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【第383回】 講義準備と書類仕事の日。論文書けるか?(2013年6月26日)
- 「Awakening」でいったん5:30に起きたが,眠さがひどいので6:30まで二度寝。昨夜作った豚肉野菜炒めを温め直し,キュウリの浅漬けと玄米ご飯とで朝食。外は雨。
- 今日は国際・災害保健活動論も終わったし,エビデンスベーストヘルスケア特講も白川先生にやっていただける日なので,やることは卒業研究の学生の相手と,明日の講義準備と,溜まっている事務書類作成か。優先順位はこの順。そこまで終わったら,論文を書く時間が久々にとれるかも?
- 出席簿に捺印しに事務に行ったら,Amazonから,HycladのCDと(文)Goosehouse/竹澤汀(画)もずねこ『猫のプシュケ』TOブックス,ISBN 978-4-86472-149-3(Amazon | honto | e-hon)が届いていた。『猫のプシュケ』は,泣きたくなるくらい綺麗で儚い水彩の色遣いと絵柄が,切ないストーリーに良く合っていて,良い絵本だった。欲をいえば,出だしの数ページでの言葉の選び方はまだ工夫の余地があるような気がしたが(まあ,これは趣味の問題かも)。
- 明日の人口学ではChapter 6のExerciseの解説をするのだが,日本の生命表についてもデモンストレーションしようと思って,fmsbのlifetable()関数ではaxをすべて0.5扱いにしていることを思い出した。和田光平『Excelで学ぶ人口統計学』オーム社,2006年でもそうしているように,入門教科書ならそれでいいと思うが,現在使っているNewellのテキストでは言及があるし,研究に使うならaxを扱えないと不十分と思うので,fmsbをバージョンアップせねばならない。日本の生命表はmxからではなくqxから始まるのでaxは明示されていないが(使われている関数の解説ページでも出てこない),5歳未満のLxを計算する時に使っているのは明らかだし(Lxの解説は連続関数の積分値として書かれているので,それはそれで正しい。axの数値が明示されていないので厳密には確認できないが,計算してみると,まあaxとしてありそうな値にはなっている),乳児死亡の多くが新生児死亡だとわかっているのに年央までの生存率を0.5とおくのは論理的に無理があるので,やはりaxを考慮すべきだろう。オプションとしては,従来通りすべて0.5とする方法と,0歳を0.1,1〜4歳を0.4,5歳以上を0.5とするモードと,0歳を0.3,1〜4歳を0.4,5歳以上を0.5とするモードと,Preston SH et al. (2001) Demography, Blackwell Pub.の(そもそも年齢階級内の死亡を台形近似すること自体に無理があるのでpp.44-47に示されているような補正をすべきという議論はさておき)pp.47-48の5歳未満についてと最高齢の区間についての補正としてaxとLxを操作するモードを用意すればいいだろう。しかし,そもそも0歳と1〜4歳を別々に扱う設定がなかったので,そこに工夫が必要だな。従来バージョンの上位互換にするためには,デフォルトがNULLのnかexact ageを導入すればいいか。
- 夕方1時間ほど卒業研究の指導というか,Macbook AirでRcmdrPlugin.EZRが動くようにして,データを操作できるように,データの読み込みと基本的なグラフの書き方や記述統計量の出し方を教えた。あとは地道にデータを見る作業を一週間やってもらって,次回は来週。
- とりあえずfmsb-0.4.0へのバージョンアップが完成したのが19:00だった。これから明日の午前の方の講義準備の残りをしなくてはならない。その後が書類仕事だから,今日も論文は無理そう。
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