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【第99回】 サイクリング(2019年5月4日)
- 7:00起床。食事をして,まずは昨夜不在配達されていた宅配便の再配達を待つ。息子が初任給で買ってくれたプレゼントとのことで楽しみ。
- 10:00になったらクリーニング屋でスーツを引き取ってきてから名谷キャンパスに出勤予定。
- 今日は天気がいいので,昼過ぎまで仕事をしたら研究室に置きっぱなしにしてある折りたたみ自転車を引っ張り出して,明石までサイクリングしようかと計画している。目的はこれ。帰りは自転車をたたんで山陽電車に乗り,板宿で降りて明日のために井戸書店の場所を確認してから帰る予定。さてどれくらい実現できるだろうか。
- 患者調査のデータから15~24歳女性の年齢別入院受療率をみると,人口10万対144(15~19歳)と273(20~24歳)となっている。去年の疑問(たかだか数年間で重篤な有害事象=入院するような症状が7%近くでるのは普通のことなのか?)を,このデータを使って検証できないかと思ったが,その年代の平均在院日数が10日程度だとすると,5年間では重複なしとして3割程度の人が入院を経験することになってしまって変だし,傷病別に在院日数が違うし,重複があるだろうし,やっぱり無理そうだ。生命保険文化センターの調査で20代女性の過去5年間の入院経験者割合が7.5%と出ているが,この調査結果は20代女性のサンプルが201人しかいないのがネックで,7.5%は15人でしかなく,そのうち1年以内が6.7%(1人),1年~3年以内が40%(6人),3年~5年以内が53.3%(8人)とあり,偶然誤差が大きすぎるし(つまり,1年以内の入院経験者割合を入院リスク指標として使うと,0.5%/年ということになるが,これだと5年でもせいぜい2.5%にしかならない),対象者がワクチン接種を受けられるような健康状態の人だけになっているかもわからないし,やはり何とも言えないな。(つまりこの項はほとんど意味がない記述なので無視されたい)
- 息子からの宅配便を無事受領。宅配ボックスに入らないくらい大きなダンボールだった。中身は緩衝材としてのタオルケットとかセーターに挟まれた,鼻毛カッターとネクタイであった。高級ネクタイをする機会はそんなにないのだが,人口学会でするかな。
- Collin Fayという方が,CompareRというシステムを開発し,バージョン間での動作を比較できるようにしてくれた。乱数生成のデフォルトが3.5.3から3.6.0で変わったことがはっきりわかる。CompareRはNode.jsのアプリで,まだご自分のPC上でローカルに動いているだけだが,数日中に公開されるとのこと。
- クリーニング屋でスーツなどを引き取ってきたが,裏地付きコートとスーツ上下とネクタイとワイシャツで2,200円というのは,たぶんかなり安い部類だと思う。
- SNSやメディアで散見される男系/女系という言葉には違和感ある。英語だと父系(patrilineal),母系(matrilineal)はあるけれどもvirilinealとかuxorilinealという言葉はない(たぶん。見たことない)。居住制だと父方居住/母方居住(patrilocal/matrilocal)と夫方居住/妻方居住(virilocal/uxorilocal)の意味内容はそれぞれほぼ共通だが,家系制度は系譜関係の中でしか定義されないから,SNSやメディアも父系・母系を使うように統一したらいいのに。何で男・女という言葉を使いたがるのだろう。
- 神本秀爾・岡本圭史(編)『ラウンド・アバウト:フィールドワークという交差点』集広舎,ISBN 978-4-904213-65-0(Amazon | honto | e-hon)を読んでいるのだが,多くの文化人類学若手研究者が,My first fieldwork的な文章も含めて,参与観察で自らが変容していく過程を描き出している,という本。藤井真一さんのソロモン諸島の話は,ぼくが調査してきた場所に近いところなので,言葉が多少わかることもあって,より興味深く読めた。ただ,『実は,ガダルカナル島の諸語については,辞書も単語帳もない。指差ししながら物の名前を聞き,「××って現地語でどういうの?」とソロモン・ピジンで尋ね,世界初の単語帳を作る勢いで,二〇一八年現在でも現地語を勉強し続けている。』(p.81)とのことだが,単語帳のようなものはないこともない(Aola近辺で収集されたらしい)。2章,3章の萩原卓也さんの肉体派フィールドワークも大変面白い。身体性を通してしか「わからない」ことって,確かにあると思う。まだ途中だがとりあえずメモ。
- 今日のドラゴンズとスワローズの試合は3回まで1-1の互角な勝負だったが,その後いろいろとまずいプレーが出て大量失点し,今日も敗色濃厚。
- そういうわけで,仕事を切り上げて自転車で明石を目指したのだが,近道をしようと土池公園のところで直進する細い道に入ったら行き止まりで,結局土池公園の脇の急坂を降りて右折し,さらに右往左往しながら進んだので時間を浪費してしまった。後で地図を見たら,たぶん土池公園の先で道なりにいったん北上する方が良かった。その後も垂水まで南下してから西に向かい,舞子駅のところで国道2号まで降りるまでは行き止まりが多くて困った。明石海峡大橋や海の景色は素晴らしかったので良かったが,明石市文化博物館に着いたら18:10になっていて,江口寿史展を見ることはできなかった(18:30までやっているのだが,閉館30分前に入館は締め切られる)。仕方ないので隣の明石公園(明石城跡や有名な日時計がある)を見てから駅まで降りた。山陽明石駅のところで自転車を畳み,輪行袋に入れて山陽電車に乗り,板宿まではあっという間だった。井戸書店の場所をチェックしてから(大変わかりやすい場所にあった),自転車を押して帰宅した。
- ドラゴンズは8-4で負けたとのこと。ナゴヤドームで三連敗は避けたいので,明日は勝って欲しいが。
- 玄米を炊き,豚肉とシメジと青梗菜を炒めて晩飯。
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