個別鵯記

【第1115回】 院生相談とか文書作成とかで忙しいが，寺尾紗穂『原発労働者』は凄い（2015年10月2日）

• 6:10起床。レトルトご飯を電子レンジ加熱し，フライパンでオリーブオイルをひいて炒めた豚肉と冷凍野菜にショウガと麺つゆで味付けして朝食。メールの返事を打っていたら出発が遅くなってしまい，往路バスは５番。
• 午前中，科研費関連の仕事をしていたら，PNG出張報告が可能になったという案内が来たのでオンライン作業して出張報告書を印刷。事務に提出した帰りに自販機でパンを２個買って昼飯にした。
• 昼飯を食べながら，寺尾紗穂『原発労働者』講談社現代新書，ISBN 978-4-06-288321-4（Amazon | honto | e-hon）を読む。これは凄い本だと思う。話の聞き手として，あるいは，フィールドワーカーとしての著者の姿勢が素晴らしい。もちろんこれは論文では無いので，どうして著者がこの問題に首を突っ込むことになったかという経緯から始まって，物語的に描かれてはいるが，イデオロギー的でもなく扇情的でもなく，あくまで１人の労働者としての原発作業員が何を考えながらどうやって働いているのかということを丹念に拾った，大変貴重な記録だと思う。おまけに，この導入部に書かれた坂本さんの話から，ototoyからハイレゾで購入したクワトロコンサートの中で一番好きな作品である「アジアの汗」（是非試聴されたい）が生まれた背景（たぶん）までうかがい知ることができた。このまま読み続けたいが，続きは帰りのバスだな。
• M2の院生から修論のタイトル提出について相談を受けた。締め切りまで約２週間だという。副査をお願いする先生からOKをいただいてから，改めてタイトルを見たらちょっとわかりにくかったので修正コメントをした。提出は来週月曜以降か。
• 帰りは22:00を過ぎたが，メールボックスを覗いたら，医学のあゆみからの校正刷りが届いていた。急いで見なくては。
• 川端裕人君が秘密基地を作ったとのこと。面白そう。
• UMINからメールがあり，10月24日（土）の12:00〜21:00はUMINの全サービスが停止するとのこと。まだ３週間も先の話だが，その間は当然，minato-nakazawa[atmark]umin.netも使えなくなるので，メールしたい方はgmailの方にいただきたい。

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