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【第400回】 講義と講義準備(2020年5月20日)
- 6:00起床。76.90 kg,98%,36.7℃。
- 自粛要請の中で営業している店名を自治体が公表するという行為は,バッシングを煽っていることにならないか。営業しているかどうかは見ればわかるわけだし,対策している感の演出? やり方がまずいと思う(同業種でもクラスターが発生した等の理由で一部の店だけ暫時営業すべきでない場合は,韓国で感染者の移動経路が公表されているのと同様な意味で店名公表にも意味はあるかもしれないが,その業種全体が自粛要請されている場合は,店名公表の意味がわからない)。規制行政的な行為は公権力にしかできないことが私刑への抑止力になっているので,本当に必要なら法的根拠をはっきりさせて営業停止命令を出すのが筋だろう(食中毒の場合は食品衛生法で営業禁止命令や停止命令を出せるわけだから)。法的に無理ならば,休業補償をするから営業しないでくれと要請するのが筋で,バッシングにつながるようなやり方は間違っていると思う。
- 今日は15:00から教員会議等の会議がある……と完全に勘違いしていたが(先週運営会議があったので)来週だった。
- 18:30から講義の予定は変わらない。明日の講義準備を進めなくては。
- 16:30頃に明日の講義資料が完成したのでアップロードした。
- BMJの論文,Piccininni M et al. "Use of all cause mortality to quantify the consequences of covid-19 in Nembro, Lombardy: descriptive study"(2020年5月14日掲載)は,イタリア北部ロンバルディア地方Nembroという都市での全死因による死亡を評価している。1月1日時点の人口11505人で,2012年1月から2020年2月までの月ごとの死亡率は1000人年当たり10前後で最大21.5だったのに,3月は154.4に達し,4月の最初の11日は23.0に低下したことと,65歳以上男性の死亡が増えていたこと,4月11日までのCovid-19による死亡と確定診断がついているのは85人で,全死因による死亡数166の約半分がCovid-19によっていたことを報告している。検査漏れ,超過死亡,報告の遅れを考慮すべきで,そのためには他の地域でも全死因の分析が必要だと主張している。
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