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【第700回】 講義計画の準備とか(2021年4月5日)
- 7:30起床。81.20 kg,99%,35.9℃。
- まん延防止等重点措置が3府県(というより6市=大阪市,仙台市,神戸市,尼崎市,西宮市,芦屋市)で始まったが,行動抑制レベルとしては,これまでの緊急事態宣言を再開するのとほとんど同じことで,名前が違うだけ。たぶん解除してすぐ再開が行政の不手際とみられるのを嫌ったのではないか。以前から書いているが,マスク会食とか永遠に時短とか,人間というものがわかっていない机上の空論と思う。1月の緊急事態宣言発出直前,時短ではダメだろうと書いたが,短期間の補償付きの休業をなぜしないのか。あるいはせめて会食禁止にして一人客だけ無言で食べるというスタイルのみ許可にしないのか。店側だって長期の時短より短期の補償付きの休業や一人客の黙食のみ許可の方がマシと考えないか? 見回りの様子が報道されているが,人が見回って質疑すること自体,感染拡大リスクを高めるし,どうせ金を掛けるなら空気質モニタと監視カメラでも設置した方が実効が上がるのではないか?
- ラボのPCへのTeXLive2021のインストールが漸く終わったのと,院生の相談に答えていた時間が長かったが,それ以外は講義計画の更新作業をしていた。水曜から講義が始まるので急がないと。
- ご恵贈御礼。本が4冊届いていた。浜田明範・西真如・近藤祉秋・吉田真理子(編著)『新型コロナウイルス感染症と人類学』水声社,ISBN 978-4-8010-0563-1(Amazon | honto | e-hon)は院生も含めた多くの文化人類学者が分担執筆していて,パンデミックとは? Withとは? 医療人類学も含めた文化人類学はこのような状況下で何ができるのか? といった多様な視点からCOVID-19パンデミックにアプローチした本と思われる。井原泰雄+梅﨑昌裕+米田穣『人間の本質に迫る科学:自然人類学の挑戦』東京大学出版会,ISBN 978-4-13-062228-8(Amazon | honto | e-hon)は東京大学の教養の自然人類学の講義がきっかけで生まれた,自然人類学の教科書とのこと。人類生態からは現在の教授である梅﨑さんが腸内細菌の話を書いている他,元教授の大塚さんと知保さんが短いコラムを書いていた。後2冊は,YouTubeチャンネルで公衆衛生学や疫学の普及活動をされている守山正樹先生からで,YouTubeでも紹介されている『手で考える公衆衛生学:COVID-19禍のもとでのオンライン授業』NPO法人ウェルビーイング,ISBN 978-4-904997-04-8(Amazon | honto | e-hon)と,『統計学:COVID-19禍のもとでのオンデマンド授業』NPO法人ウェルビーイング,ISBN 978-4-904997-03-1(Amazon | honto | e-hon)であった。どちらも日本赤十字九州国際看護大学のリポジトリからPDF版がダウンロードできるそうだが,どちらも大変ユニークな公衆衛生学と統計学のテキストと思った。副題が微妙に違うのは,公衆衛生学が「手で考える」ためにワークショップ的な学び方が必要だからだろうか。
- 閉店直前のLIFEで食材を買って22:00過ぎに帰宅し,冷や奴とふりかけご飯で晩飯を済ませた。
- RATOCのWiFi空気質センサー/ロガーは楽天でもAmazonでもYahooでも売り切れている。よほど売れているのだろうか。
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