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【第513回】 講義とゼミの日(2013年11月11日)
- 5:55起床。イワシ明太の消費期限なのでフライパンにオリーブオイルを引いて炒め,別に小さな鍋に湯を沸かしてキャベツを茹で,洗って切ったトマトと合わせて塩コショウを振って付け合わせた。白い御飯とともにいただく朝食。食後,優雅に紅茶を淹れてライム果汁を3滴落として飲んでいたら,直通2番を逃してしまった。往路バスは直通3番。
- 今日の予定は,午前中に教務関係の打ち合わせ1件,3限が公衆衛生学講義,18:30から院生の相談があって,19:30からゼミ。合間を縫って水曜の講義資料を完成させ,木曜の講義準備も進める必要がある。
- 資料をA4両面で印刷するのに意外に時間がかかり,若干遅れて公衆衛生学講義開始。ただ,今日のネタは前期に保健行政論で既に喋ったことと結構被っていたので,最後にミニレポートを書く時間を5分取れた。
- 昨日のGigazineの記事,「子どもの肥満とファーストフードのテレビCMには関連性があることが判明」は,このpdfがソースのようだ。Fast foodは「ファーストフード」より「ファストフッド」の方が英語の発音に近いと思うが,紹介記事としては良いと思う(ソースpdfへのリンクがあったらもっと良かったが)。とはいえ,ネタとしては驚くようなことではない。テレビCFがfast foodの消費量を上げることは当然だし,fast foodの消費量が増えれば肥満も増えるだろうし,そのことを示す先行研究もいくつも存在する。むしろ,テレビの威力は当然この逆向きにも作用するので,テレビCFで痩せ過ぎモデルが美しく描写されることが,日本の20代〜30代女性の1/4が痩せ過ぎなことに影響している可能性の方が研究としては未開拓な分野だ。痩せ過ぎではレプチン分泌が不十分になり,月経不順になったり無排卵性月経になったりして妊孕力低下が起こる可能性が高いので,6月の人口学会でも,このことが日本の低出生力に影響した可能性について発表してきたのだが,今のところ実証的な研究はない(Fijiではテレビ放送が始まってから若年女性の拒食症が増えたという研究があるが)。実証のためには,検証すべき仮説をいくつものパーツに分けて個別にデザインする必要があるが,現在,その第一段階のものに卒業研究で取り組んでくれている学生がいるので,彼にはGigazineの記事を知らせておこう。
- 18:30から19:30まで院生の論文直しを一語ずつ練りながら丁寧にやって,19:40頃からゼミ。J. Nutr.に載っている栄養介入研究の紹介。子供対象の数年間の介入研究で,サンプルサイズも大きくて統計解析もきっちりやっていて凄いとは思うが,ベースラインの食事調査をしていないのが欠点。プラセボ群でも十分に栄養摂取できていたら,stuntedやwastedの原因は違うところにあることになるはず。力業でJ. Nutr.にacceptされてはいるが,デザインはセンスないなあ。
- 厚労科研の公募要領(pdfファイル)が公開された。後で目を通さねば。
- 湊川公園廻り終バスで帰宅し(途中,「地下鉄に乗って、フレネシさんのドルフィノを聴いているのだが、ゲンダイに比べるとシュールさ少なめ、その分お洒落な感じ。Cloud Bossaがすごく気持ちいい。」とtweetした),イカ明太載せご飯とブルーベリーヨーグルトで晩飯。
- 講義準備を少し進めてから風呂に入ったら2:00になってしまった。
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