Latest update on 2018年3月7日 (水) at 15:42:47.
【第862回】 会議と講義準備など(2014年12月10日)
- 6:20起床。街頭やメディアで相変わらず景気回復とか世迷い言を叫んでいる政治家が多いことにうんざりする。次項に10日ほど前に書いたことを再掲しておくが,人口が減少中で,個人消費が可処分時間による生物学的上限にほぼ到達してしまった現在,問題の先送りや見掛けだけの目眩まし以外の景気回復は不可能。リフレ派とかの経済学者などがこの自明の理がわからないのは,生物学的な人間の限界を無視しているからだろう。
EM=PAXという考え方に至る経緯として,最初に書いたのは枕草子(1998年4月22日)「景気は回復するか?」,それを振り返りつつ敷衍したのが群大にいた頃のメモ(2010年7月12日),I=PATとの類似に気づいたのがその翌月のメモ(2010年8月2日)だった。異動後は,Xの目眩まし性に触れた鵯記(2013年10月1日)くらいか。もう少し誰にでもわかるような説明を書いて,pdfの文書として公開したいのだが,時間が無い(本当はデータを使うかシミュレーションでクリアに示して,public policy系のジャーナルに出してみたいところだが,そんなことをやっている時間は尚更ない)。
- 今日は3番のバスで出勤し,午前中は学生の研究相談を受けながら明日の講義準備をして,午後は会議がいくつかある予定。
- というわけで15:00までは隙間無く会合が続いた。次は16:30から……というわけで,某準備会だったわけだが,17:55に抜けて某重要会議へ。18:30にそれが終わって研究室に戻ってから講義に欠席した学生への対応のための文書を作ってメールを打ち,その後にやっと明日の講義準備。21:40に終わって帰途に就いた。湊川公園廻り終バス1本前。
- このところ多忙すぎて(あるいは老化してるのか)記憶が混乱したりミスが多い。名著『カストム・メレシン』がヴァヌアツの話だったため,『人類学と国際保健協力』明石書店に載っている白川さんのマラリア対策の話はミャンマーなのに,ヴァヌアツについて書いてあるかのように説明してしまった気がする(まあ,読んでくれればわかる間違いだから実害は少ないと思うが)。tickとmiteはマダニみたいな大きなダニと,コナヒョウヒダニのような小さなダニのことなのに,蚤とか虱みたいなやつと口走ってしまったが,落ち着いて考えてみれば蚤はflea,虱はliceであることは高校生だってわかるよなあ。ダメすぎる。
△Read/Write COMMENTS
▼前【861】(学生や院生の相談に乗る日(2014年12月9日)
) ▲次【863】(久々に長野へ(2014年12月11-12日)
) ●Top
Notice to cite or link here | [TOP PAGE]