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【第610回】 正月(2021年1月1-2日)
- 9ヶ月ぶりに妻子に会った正月。
- 1月2日朝は7:45起床。98%,35.7℃。神戸へ移動。帰宅してメールチェック。
- このtweetが引用しているメタアナリシスの結果を紹介する日本語説明では,実際にどういう研究なのか詳細不明なので,どれくらいのエビデンスなのかわからないのだけれども,確かに安い薬は儲からないから製薬会社が投資しないし政府も資金援助しないという話は良くあって,それがNTDs(Neglected Tropical Diseases: 顧みられない熱帯病)を生んできた根源でもある。だからこそ世界中のフィラリア患者を救ってきたイベルメクチンは凄い発見・発明だったわけで,この連ツイでの議論は一理ある。ただ,自分の判断を下すためには,元の研究の信頼性が大事なので,元の情報源を読んでみないといけない。とくに,この情報源はPeer Reviewを通った原著論文ではなく,プレプリントと同じく,このサイトで発表されているだけだし。幸い,メタアナリシスは,方法論も確立しているし,時間さえあれば基本的に自分で追試できるので,信頼性は確認しやすい。
- 昼飯は冷凍シーフードと冷凍野菜を使ってシーフードパスタと林檎1個。晩飯は玄米ご飯を炊いて,ニンニクなめ茸を添えてレトルトカレーを掛けて済ませた。
- 逃げ恥スペシャルは,さすがに野木さんの脚本で,いろいろな社会問題にアドレスされていたし,日付と世の中の雰囲気が実態に合っていた(ProMED初報も1月2日だったことを考えると沼田さんが最初に新興感染症に気づいた日付があまりに早すぎたが,それ以外はhttps://minato.sip21c.org/2019-nCoV-im3r.htmlで確認してもらうとわかるが,ほぼ正しい日付考証だったと思う)。2019年の,誰もマスクをしていない町を撮るのは大変だっただろうと思うが,あれは合成だったのだろうか? エンディングが現実と違っていたのは,たんにドラマ収録時にはここまで現実が悪化すると思っていなかっただけかもしれないが,もしかするとMIU404のエンディング近くの仕掛けと逆のやり方だったのかもしれない。NZや台湾のように対策が成功して国内終息した「あり得たかもしれない希望」を描くだろうとはサブタイトルから何となく思っていたが,ドラマが終わって「そうではない現実」に引き戻されるという効果を狙っていたのだとすると天才的。
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