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【第970回】 キックオフミーティングオンライン(2022年2月15日)
- 6:20起床。83.40 kg、97%、36.8℃。
- ゴミ出しをしてから郵便受けを見たら、先日Amazonから委託を受けた宅配業者が番号を書き間違えたせいで受け取れていなかった本が入っていた。管理人さんが宅配ボックスを開けてくれたようだ。佐本英規『森の中のレコーディング・スタジオ:混淆する民族音楽と周縁からのグローバリゼーション』昭和堂、ISBN 978-4-8122-2010-8(Amazon | honto | e-hon)である。彼のアレアレのパンパイプの話はオセアニア学会で何度か聞いたが、Narasiato Pan Pipersの音楽はCDも買って持っているし、音楽としても大変魅力的なので、常々面白いと思っていた。博論を改稿して出版した本が去年出ていたことに気がついて注文したというわけである。とはいえ、このところ新規入手した本が多数あるので、暫くはこの本までは辿り着けなそうだが。
- しまりす君のYouTubeアニメシリーズ、昨日、第3話 飲んだらなおったんだから 「薬の効き目を調べるには」(常々秀逸なセンスだと思っている小林製薬*みたいなネーミングの「ヨクナール」の効き目を信じるしまりす君が3た論法に陥っていることを指摘し、counterfactualに繋いで、タイムマシンがない地球では、といってFisherのランダム化へ、そしてRCTに繋ぐ展開が秀逸。背景の京都の風景も美しい)と第4話 タバコを吸った人が全員肺がんになるんじゃないと 「病気の原因を調べる方法」(結核の例を使った人-原因-環境理論……感染症の例だから、感染症成立の三要因の話になるが……の説明とか、counterfactualの復習から、倫理的にRCTが許されない場合はコホート研究をするという話に繋げ、コホート研究では交絡の問題が起こるから、予防試験という方法があるけれどもMRFITで示されたように割り付け通りに予防的介入を遵守しないことが多いので難しい、と説明し、しまりす君が持ち出すハイテク装置「イエッサー」というSF的な落とし方が、やはり秀逸だった)が公開されていた。MRFITについてはJAMA Classicsとして2008年に1986年の論文を振り返ったものも読んだら良いと思う。
- *ぼくは常々「サカムケア」とか「ナイシトール」みたいな小林製薬のネーミングは秀逸だと思っていて、「ヨクナール」はそれに似たセンスを感じさせる。とはいえ、名前が「ヨクナール」に一番近くて、しかも風邪薬な「カコナール」は第一三共なので、佐藤俊哉先生が小林製薬ネーミングファンかどうか知らない。
- 今日は13:30からオンラインでCampus Asia PlusのKick-off meetingがあり、プレゼンをしなくてはいけない。今朝届いた最終スケジュールによると35分しか時間がないようなので、だいぶ端折らないと話が入らないな。まあなるようになるだろう。
- 相当端折ったが、やはり全然入りきらなかった。Chairを務められた木村先生には申し訳なかったが、handlingありがとうございました。
- YouTubeの加藤礼愛「I was born to love you」は凄いと思う。Freddieもあなたの解釈が好きだと思うよ、と英語でコメントしている方がいるが同感。帰宅後、日付が変わってすぐにmoraでLittle Glee Monsterの「Your Name」ハイレゾ版の96.0kHz/24 bit版の方(moraには44.1 kHz/24 bit版のFLACも、ハイレゾ版という表示で同じ値段で売られているので要注意)を購入。
- YouTubeのCinématographe Official channelは素晴らしいのだが、視聴回数が少なくて勿体ない。それ以上に、これらのオリジナル曲とカバー曲をまとめてアルバムにしてくれたら絶対に買うんだが。竹澤汀さんのアートセンスも素晴らしいので、配信よりCDメディアを希望。
- COVID-19の累積死者数と20日前までの累積感染報告数の関係の軌跡は、国レベルの作図をこれまでしてきたが、都道府県レベルでもやってみた。tweetしたように、最近はどこでも20日前の感染報告数当たりの死者数(CFRの簡易推定値)が低下傾向だが、都道府県によって差があり、大阪や兵庫が高く沖縄が低いことがわかる。
- 『データ視覚化の人類史』(青土社)を偶然見かけ、面白そうだったのでKindle版を衝動買いしてしまった。口絵として有名なSnowのボロノイ図(かつてtweetしたが、Rではcholeraパッケージを使うと簡単に描ける)とかナイチンゲールのrose chart(RではHistDataパッケージに入っているNightingaleというデータセットを使えば描ける。使い方はexample(Nightingale)でわかる。ただしパッケージ名はhistDataではなくHistDataが正しいので注意)が載っていた。HistDataパッケージにはもちろんSnowのデータも入っていて、library(HistData); SnowMap(polygons=TRUE)でボロノイ図が描ける(choleraパッケージで描ける図と見比べると面白い)。当時のロンドンのコレラ死者について標高と給水系統とともにFarrが記録させたデータもCholeraとして入っていてexample(Cholera)とすると解析例が出てくる。疫学教育に大変役に立ちそうなパッケージ。
- ふと気がついたら3:00近かった。
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