【第746回】 今日も良い天気だ（2021年5月23日）

• 7:00起床。81.00 kg，98％，36.2℃。
• 画面を6行8列に分割して都道府県別covid-19の新規報告数推移の折れ線を描くコードを動かすと下図が得られる。色分けして重ね描きするより，ある意味わかりやすいかもしれない。
  
• （この項，若干ネタバレなので，『空よりも遠く、のびやかに』未読の方はスキップ推奨） 昨日，「現実にもこのブレイクスルーで」と書いたのは，現状として，平和にもフェアネスにも背を向けてしまい，もはや五輪憲章など反故にしてしまっているIOCやJOCや五輪運営委やスポンサー企業や電通が仕切っているようなオリンピックは見捨てて，各競技者たち自身が種目別に自主大会を開催し，オンラインネットワークで繋ぐという形の方が，未来の国際スポーツ競技のあり方として理想的なのではないかという意味。一堂に会することに拘ること自体，低中所得国のアスリートにとって不利なので，フェアネスに反するのではないか。プロアマ混ざってやるような競技もフェアネスに反するので，従来からあるプロの世界大会がテクニカルには世界一ということで良いのではないか。
• 天気も良いし，須磨海岸を散歩してアグロガーデンで食材を買ってくるつもり。
• 16:20から科学史学会のオンライン公開シンポジウムを拝聴。大変興味深かった（発表者の皆様ありがとうございました）。マスクの材質別（不織布マスクとかウレタンマスクっていつ頃登場したのだろう？　など）の検討はされたのだろうか？　とか，結核の発症予防が過重労働を避けるとか栄養状態を良く保つとかいったことであるなら，それは個人衛生というよりも，そのための法制度や環境衛生が必要だからこそ工場法が作られたのではないかとか，日活癩予防映画三部作というのが1930年代のものならば，癩予防法の下で強力に隔離が進められていた頃だから，個人の予防というよりも隔離に力点のあるプロパガンダ映画では無かったのだろうか？　とか，いくつか気になる点はあったが，会員でも無いし質問は控えた。なお，討論の方が指摘していたCOVID-19の重症化や死亡の性差で男性のCFRが高いという話は，現象としては2020年2月にはいくつも指摘されていて，ほぼユニバーサルに観察されているし，大規模データでも中国CDCの報告でわかっていたし，生物学的なメカニズムについてもいくつか仮説は出ている（Gemmati A et al. "COVID-19 and Individual Genetic Susceptibility/Receptivity: Role of ACE1/ACE2 Genes, Immunity, Inflammation and Coagulation. Might the Double X-chromosome in Females Be Protective against SARS-CoV-2 Compared to the Single X-Chromosome in Males?"，Haitao T et al. "COVID-19 and Sex Differences: Mechanisms and Biomarkers"，Penna C et al. "Sex-related differences in COVID-19 lethality"，Viveiros A et al. "Sex differences in COVID-19: candidate pathways, genetics of ACE2, and sex hormones"など）ので，おそらく社会的な性役割の違いによるわけではないはず。
• ドラゴンズはジャイアンツに4-1で勝っていた。ビシエド選手が底を脱出した感じなのが大きい。
• R-4.1.0で導入された新しいパイプ演算子|>の演算優先順位は？　という質問がR-helpにあって，Duncan Murdock師による明快な回答があった。"*"より上だが":"より下とのこと。まあ，曖昧なら括弧を付ければ良いわけだが。

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