昨日メモした『データ視覚化の人類史』は、原著がMichael Friendly & Howard Wainer "A History of Data Visualization and Graphic Communication"(Harvard Univ. Press, 8 June 2021)で、Kindle版でも6,000円以上するのだが、それから半年も経たずに邦訳が出て、しかも原著の半額以下というのは、お買い得感が凄い。HistDataパッケージのリファレンスマニュアルを見ると、筆頭開発者にしてメインテナが本書の筆頭著者であるMichael Friendlyさんであることがわかる。マニュアルにはReferencesの中にFriendly, M. & Wainer, H. (in progress). The Origin of Graphical Species. Harvard University Press.と書かれており、これが改題されて出版されたのだと思う。つまり、まったく偶然に、ぼくは本書のサポートパッケージに辿り着いていたわけだ。通勤途中で読み始めたが、著者二人はTukeyの弟子筋だそうで、FriendlyさんのtwitterにはTukeyのお墓の写真が載っていた。