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【第980回】 今日も採点(2022年2月25-27日)
- 6:20起床。82.90 kg、98%、36.9℃。
- 名谷へ出勤して採点。我ながら必要以上に厳密にやっている気がしないでもないが辛い。
- 事情はよくわからないが、すべての人類が鄭君がいうところの道徳次元4だったら戦争は起こらないはずだし、ロシア側が何を言おうと、ロシアがウクライナに侵入しているのは間違いないので、終結にはロシアが戦闘を止めるという意思決定が必要だろう。ロシアがチェルノブイリ原発を占拠したというニュースがあったが、原発自体は稼働していないし石棺になっているはずなので、占拠する意味が分からない。作業員が住んでいたプリピャチは今でも廃墟なので、原発ではなく15 km離れたチェルノブイリの町を占拠したということではないのだろうか。あるいは、プリピャチを占拠したというならまだわかるが。
- Nightingaleのrose chartは、baseグラフィクスならばplotrixパッケージのradial.pie()関数を使えば描けるが、たぶん実装上のバグに近いと思うのだけれども、radial.limを指定できるのに描画座標系をradial.extentsで決めているために2つのグラフを同じスケールで描くことができない(あと、labels=オプションがstart=とclockwise=に追従してくれない)。というわけでスケールが変わってしまうが、HistDataパッケージとplotrixパッケージをインストールしてあれば、このコードを実行すると下図が描ける(修正追記:plotrixパッケージのradial.pie()関数は与えた数字が半径として使われるので、裏RjpWikiさんが言われるように面積にしなくてはいけないとすると、工夫が必要だった。ここまでして、かつ、数値ラベルもきれいに打てないなら、フルスクラッチで書いた方が早いかもしれない)。
- 人口動態統計の2020年確定数が出た。fmsbパッケージ内のJvitalデータを更新しなくてはならないので、ついでにRose Chartをフルスクラッチで書いてみるか? それより大事なことは、0.7.2で入れ損なった、spearman.ci.sas()の欠損値対応を忘れないようにしないと。もっとも、締め切りを延長して貰った採点と成績入力を完了するのが先決だし、3月上旬に第23回完全生命表が発表されるはずなので、Jlifeも同時に更新したいところだが。2020年だとあまり顕著でないが、2021年9月の月報速報を見ると、2021年の死亡増加はかなり顕著なので(2020年9月の月報速報を見ると、2019年と2020年の月別死亡数はほぼ変わっていない)、たぶん最近5年くらいの死因別死亡のレーダーチャートを描くと2021年のCOVID-19の影響がはっきり見えると思う。平均寿命がはっきり短縮した欧米ほどではないにしても、旧専門家会議を解体して分科会を発足させて以降、日本もCOVID-19対策には失敗している。
- 土曜は7:20起床。83.00 kg。
- 在宅でレポートのオンライン採点を続ける。
- Publish前のpreviewだが、Uyanto, S. S. An Extensive Comparisons of 50 Univariate Goodness-of-fit Tests for Normality. Austrian Journal of Statistics, 51(3), 45–97. Retrieved from https://ajs.or.at/index.php/ajs/article/view/1279は面白い。正規性の検定50種類を比較している。fmsbにgeary.test()として実装したGearyの検定も入っている。fBasicsなど、使ったRのパッケージがたくさん挙げられているが(fmsbは入っていなかったので、Gearyの検定は、normtestパッケージのgeary.norm.test()を使っているのだと思われる)、自由度3のt分布、ラプラス分布、locationが0でscaleが4のロジスティック分布、locationが0でscaleが3のグンベル分布、locationが0、scaleが1、slantが7の歪正規分布、shapeが2でscaleが1のガンマ分布、shapeが1.5でscaleが1のワイブル分布、shapeが2と5のベータ分布、0から1までの一様分布(これらの分布関数のいくつかはExtDistパッケージに入っている。歪正規分布はsnパッケージに入っている)に従う乱数について、サンプルサイズを10から100まで5段階で変えて、それぞれ10000回の正規性の検定をして検出力を調べたところ、コルモゴロフ=スミルノフ検定とGearyの検定は有名だけれども検出力は最低の部類で、多くの先行研究ともそれは一致していた、と結論している。表を見ると、標準的に知られている正規性の検定の中では、Shapiro-Wilkの検定がかなり検出力が高い。
- かつてはSASとユーザー会のライブラリしかサポートしていない解析手法もあったが、今では最先端の解析の多くはRかPython(Cなどを含むこともあるが)のソースコードかパッケージともに発表されるので、自分で実装する必要はなくなってきた。Gearyの検定も、自分で作ってfmsbに入れたときは、まだサポートしているパッケージがなかったはずだが、隔世の感がある。
- NPBオープン戦開始。ドラゴンズは2-1でタイガースに勝利。10安打で2点という拙攻は相変わらずだが、初戦勝利は良かった。
- 日曜も7:20起床。在宅でオンライン採点の続き。
- 今日のNPBオープン戦のドラゴンズはイーグルスに7-9で負け。とはいえ、ファーム当落線上の投手が案の定失点しただけのことで、石川昂弥選手がツーランホームランを含む2安打4打点の活躍だったし、根尾選手、岡林選手、京田選手、髙橋周平選手、阿部選手、ビシエド選手、木下拓哉捕手ら、活躍が期待される打者は軒並みヒットを打ったし、心配は要らないだろう。
- 日付が変わる直前に、何とかオンライン採点を終了した。続けて、締め切りを過ぎた某学会仕事を1つ済ませた。
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