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【第1380回】 名谷で1つ仕事をしてから六甲で会議をして再び名谷へ戻って仕事をしてから帰宅する途中で,小川さやか『「その日暮らし」の人類学:もう一つの資本主義経済』を読了(2016年8月23日)
- 6:00起床。朝食はレトルトご飯を電子レンジ加熱して漬け物を載せたところまで昨日と同じだが,鶏モモぶつ切りとモヤシ,キャベツ,しめじなどをオリーブオイルで炒めて味醂と麺汁とスウィートチリと各種スパイスで味付けした炒め物を作っておかずにしたら,これがやたらに美味かった。とくにホワイトペッパーが利いていた。
- メールの返事を打ったりしているうちに8:30になってしまって4番のバスを逃したので,妙法寺廻りで行こうと思う。
- 今日はまず名谷で仕事を1つしてから,午後一番の会議に出席するために六甲に行ってこなくてはいけない。移動時間をうまく使いたい。
- 9:40からの案件は順調に済んだ。たぶん大丈夫だろう。次は12:00前に六甲に向かう必要があるが,それまではメールの返事を打ってから9月3日の発表準備の続きか。
- 六甲で会議をしてきたら疲れ果てていて,暫く仕事にならなかった。この炎天下に阪急六甲から神大会館までの登坂は殺人的。この時期の移動は朝晩に限定しないと辛いなあ。とはいえ,明日も午後,大倉山の楠キャンパスに行ってこなくてはいけないのだが。
- 査読仕事を1つ終わらせてメール送信してから帰途に就いた。湊川公園廻りの終バス1本前で帰宅。途中,このところ読んできた,小川さやか『「その日暮らし」の人類学:もう一つの資本主義経済』光文社新書,ISBN 978-4-334-03932-5(Amazon | honto | e-hon)を読了。物凄く面白い本だった。端を折ったページだらけになってしまったので,ちゃんと書評を書こうと思うと凄く長くなりそうだが(時間をみつけていつかやる),国際保健や国際協力にかかわる人は必読と思う。著者が冒頭書いている通り,Living for Todayは著者のフィールドであるタンザニアの都市住民特有の考え方ではなく,(現代日本の多くの人々は未来のために現在を生きていて,Living for Todayとは無縁であるかのような錯覚をしているが),ひとたび災害に遭えばわかるように,普段意識しなくても,人が生きる上でLiving for Todayが普遍的でしかも多様な適応戦略であるという見方は正しいと思う。多くの子供はLiving for Todayだし,チンパンジー研究者が言っていたようにチンパンジーはLiving for just nowだし,ドーキンスが言っていたように,他の動物にない人の特性は大きな予測能力だということを思い出してみると,いくら実は未来が不確かだと言っても,Living for Todayに埋没してしまうことは,人類の進化の方向性を否定することになりかねない。けれども,Living for Todayには,先のことを思い悩んでsocial gapから出口が見えずに苦しむ現代の日本人が,その悩みから解放されるための鍵が秘められているかもしれないし,インフォーマル経済の拡大がその可能性を広げるかもしれないという見方には一理ある。先行研究を書誌情報込みで要領よくまとめてくださっているので,フィールドで著者が見聞きした事実の描写も面白いが,思想的背景や研究史上の位置づけまでわかって,大変良い本だった。
- 知人Yさんからメールで,スピッツ/みなとを教えて貰った。確かにいい曲だ。名前と同じ曲名なので,自分のテーマソングにしようか?
- 前夜にスーパーで買った長野産の桃を剥いて食べた。1個だと1人で食べるには多すぎるが,美味であった。ただ,長野県でこの時期まだ樹についたまま残されている実を,もいですぐ食べたときの感動には遠く及ばないが。
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