Latest update on 2018年3月7日 (水) at 15:42:47.
【第1669回】 ネットワーク仕事と『明日へ』感想(2017年9月13日)
- 6:30に起きたら,『明日へ』のダウンロードが終わっていた。FLACだと4曲で600 MBを超えるので,以前より電波が弱くて遅くなったとはいえ容量無制限なWiMAX接続が活躍する。
- 朝食はレトルトご飯とイワシの缶詰と冷や奴と刻みネギという手抜き。成城石井で買ってあったパプアニューギニア・シグリを挽いて淹れ,水筒に詰めて出勤。バスの中でAXON MINIにコピーした『明日へ』の表題曲「明日へ」をステレオイヤホンで聴いたら,スピーカーで聴いたときとは明らかに印象が変わったので驚いた。これまで,ラジオでのオンエアやYouTubeで公開されたショートバージョンのMVなどを聴いていて,楽器演奏の音がバランス的に大きすぎるので,もっとボーカルがクリアに聞こえるバランスにできなかったのかと不満だった(もっといえば,アカペラの方が良かったのでは? と思っていた)し,ダウンロードしたばかりのFLAC版をPCからSound Blaster E5にUSB出力してBoseのスピーカーで聴いても同じ印象だったのだが,イヤホンで聴くと意外にも伴奏が邪魔にならないレベルのバランスになっているのだった。そういうことかと納得したが,それでもやはり,「明日へ」はアカペラか,ピアノ伴奏だけとかのシンプルな構成で聴きたい。ミックスダウンの過程で作れるはずだから,インストバージョンよりもアカペラバージョンを入れて欲しかったところ。ああ,でも,伴奏ありでの音声パートと,最初からアカペラでやるのとでは,編曲もパート割りも変わるだろうからダメか。メンバー全員のアイディアを聴いてmanakaがまとめたという歌詞がまた凄い。リトグリというグループがこれまでの日本のポップスシーンにはなかった(近い発想で才能ある若者を集めたプロジェクトがこれまで皆無だったわけではないが,構想に見合った素材と努力が集まって実力を蓄えたグループは史上初と思う)挑戦をしているので,すべてを歌に賭けて世界で勝つために努力している本人たちの気持ちが実感を伴った詩的な言葉に表されていて,その志の深さに圧倒される。中でも詩的表現として最も唸らされたのは,「明日へ走る鼓動は溶けやしないさ」であった。ラジオで声だけ聴いたときは「鼓動はとけやしないさ」の「とける」が「溶ける」なのか「解ける」なのか「融ける」なのかわからず,「鼓動」は「魔法」と音韻が似ているから,「解ける」かなあという見当外れの推測をしてしまったが,MV (Short Version)の冒頭,書き文字で歌詞が表示されて「溶ける」であることがわかり,さらに想像が広がった。「溶ける」は,普通,固まりがバラバラになって液体の中に混ざって見えなくなることを意味するので,たぶんリトグリという固い意思をもった自分たちの志を鼓動と表現し,自分たちが未来に向かって全力で努力を続けて(走り続けて)いる限り,それがバラバラになって世間に埋没することはない,という決意表明なのだろう。凡百の詞の書き手ならば「鼓動は止まりゃしないさ」としそうなところ,敢えて「溶けやしないさ」としたセンスは凄いと思う。2曲目の「COLORS」は「Brand New Day」や「Girls Be Free!」系統のキラキラした曲だが,込められたメッセージが一番近いのは「HARMONY」かな。有名な曲でいえば,SMAPの「世界に一つだけの花」と似ているけれども,「HARMONY」や「COLORS」(や,Goosehouseの超名盤『Soundtrack』に入っている「Good Morning」――実は毎朝の目覚まし音楽にしている――)は,たんに個性が大事というだけではなくて,いろいろな違うパーツがあるからこそ世界はこんなに多様で美しく成り立っているという意味での全体の中での個の生かし方というか,個の存在意義のようなことまで考えさせてくれる詞が素晴らしい。3曲目は「SAY」のStudio Live版で,5人での「SAY」のライブ音源として発売されたのは初めてと思うが,6人のときとはパート割りやバランスが違うのはもちろんだが,一人一人の声が成長していて新たな感動が得られた。これは暫くリピート再生だな。
- 今日の仕事はまず9:30からのネットワーク整備関連の立ち会いから。なぜこんな仕事まで? と思わなくもないし,本来は部局ごとにネットワーク専従のプロを配置しなくてはいけないと思うが,現状では他に適任者がいないということで仕方ない。
- ネットワーク仕事だが,こんなところにスイッチが入っていたのかという,自分が知らなかった部屋がいくつもあった。業者の人も謎解きをするようにネットワーク回線の配置を同定していくのに苦労していた(一応配線図はあるのだが)。とくにC棟や今回新しく無線LANのAPを追加予定のD棟は古いキャンパスだからなあ。
- 新設AP以外は業者と情報基盤センターの方だけで大丈夫だそうなので,実習テキスト書き再開。
- 13:00頃にネットワーク機器の置き換えのためのチェック作業が終わったとのこと。新しい無線LANのAPは従来のものより若干大きいので,D201の壁の上の方にある不思議なコンセントが潰れても大丈夫か確認されたが,講義やオープンキャンパスなどでは使われているところを見たことがないし,使い途も考えられないし,他に電源は取れるので大丈夫だと思うとしか答えようがなかった。実際の機器更新は年末年始に1日から数日掛けて行われるそうだが,修論提出間近の院生指導などの際にメールが届かないという事態が発生すると洒落にならないので,日程が決まったら早めに教えて欲しいと要望しておいた。
- 昼はカップ麺。今日は月刊Windows Updateの日なのでGPD WINも起動しなくてはならないな。
- 今回のWindows Updateは再起動しないと完了しなかったので長時間かかったが,いつも使っている4台のPCは無事に作業完了した。
- Amazonからのメールによると,『明日へ』初回限定盤が届くのは金曜日とのこと。まあ,ハイレゾ版をダウンロード購入済だからいいが,そうでなかったら,随分前に予約注文したのに発売後2日経ってからの配達というのは腹が立つかもしれない。もっとも,AXON MINIのおかげで,18:00からのLINE LIVEで「明日へ」MVのフルバージョンも見ることができたし,18:30からはラゾーナ川崎でのリリースイベントとしてのライブも(途中何度も接続が切れたが)視聴できたので良かった。
- その後もテキスト更新作業をしていたが,実習内容をいくつか変えるので統計解析についての説明もかなり書き換える必要があって終わらないまま22:00近くになってしまった。ドラゴンズも大野投手が粘り強く完投したが2-1の惜敗で,山田選手の攻守にわたる大活躍にやられたらしいのは残念だった。とりあえず帰るか。
- 湊川公園廻りの終バス1本前で帰宅し,コンビニで買った握り飯とキウイフルーツを切ってヨーグルトを掛けたもので晩飯を済ませた後,ふと思い立って『明日へ』をFiio X3に入れ,LINE OUT端子からBOSE Companion IIIに出力してみたら,PCからSound Blaster E5にUSB出力してBOSE Companion IIIに出すよりもストレートで良い音に感じた。もしかするとSound Blaster E5経由で出力する場合はイコライザーの設定などのチューニングが必要なのかもしれないが,少なくともデフォルトではFiio X3の再生が最良の結果なように思った。
△Read/Write COMMENTS
▼前【1668】(院生相談への対応とテキスト作成の続きと論文書きの続きと(2017年9月11-12日)
) ▲次【1670】(新長田経由で出勤(2017年9月14日)
) ●Top
Notice to cite or link here | [TOP PAGE]