Latest update on 2018年3月7日 (水) at 15:42:47.
【第296回】 今日もしんどい(2013年3月14日)
- 5:40にCymbalsの「午前8時の脱走計画」で起床。今日はキムチ豆腐とご飯。昨日より酷い。可燃ゴミを出して出発。
- 最悪3日間缶詰になる可能性があった公務が昼過ぎに終わったのはラッキーであった。午後は名谷で仕事ができる。
- 郵便物(社人研からの非常勤の依頼文書とか,日本で売られていない"Pitch Perfect"のBlu-ray版を買うために米国amazon.comに2週間ほど前に注文していたのが届いたもの[Blu-rayとDVDのセットで19.99ドル,サントラCDが9.99ドルという安さで,送料が10ドルくらいかかるのでついでに頼んだ本――Sheila Newmanの"Demography, territory & law: rules of animal & human populations"も目次を見たら内容が期待できそうで,かつ23ドルという安さ]とか,毎月ご恵贈いただいている月刊トレーニングジャーナルの4月号――いつもありがとうございます>Aさん――とか)や物品管理仕事や電話/メールでの連絡などをしていたら21:00。湊川公園廻りで帰宅したら22:00近かった。それから豚肉カレーを作り,キュウリとトマトの浅漬けを作って晩飯。
- この数日,移動が多かったので読んでしまった小説についてメモ。さかき漣 (著), 三橋貴明(原案)『希臘から来たソフィア』(amazon)は,伊勢神宮やパルテノン神殿の描写を楽しむには良いし,ソフィアのツンデレを楽しむにも良いし,日本の現状は悪くないという点にも同意するし,基幹インフラは市場に任せるのではなく行政が担うべきという点も同感だが,インフレターゲッティングで無限に経済成長が続くというのは甘いと思う。使える時間という限界は物理的に解消不可能なので,一人当たり消費には自ずと上限がある。それと,国家と民族を敢えてごっちゃにしているのにも辟易した。何より興ざめしたのは,主人公が日本のトップクラスの大学を出て米国でMBAをとって帰ってきたという設定なのに,ジョン・レノンの「Imagine」のthere's no countriesの意味を誤解してdisっている祖父の日記とやらを見て疑問を抱かない点。あの歌詞が,どうしてthere's no countryではなく,there's no countriesとなっているかを考えれば(英語がある程度わかれば当然考えるべきポイントだと思うが),「一つの国が無かったら」という意味ではなく,「複数に分かれた国という区分がなかったら」という意味なのは明らかで,それはガバナンスの否定ではない。あと,ちょっと歴史記述は重複が多すぎて冗長と感じた。加藤実秋『風が吹けば』(amazon)は,昭和30年代〜40年代生まれなら懐かしく思う記述に溢れたファンタジー。しかも後味が良かった。高殿円『カミングアウト』(amazon)は,ミステリではないが,東野圭吾の『新参者』的な構成の連作短編といおうか。後の『トッカン』シリーズほど鮮やかな風景描写は出てこないが,『トッカン』でぐー子が否定したがっていた「体裁」による抑圧とのconflictというテーマはここに原型があるんだな。
△Read/Write COMMENTS
▼前【295】(今週はしんどい(2013年3月13日)
) ▲次【297】(会議とかシラバス作成とか(2013年3月15日)
) ●Top
Notice to cite or link here | [TOP PAGE]