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【第1399回】 講義準備とか(2023年7月21日)
- 6:25起床。今日もちゃんとテレビ体操はやった。
- 電話とZoomで統計相談に乗ってから名谷キャンパスへ出勤。
- 他大学の博士課程の院生の中間発表に参加して質疑応答し、審査した午前中。
- このニュースは、資格過誤によるレセプト返戻数の話だが、鍵はマイナ保険証ではなくオンライン資格確認実施なので、日経メディカルの記事に書かれているように、「既存の健康保険証でも保険番号や生年月日など最低限の情報を事務職員に入力してもらえば資格確認でき」るはずであり、平井元大臣の発言は無理筋だと思う。
- 昼はカップ麺で済ませた。
- 母比率の信頼区間を求める方法は、多くの統計の教科書にはWaldの方法が示されているが、Rの標準関数であるprop.test()ではWilsonの方法が使われているので、同じ正規近似とはいえ、結果が異なる。Wilsonの方法の式は、prop.testと打って表示されるコードを読んでもわかるが、このブログ記事がわかりやすかった(サンプルサイズn、標本比率がppであるとき、95%信頼区間はn/(n+qnorm(0.975)^2)*(pp+qnorm(0.975)^2/(2*n) + c(-1, 1)*qnorm(0.975)*sqrt(pp*(1-pp)/n+qnorm(0.975)^2/(4*n^2)))と1行で得られる)。Waldの方法はDescToolsパッケージのBinomCI()関数でmethod="wald"というオプション指定をするか、epitoolsパッケージのbinom.approx()関数を使えば実行できるが、標本比率をpp、サンプルサイズをnと書けば95%信頼区間がpp+c(-1,1)*qnorm(0.975)*sqrt(pp*(1-pp)/n)と1行で実装できるので、とくにパッケージを使う意味はない。正確な方法と言われる二項分布を用いたClopper-Pearson法も標準関数であるbinom.test()関数に実装されているので、とくにパッケージを使う意味はないが、DescToolsパッケージのBinomCI()関数ではmethod="clopper-pearson"で得られる結果と(当然だが)一致している。
- CHiRi GiRLの新作「サマーロマンス計画」をmoraで購入したが、CHiLi GiRLは新曲を出すたびに最高なグルーヴ感を更新してくるなあ。
- 更新途中だった保健学研究共通特講IV, VIIIのテキスト更新を完了。pdfだけなら楽なのだが、html版を作ってepubとdocxに変換もしているので、数式が面倒だった。
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