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【第97回】 Fascinating Rhythm(2019年5月2日)
- 寝坊して「なつぞら」を見ていたら,最後にバックで流れていた音楽が耳に引っ掛かり,あれ何だっけ? とつらつら10分ほど考え,たぶんガーシュインのFascinating Rhythmだったなと思い出した。YouTubeで検索してみたら,確かにぼくが思い描いていたメロディはそれで合っていたが,Jacob Collierの一人多重録音が凄かった。で,Jacob Collierを検索してみたら3月に(来場している客を含めて)物凄いライブをやっていた。オーディエンスの一人として来場していたQuincy JonesにHappy Birthday to Youを歌った後でバンドアレンジの,最初ははっちゃけていてエンディングはJazzyなFascinating Rhythmも凄かった。音楽的なアイディアに溢れていて,初期のPrinceを思い出した。スタンディングオベーションも納得。リンク先の動画はfancamっぽいが,音質が良いlive albumを出して欲しいところ。こんなに凄いヒトが音楽シーンで知られていないわけもなく,この記事を初めとして絶賛の嵐だった(最初はYouTuberだったそうで,日本で言えば米津玄師みたいな感じの存在?)。リンク先の記事で紹介されていたStevie Wonderの"Don't Worry 'Bout a Thing"のカバーも素晴らしい。これまで知らなくて損をした。とりあえず,moraでカバー曲集が販売されていたので買ってみた。
- 今日は長野で着ていた衣類を洗濯しなくてはいけないので,浴槽に湯をためて入浴後に洗濯してから名谷キャンパスに出勤する予定。
- 松宮宏『アンフォゲッタブル』を読んでいたらどうしても聴きたくなったJazzアルバムをタワレコオンラインで注文していたのがドサッと届いた。とりあえずリッピングしよう。一番の楽しみはClifford Brown with Stringsだな。
- TAP the POPのいか天記事で一つ書き忘れたのは,THE NEWSのこと。「POPS!」という曲の「簡単な 夢ばかり 追いかける」というフレーズが印象的であった。フロントでギターボーカルの青木陽子,ベースボーカルの竹山奈穂子がシャウトするのを,後ろでドラムの内山さんが叩き出す激しいビートが支えるスタイルが格好良かったし,歌詞もアナーキーで,無批判な社会化への反発が現れていた(この記事が紹介しているように,「もっと自由に」も心を抉られるような曲だった)。何年か(十何年か?)前にふと検索して,まだ音楽活動を続けているのを知り,『からっぽの青』というCDを買ったが,相変わらずストレートにアナーキーだった(公式サイトのメッセージ)。最近ソロシンガー・女優として活動しているシシド・カフカは内山さんが脱退した後の3代目としてTHE NEWSでドラムを叩いていた人なので,もしかすると『からっぽの青』のドラムはシシド・カフカかもしれないと思ったが,それは流石に時代が合わないか。それにしても,さっきふと検索して見つけたこの記事には驚いた。THE NEWSの二人だけでなく,カブキロックスの有村氏神一番とか人間椅子の和嶋慎治といった,いか天で知ったミュージシャンに加えて,昭和の頃から反体制の旗手的なパンクロッカーであったスターリンの遠藤ミチロウや頭脳警察のPANTAが恋チュンを踊っていたとは。まあ,PANTAも制服向上委員会のプロデュースに関わり,反原発や反戦を訴えるにも強面ではなくしなやかに強かにやる方が良いと思うようになったのかもしれないが。
- ドラゴンズは途中まで勝っていたが,炭谷捕手に失投をホームランされた後,ツーアウト1,2塁で,レフトフライかと思われた岡本選手の打球が東京ドームの天井に当たってしまい,京田選手も高橋周平選手も目を離していて捕球できないという痛恨のミスに続いて陽岱鋼選手のスリーランホームランが飛び出して敗色濃厚となり,中継ぎの祖父江投手も1失点,田島投手は坂本選手にツーランホームランを浴びて万事休す。今年になってからは最悪の試合で負け越し数が2に増えた。明日から仕切り直さないと。
- ミニレポート採点を終わらせてから帰ろうと思う。
- Gigazineの去年10月の記事で紹介されている,Richard Stallmanが提案した「心あるコミュニケーションのガイドライン」(原文は,Gnu Kind Communications Guidelines)が素晴らしいと思う(kindをどうして「心ある」と訳したのかはわからないが)。もっとも,Twitterでは遵守は難しそうだが。
- 先日触れたNutrienTrackeRパッケージだが,BiocStyleパッケージに依存し,それがR-3.6.0では利用不可能と表示されるので困ったが,ここに書かれているように,まずinstall.packages("BiocManager")をしてからBiocManager::install("BiocStyle")とすることでインストールできた。
- 人口学関係のRパッケージが現在どうなっているかをチェックしていたら,いつの間にかdemogRに新しいメンテナが見つかって復活していた。もっとも,Caswell (2001)とMorris and Doak (2002)に書かれている,行列モデルによる年齢構造人口解析の実装としては,popbioというパッケージがあるが。なお,もちろんRob Hyndmanが牽引しているdemographyパッケージは健在で,Lee-Carterモデルを含む人口予測関連の機能では,これが定番だと思う。
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