個別鵯記

【第226回】 大晦日に古いコンピュータの再生作業（2012年12月31日）

• この年末に取り組んでいる古いコンピュータ再生は，かなり以前に組み立てたAMD64マシンで，Windows XP+SP3で稼働していたものが，Windows Security Essentialsでスキャンをすると途中でブルースクリーン経由で再起動になる状態から抜け出せなくなり，ディスクのチェックをしても改善しなかったので，いっそハードディスクのフォーマットから再インストールした方がいいと判断したという経緯による。
• このマシンは，メモリが1 GBしか載っておらず，ハードディスク容量も60 GBしかないけれども，フロッピードライブと光磁気ディスク(MO)ドライブを内蔵しているので，それらを使えるようにするのが最低条件である。DVD+RW/+RドライブとしてRICOHのMP5125Aが載っており，マザーボードはASUSのM2V-MXというS3のGPU内蔵のものだった。XP+SP3ではそこそこ使えていたマシンだったように記憶しているが，周辺デバイスが全部古いので，1月中ならアップグレードパッケージが激安のWindows 8を入れるのではなく，XP+SP3のままの方が無難だろう。
• まずはハードディスク中に残っていた設定ファイル類を4 GBのUSBメモリにバックアップしながら，インストールのためのディスクを探したのだが，どうやらこのマシンはXP+SP2からアップデートを重ねたものだったらしく，それしか見つからなかった。インストール後のアップデートに時間がかかりそうだが仕方がない。マザーボードも箱は見つかったがCDが見つからない。仕方ないのでASUSのwebサイトからダウンロードした。XPと指定すると44個のファイルがダウンロード可能と表示されるが，最低限必要なものはチップセットドライバとVGAとLANとHD Audioであり，それらをダウンロードした。zip形式なので7zで個別のフォルダに展開しておく。MP5125Aについては，付属ディスクが残っていて，CDやDVDを焼くにはそれらをインストールしなくてはならないが後回しにした。
• ハードディスクのパーティションを消して再確保し，XP+SP2をインストールするまでは順調だった。チップセットドライバのインストールもうまくいった。ReaktekのLANドライバもデフォルトで使えるようになっていた。しかし，LANドライバの新しそうなものがASUSのサイトからダウンロードできていたことが第一の罠だった。SP2の段階でこれをインストールしてしまうと，接続が認識されなくなってしまうのだった。HDオーディオドライバに至っては，このバージョンのWindowsにはインストールできませんと表示される。LANドライバをロールバックしてから，SP3をインストールすることにした。しかし群大にいた頃にダウンロードしておいたSP3は80 MB程度なのだが，これは無事にインストール完了するように見えるのだがコンピュータのプロパティを確認するとSP2のままという認識なのだった。これではダメなので，microsoft.comから300 MB以上あるSP3をダウンロードし，再度インストールした。ここまでが昨日の作業であった。
• 今朝起きるとSP3が無事に当たっていたので，指示通りに再起動すると，今度はWindows Updateで100個を超える更新プログラムのダウンロードとインストールとなった。これも，いくつか個別にインストールせねばならないものがあり，更新の更新のような形で（その度に10個とか20個の更新プログラムが見つかって）何度も再起動するので時間がかかる。この段階で大晦日の昼を過ぎてしまった。今日中に再生作業が終わるだろうか。
• ダウンロード待ちなどの間は家事をしたり，電話でオーダーされたものをまとめて息子に速達で郵送する作業をしたり，年賀状を書いたりしているので，時間の無駄はないのだが。
• 夕方オムライスを作って食べ，21:30頃に年越し蕎麦を茹でた。上記作業をしながら背中で紅白歌合戦を流しているのだが，耳にとまって思わず振り向いてしまったのは，ヨイトマケの唄とMISIAの中継であった。ナミブ砂漠の景色があまりにも素晴らしかったし，MISIAの歌唱力は凄すぎる。AikoとYUKIとPrincess Princessといきものがかりも良かったが，MISIAがあまりに圧倒的だった。

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