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【第1779回】 報告書提出(2025年1月24日)
- 木曜は朝から晩まで講義で合間に会議という毎週恒例の鬼スケジュールであった。
- 金曜は午前中に人間ドックを受けてから名谷へ出勤。ダイエーで買ってきたカツ丼弁当で昼飯を済ませ(人間ドック受診のため朝食を食べておらず空腹だったためか、メチャクチャに美味に感じた)、院生の相談に乗る。
- 公衆衛生学会は10/29-31に静岡か。相変わらず水曜から金曜なので、木曜の講義を考えると参加が難しい。
- 昨日溜まったメールの処理が終わらない。今日中に北京出張の報告書を出さなくてはいけないのだが。
- 報告書をメール送信できたのは21:00を過ぎていた。Libre OfficeのWriterに写真を貼り込んだので当初ファイルサイズが巨大になってしまったが、写真の上で右クリックして圧縮で300dpiを200dpiに落としたら、メール送信しても問題ないサイズになった。出張に同行した先生にもチェックしていただくため、pdfとdocxにも変換したが、pdfはさらに小さくなり、docxもodtと変わらないサイズだったので、このやり方は良いかもしれない。
- それにしても疲れた。
- 帰宅途中の地下鉄で今年再発売された眉村卓『EXPO'87』のKindle版を読了。SFというよりも、今風にいえばローファンタジーというべきかもしれないが、昔読んだときとは若干印象が違う。当時は気づかなかったが、産業将校はシンギュラリティをを超えた高性能AIのメタファーと見ることもできるかもしれない。となれば、大事なことは産業将校の道徳次元が4かどうかだな。前提としては「同じ人類」でなくてはいけないので、ビッグタレントはそこが攻めどころだったはず。もう1つ言えば、産業全体の合理化が最終目的であれば、海外から輸入する原料が多い日本で国内産業だけを守る合理性はないので、産業将校側が欧米ビッグビジネスにも入り込んで世界の経済と産業を一体化しても良いはずだが、そういう可能性は仄めかされてすらいないのが時代的限界だったか。もっとも、『EXPO'87』が書かれた当時には、道徳次元という考え方はなかったので、それが入ることは無理筋ではある。本書は産業将校が主導する徹底した合理化と産業再編によって、当初間に合わないと思われた万博が「成功」するという話なのだが、現実の関西万博にはここで描かれているような目玉(解像度が高い体感型VR?)はないし、合理化も産業再編もなされていないので、まあ失敗するだろう。それにしても、良く当時ここまで想像したなあ、と感心させられる点が多々あったのだけれども、スマホやSNSがここまで普及し、コミュニケーションの形がここまでパーソナライズされるとは想像が及ばなかったか、ビッグタレントという存在を成立させるために、敢えて排除したか。
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