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【第1288回】 メールの返事を打つだけで(2023年2月10日)
- 7:30起床。83.25 kg。
- 名谷キャンパスに出勤。10:30から院生対応をした他はずっとメールの返事を打っていたが終わらない。
- 昼はラーメンを茹でた。
- 午後もメールの返事をしているだけで時間が過ぎていく。
- 20:30過ぎに帰途に就いた。
- YouTubeに載っている、真相討論 脱コロナへの道 ゲスト 宮沢孝幸 / 奥村 康 / 小林祥泰という動画が、58万回も再生されているが、司会者が持っているフリップの季節性インフルエンザ致死率は、アドバイザリーボードに提出されたこの資料のp.4の数字で、注釈に小さい字で書かれている通り、元は例のインフォデミック。2022年3月に奈良県立医大の野田准教授が提出した、レセプトデータを使って計算されたインフルエンザ受診から28日以内の全死因死亡なのに、そこにまったく触れず新型コロナの致命リスクと比較可能な数字として話を進めてしまっている点で全然ダメ(オミクロン株の計算値が茨城・石川・広島という救急が逼迫していない3県による点には触れているが、そんな制約とはレベルが違う比較不可能性をスルーしている)。こうしてインフォデミックは拡大していく。
- ちなみに、野田准教授たちは、このデータを使って日本臨床疫学会の英文誌に短報を掲載していて、分子の計算のやり方はアドバイザリーボード提出資料と同じでインフルエンザ受診後28日以内の全死因だが、致命リスクではなく、分母を推計人口からの人年にして死亡率を計算していて、オミクロン株になっても40歳以上ではCOVID-19と統計的に有意な死亡率差があると結論している(Discussionでは当然分子の計算の仕方が違うので比較可能性に問題があるとも書いている)。
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