いなのが見え見えなので好きになれない。この信毎の記事はやらせではないのだろうか。考えすぎか?
- 公衆衛生学講義第7回は老人保健・福祉。高齢化の話,老人保健法による検診事業の話,老人医療費の話,介護保険の話と盛りだくさんだった上に,正高信男「老いはこうしてつくられる」に載っていた話までしてしまったので,時間がぎりぎり。来週は国際保健なので,もっと時間が足りないかもしれない。来年度はもう少し構成を考えよう。
- 晩飯を食べながら,鯨統一郎「悪魔のカタルシス」(幻冬社文庫)。部分的に構成が破綻しているのが惜しいが,そこさえ詰めれば,わりとディテールが面白いので,あと100倍くらい怖い作品になったと思われる。ちょっと瀬名秀明『GENE』を思い出した。その関連でバーコードに隠れた666とかいう話を検索してみたら出ること出ること,有名な都市伝説なのだな。JANコードの長い線は明らかに数字ではないのでどこかに説明があるだろうと思って調べたが,スタートコード(他のサイトの説明ではレフトガードバーとしているものもある),センターバー,ストップコード(他のサイトの説明ではライトガードバーとしているものもある)であり,左右を分離して読むための区切りであるという説明を見つけるのに骨が折れた。あまりにくだらないせいか,流通システム開発センターの説明やバーコード情報サイトでは無視されているのだが,日本バーコードのあれこれ質問バーコードのQ17への答えが明快だった。区切りを黒2本線にする必然性はとくにないような気もするが,白い部分を読んでいるらしいから,最も単純なパタンということか?
- 山口市内ではどうしてもコーヒー豆自家焙煎店が見つからないので(茶,とくに中国茶はいい店が何軒かあったが)ネット通販で探し,フクモトコーヒーで注文したコーヒー豆が届いた。値段も安いし,注文して3日で入手できるのは大きい。代金も郵便局で振り込めて便利だ。いまタンザニアを淹れているのだが,香りからして素晴らしい。至福。今日も入試関連業務だが,コーヒーのおかげで耐えられるというものだ。
- 土曜日は面接をした。いつも思うが難しいものである。あとは公衆衛生学の講義準備。群馬大学の青木先生からRで度数ゼロを含む度数分布図を描く方法についてのアイディアをいただいたので許可を頂き追加した。
- 今日アナウンスされた,OpenOffice.orgのDeveloper Build 643Cは素晴らしい。pdf作成ボタンがつき,例えばDrawで作ったファイルをpdf出力するのはそのボタンをクリックしてファイル名を指定するだけでいい(動作確認にはWindows版をWindows2000環境で使用)。多少不安定でもいいので,1.0.1から乗り換えることにした。
- 朝飯に豚汁とほうれん草のおひたしを作り,ランチジャーに詰めて昼の弁当にもする。2食分が30分で準備できたから,わりと効率はいいのではないか。22日は金曜だから研究日で,いつもの週なら長野にいるはずだが,土日が入試なので山口にいる。できるだけ今日中に,来週月曜の公衆衛生学の講義準備は済ませておきたいと思う。とかいいながら,先々週末に名古屋で喋った内容の概要にちょっと加筆して生態人口学試論として公開したりしているから,なかなか終わらないのか。
- 晩飯でやっと鯖を食べ尽くした。
- 最近よくある統計相談は多重比較に関するものである。Holmの方法は比較的考え方が簡単だし,応用可能性が高いので紹介するのだが,手で計算するのは面倒だと思う。Rを使えばいい,とも言い切れないところが弱くて,対比較でカイ二乗検定とかフィッシャーの正確な検定とかを使っている場合(かつ個々の比較が2×2以外。2×2ならpairwise.prop.testで可能)の多重比較などは手計算するしかない。面倒だから関数を作ってパッケージ化するか? それにしても量的に扱えるデータをわざわざカテゴリ化してこういう問題を生じさせているケースが多いのは何故だろうか。まず生データで分布をみるという基本をきちんとやるべきだと思う。やはり来年は集中講義形式で自主講座をしよう。
- 結局鯖を捌いて煮て味噌味をつけた料理を作ったのは晩飯になった。昼に飛び込みの統計相談があったので帰れなかったのである。明けて木曜朝も同じおかずを継続して食べたから効率は悪くないと思うが。木曜午前中は本部に行ってアンチウイルスソフトを受け取り,庶務に寄って手当の確認をし,看護学部に戻ってアンチウイルスソフトをインストールし,M先生に昼食をご馳走になりながらいくつかの打ち合わせをし,研究室に戻って学生の統計相談に答え終えたら15:00を過ぎた。共著者から東大出版会本のreviseへのコメントがメールで届いた。紀要委員会から紀要に投稿した原稿の査読結果も届いた。指摘されたポイントは一々もっともだと思うが,面倒な作業ではある。仕上げを面倒だと思う傲慢さは自覚しているのだけれど,やはり仕上げよりも筋を作る段階の方が研究は楽しい。
- いろいろ多忙。19日火曜の夜に何とか東大出版会本の原稿のreviseを終えて共著者にメール送付。水曜午前中は作図相談を1件終えてから,学生控え室用に新しく届いたコンピュータ(昨夜SC-UPCIを装着し,余っていたCanoScan 600と640 MB容量のMOドライブを接続して置いたもの)を古いコンピュータ(NECのValueStarV16?)と入れ替え。これで学生の利便性は高まったことであろう。人口ピラミッドの作り方をやや詳しく書いたページを公開。昼は昨日買った鯖を捌いて煮る予定。午後は教授会などあるから,たぶん今日もあまり東大出版会本第4巻のためのプログラミングはできないだろう。
- Postfixのメーリングリストに流れている情報で知ったが,Clam Antivirusというウイルススキャナは,GNU GPLで配布されているオープンソースなソフトで,AMaViS-perlと組み合わせれば,サーバサイドでの電子メールウイルススキャンに使えるらしい。リンク先の情報によればOpenAntiVirusと同様,マクロウイルスはチェックできないらしいが,それでも今後の発展に期待したい。
- 18日月曜日。印刷が間に合わず,10分ほど遅れて公衆衛生学の講義を開始。先週の積み残しの学校保健もやったので,精神保健の説明もやや速くなってしまったかもしれない。しかし,個別分野の詳細説明はそれぞれの講義でフォローできるはずなので,公衆衛生学では概要と制度と統計と法律を過不足なく扱っておけばいいと割り切って,テキストにある内容全部を講義することはせず,部分的には思い切って端折った説明をしているので,それほど超高速にはならずに済んだ(と思う)。もっとも,割り切ったと言っても楽になるわけではなく,テキストの情報が古いところが多々あるので(2002年版のテキストなのに精神保健福祉法の1999年改訂が載っていないとか),内容チェックにかなり時間がかかってしまい,内容を絞らねばならない分,苦労が多くなるだけなのだが。端折っているのにどうして説明時間がかかるのかといえば,自分が素人ではない分野の話になるとついつい話が横道に逸れてしまうからだろう。この辺り学生はどう思うのか,講義終了時に評価してもらおうと思う。
- 金曜朝に長野に着いて,査読とか公衆衛生学の準備とか。鯖の味噌煮込みを作った。思ったより簡単にでき,使えるレパートリーが1つ増えたような気がする。土曜は東京へ行き,出身教室の元教授お二方の勲二等受賞記念パーティに出席し,これだけで「人類生態学」が社会的に認知されたとまでは言えないだろうけれど,まあ喜ばしいことなのでお祝い。日曜は久々に葛西臨海公園に子どもたちを連れて行って遊ばせてから(冷たい海風が吹き付ける中,裸足で蟹捜しをする子どもたちの元気さには恐れ入った)長野へ戻り,ちょっと休んでから急行ちくまに乗って新大阪,新幹線に乗り換えて小郡へ来て,いつもの10:15発山口線に乗った。今週も移動し続けで忙しい週末だった。
- 統計相談を受けていると,SPSSとかEXCELを使いたがる人が多いので,余計にRの素晴らしさが強く意識される。で,統計処理ソフトウェアRについてのTipsに,「なぜRを使うべきなのか?」という文章を書いてしまった。
- 水曜日も時間が無かった。午前中から学生の統計相談やプリンタの故障対策が続き,昼食をとる暇もなく臨時教授会に出て,再び統計相談に答えたり電話相談に答えたりし,成績評価基準検討委員会に出てからサンドイッチを買って昼食とし,カリキュラムを考える会議に出た後で,研究室に戻ったら統計相談があり,その後月曜夜にプレゼン資料作りのサポートをした学生たちのリハーサルに行って訂正のアドバイスをし,やっと研究室に帰ってきたら22:00だった。この相談員みたいな毎日は効率が悪くて(違う学生に同じことを何度も説明することが多い)仕方が無いから,来年は何らかの対応策を考えよう,という決意を新たにした。統計実習を自主講座としてやるとか。
- ThinkPadで抄訳を打ちながら特別講演を聴いた後,昼食とゴミ当番のために公舎に帰り,それらを片付けてから再び大学に来たら,コンピュータ相談がいくつか。終わると同時に文献講読の時間になってしまい,それが終わると間髪を入れず特別講演していただいた中国からの客員教授のためのWelcome Partyへとなだれ込み,余裕の無い一日だった。
- かつて書いた「公園デビュー」の書評がお目にとまったとのことで,本山ちさとさんからご連絡をいただき,新刊「豚トントンの一生」(海苑社,税別1100円)をご恵贈いただいた。豚肉が口に入るには,当然,豚という生き物が生まれて育って解体されるという過程を経る。このことを実感するのは大事なことなのだが,都市生活をしていると,なかなかそういう機会は得にくい。この本はフォントサイズも大きいし,表現も平易にしているし,挿画もあって,子どもでも読めそうだが,内容は物凄く濃いから,1回読んでも,たぶん完全には理解できない子も多いだろう。それでも,何かを感じ取ることはできると思うし,子どもがこういうことを意識しながら生きていくことは大事だと思う。長野に持って帰って息子にも読ませよう。
- 科研費申請は滑り込みセーフといえようか。公衆衛生学の講義は母子保健と学校保健を1回でやるつもりだったのだが,母子保健統計について語りすぎたので時間がなくなってしまい,学校保健は次回送りにした。
- 金曜日は千年持続学研究会で知り合った名古屋大学の高野さんから,環境人口論セミナーという発表の場をいただいたので,「生態人口学試論」と題して講演。人口学研究の現在を紹介しつつ,自分の研究をその中で位置付けて発表する,という課題をいただいていたのだが,人口学研究の現在を紹介するという点についてはあまりまとまらなかったように思う。多角的アプローチによって対象集団の人口メカニズムに迫るのが生態人口学の目的,という主旨は伝わったと思うが。終了後,田淵さんと食事&飲みに行った。23時過ぎまで。実は急行ちくまで帰る予定だったのだが,地下鉄の中で眠ってしまい,名古屋駅で降りられず,金山のカプセルホテルに一泊したのは誤算だった。翌朝一番のしなの号で子どもたちだけで留守番をしている家に帰りついた。何もなかったのでほっとしたが,電車で眠ってしまうことの怖さを痛感。土日は罪滅ぼしに子どもたちと遊んで過ごし,子どもが眠っている真夜中に科研費申請書と講義準備をした。日曜夜のバスで再び山口に向かっているが,疲れる週末だった。
- 水曜日は教授会の前も後もいろいろ仕事が入って忙しかったので科研費申請書が完成せず。締め切りを待っていただけることになったので助かったが。最後の会議を終わって慌てて自転車で宮野駅へ向かい,長野へ旅立った。いつもの夜行バスで木曜朝に長野に着き,子どもの小学校の授業参観に行った。「本当だよ」というタイトルで,人の弱点をからかったり非難したりして注意された子どもが「本当だよ」と開き直った場面を3つほどのエピソードで紹介し,それについてどう思うか発表させた後で,人のいい面を誉めて照れた相手に対して「本当だよ」とフォローする場面を2つのエピソードで紹介し,「本当だよ」ということについて考えさせる授業だったと思うのだが,授業中に「本当だよ」という言葉があまり強調されなかったので,本当のことでも人を傷つけることは言ってはいけない,とか,いいことは言ってもいい,といった直截的解釈を発表する子どもが多かった(大学生よりずっと積極的なのには感心したが)。本当だから言ってはいけないとか,開き直るのが一番いけない,といった解釈をした子は1人だけだった。後の懇談会での先生のお話によると,傷つけられている友達がいたら傷つけた子どもに注意できるのが大事だ,とかいうのが教育目的だったが,そこには到達しなかったとのこと。誘導せずにそこに到達するのは小学校3年生には難しいと思うが,誘導しないで成長を待てるというのは凄いことだと思う。
- 11月5日火曜は特別講義のプロジェクタ操作担当とか,学生の相談を受けるとか,コンピュータの置き換えとかいった用が入り,本当は午前中で終わらせるはずだった原稿修正が23:00を過ぎても終わらない。晩飯にダイコン菜というものを煮ておひたしのようにして食べてみたのだが,想像以上に美味だった。癖になりそうな味である。
- 11月4日月曜も一日中原稿書きというか,推敲というか。煮詰まると科研の申請書作りとか。昨日のpngからLaTeX2εに読ませるやり方だとちょっと汚いので作図の出力形式を変更。AdobePSドライバ経由でpdf化してからspecialsで読ませる方がずっと美しい(もしかすると,pdfにしなくても¥includegraphicsでepsを読ませることができるとすれば,Ghostscriptがいらない? 間接的に呼ばれるのか? 時間があったらチェックしよう)。Drawファイルのpdf化の方法のいろいろをOpenOffice.orgについてのTipsにメモ。たぶんGhostscript次第で結果が変わりそうだが。
- 11月3日(日曜日)は,ちょっと寝坊して午後から研究室へ来て,本の原稿書きと作図を継続。作図は,Rでdev.copy(win.metafile,"ファイル名")で保存した図をOpenOffice.orgのDrawに「挿入」して「切り離し」てから編集し,png形式で保存して,LaTeX2εに読ませる。日が暮れるとともに,窓の外の音楽が大きくなる。B-DASHというバンドが無料ライヴをやるとのことで,リハーサルをしているようだ。既に盛り上がっている会場の様子が窓越しに見える。なかなかストレートなRock'n Rollで気持ちが良く,考えようによっては実に贅沢なBGMだと思う。深夜,一通り原稿が形になったが,もちろん推敲が必要だ。
- 本当はエディタもxyzzy(説明)とかK2Editor(現在βテスト中の1.4系だと折り返しても色分けが続いてくれるようになった)にしたい気もするのだが,兵頭さんが作っていたEZ,VZからの流れで使い続けたことにより手に馴染んでしまって離れられないWZ Editorが,4.00Fになった(バージョンアップはWZ4.00Fアップデートから)。ネットワーク対応したこととUTF-8対応したことが目玉か? どちらも使わないが。
- Rの1.6.1がアナウンスされた。Windows版バイナリはまだだが。
- ついでに宣伝しておくと,看護学部から依頼した客員教授による特別講義が来週,看護学部西棟F204教室で行われる。対象は山口県立大学学生ほか(一般を含む)約150名で,受講料は無料である(問い合わせ先は山口県立大学教務課083-928-5637)。特別講義は火曜と木曜にあって,5日火曜は16:10から17:40まで,山口県立中央病院院長の江里健輔先生により,「医学・医療の進歩と看護のあり方−外科教育三十六年を踏まえて−」と題して行われ,7日木曜は14:30から16:00まで,医療法人至誠会梅田病院院長の梅田馨先生により,「おっぱい漫談」と題して行われる。梅田病院は「おっぱい宣言都市」光市にあって,母乳育児推進運動の一翼を担っていて,ユニセフとWHOから,日本で7番目のBaby Friendly Hospitalの認定を受けているそうである。学生諸君にはいうまでもないが,お近くで関心のある方は聴講されてはいかがだろうか?
- 明日と明後日,『華月祭』という学園祭があるそうで(大学のイベント情報はまだ去年のままになっているが,2002年は11月2日と3日である),窓の外に見える屋外多目的グラウンド−山口県看護学研究会では駐車場になっていた−では,18:30過ぎの今も特設ステージ作りが進められている。今年は,看護学部キャンパスがメイン会場になるらしい。締め切り過ぎの原稿書きを進めるには,あまり好ましい状況ではないが,仕方ないだろうなあ。
- 今日(11月1日)は一日中,学生控え室用新コンピュータのセットアップをときどきやりに行きながら,締め切りを過ぎた原稿を書いているが,あまり捗らない。メールでの連絡によると,AGS研究のインド調査が3月にありそうなのだが,ちょっと無理だなあ。名古屋大の環境人口論セミナーで来週金曜に講演する話の詳細についてのメールも届いた。これも準備しなくては。
- 1ヶ月以上溜まっていたことを片付けているのは,9月10月の締め切りラッシュをこなせたからではなく,10月末締め切り原稿が終わらずに煮詰まっているための逃避行動である。逃げていても原稿が自動的にできるなんてありえないことはわかっているが,煮詰まったときは気分転換をしないと……という言い訳。
- 統計学を更新中。これも1ヶ月半くらい前に群馬大学の青木先生からご指摘いただいていた点に対応するため。
- 1ヶ月くらい前に届いてそのまま机に置いていた郵便物の山の底に水道料金の請求書を発見した。締め切りを1週間過ぎていた。まずいなあ。
- 人口学研究に書いた学界消息の初校を発送したと同時に,紀要の査読が2つ入った。やはり仕事をこなすよりも新しい仕事が溜まる方が速いようである。
それ以前のメモ
リンクと引用について