【第1243回】 今日も家で原稿直し（2022年12月11日）

• 7:00起床。83.30 kg。
• 在宅で原稿直しの続きをしているが、いくつかtweetしたので拾っておく。
• 奥村さんのtweetで知った、TinyTeXネタ。
• Ayako Shibataさんのこのtweetを引用して、「確かに公衆衛生行政としてありうるサポートかもしれない。新潟県の地域助産師活動の調査結果でも訪問指導にやりがいを感じているそうだし。でも助産師さん足りないかも。授乳以外は父親でもできるし、ぼくもおむつ替えや沐浴はやっていたけれども……」とtweetした。
• 昨日のライブについて、おかのやともかさんがtweetしていたので、「配信視聴していて、2019年のリトグリのライブでmanakaがAva MaxのSo Am Iをループマシンを使ってカバーしていたことを思い出した」と引用RTした。
• 毎日新聞が自らtweetしているニュースだが、ウェルビーイング学会って設立者に宮田さんが入っているし、宮田さんは神奈川医療プロジェクト顧問なので、ちょっと自画自賛っぽい。もっと問題なのは毎日新聞記事の見出しで、「健康寿命の長さ背景か」は、まったく日本の健康寿命のデータを見ていなくて大変まずい。そもそも、神奈川も別に健康寿命は長くないが、東京や大阪が上位に入っている時点で健康寿命はこの調査結果のウェルビーイング実感と関係ないように思う（日本で「健康寿命」といえば、厚労省資料「令和元年度の健康寿命についてを見れば、男女とも大阪は低い方から数えた方が早いのは一目瞭然だし、健康寿命が常に上位の山梨でウェルビーイング実感が低いことと矛盾する）。なお、以前は要介護度に基づく自立を健康とした計算も出ていて、それだと長野県が最も健康寿命が長かったのだが、健康日本21（第二次）で健康寿命の計算における「健康」は国民生活基礎調査データに一本化したようだ。ウェルビーイング学会のニュースリリースの発表資料を見ると、補足資料として「図．日本のGDW（ウェルビーイング実感）を説明する要因」というのが出てきて、3番目の要因が健康寿命になっているので、新聞見出しはこれが元かと思われるが、もしそうなら不注意に過ぎる。出典がWorld Happiness Report 2016となっていて、表示されているURLのリンク切れはともかく、World Happiness Report 2016のChapter 2のFigure 2.2の53位になっている日本のバーの内訳から作ったのではないかと思われるが、ここで健康寿命として使われているのは、WHO/GHOの疾病負荷積み上げ方式で計算されるHLEであって、生命表と国民生活基礎調査データから計算される日本の健康寿命とはまったくの別物である。百歩譲って新聞記事やウェルビーイング学会資料にある健康寿命がWHO/GHO方式のHLEのことだとしても、野村さんや渋谷さんが2017年のLancetで発表したWHO/GHO方式の日本のHLEの都道府県間比較で見ても滋賀や長野が上位で神奈川は真ん中辺りなので、「健康寿命の長さ背景か」は意味をなさない。相変わらず日本のマスメディアはダメだなあ。

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