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【第2101回】 講義2コマ(2026年6月8日)
- 明けて月曜はハイフレックス講義2コマのため名谷へ出勤。
- フィリピン沖でM8.2の地震があり、太平洋沿岸の県に津波注意報が出ている。日本のメディアは日本の津波注意報の話しかしないが、それ以上にフィリピンの被害が心配(CNNの記事だとM7.8とのこと)。
- 公衆衛生学での産業保健の話は時間内に終わらず5分延長してしまって申し訳なかったが、環境・食品・産業衛生学でのストレスの測定についての話は余裕をもって時間内に終わった。そもそも90分で産業保健をすべて語るのが無理筋だとは思うが、カリキュラム上如何ともしがたい。
- ご恵贈御礼。大学のメールボックスに2冊の献本が届いていた。一つは三中信宏『本棚の記憶:みなか先生の読書人生と〈みなか食堂〉の自炊爛漫』灯光舎、ISBN 978-4-909992-11-6(Amazon | honto | e-hon)である。ぼくは随分前から(遅くとも2008年8月には日録をリンクしている)三中さんの日録は愛読しているが、本書でも強調されていて、ぼくもまったく同感だが、日録をつける目的は自分が後で参照するためであって、あまり他の読者のことは考えていない。しかし、それゆえに面白いものとなる場合もある。三中さんの日録は、何よりもまず美味そうである。その点、筒井康隆『筒井康隆、九十歳のあとさき―老耄美食日記―』新潮社も美味そうではあり、また美食日記と冠するに相応しい高級料理を毎日召し上がっておられる様子が描かれているが、筒井さんがほぼ奥様との外食の記録であるのに対して、三中さんが凄いのは自炊記録(レシピ付き)であるところだ。ぼくも基本的に自炊しているが、感覚で作っているので、レシピはほとんど残らない。
- もう一冊は、西浦博(編著)『感染症疫学のためのデータ分析入門【数理モデル編】』金芳堂、ISBN 978-4-7653-1997-3(Amazon | honto | e-hon)である。2021年に出版された『感染症疫学のためのデータ分析入門』の続編で、前作がオーソドックスな感染症疫学のフィールド疫学の教科書的な本であったのに対して、本書はバリバリの数理モデル入門書となっている。各章末にまとめがあり、ほとんどの章には章末確認問題がついていて、読者自ら理解度を確認できるという手厚さである。問題は、ぼくが既にAmazonでこれを購入済みであることで、手元に2冊置いていても仕方がないので、一冊はラボに置くか、図書館に寄付するか考えたい。
- お礼メールを出したところ、西浦さんから図書館に寄贈して若者に読んでもらってください、という返事が届いたのでそうする予定。
- 『サバ缶、宇宙へ行く』と『銀河の一票』は相変わらず素晴らしい。どちらも奇を衒うことがなく、王道で、かつちょっとだけ洒落た展開で、ドラマってこういうので良いのだよなあ、と思える。それでいて、現代に伝えるべきメッセージが明確に存在している。さばうちゅの方は実話ベースを上手く脚色した作品なので(もしかすると宇宙ドーナツを誰もが美味さに驚くという演出があったのは、コラボ商品として売り出す予定があるのかも、などというゲスな勘繰りをしてしまったが、まあその程度は大した問題ではない)、ともかく現実に起こったストーリーが素晴らしい点が最大の成功要因だと思うが、オリジナル脚本として『銀河の一票』はとても秀逸で、ノベライズ本を出してくれたら買いたいと思うほどだ。
- 本筋からは少し外れるが、今日の『銀河の一票』では、松下洸平演じる敵役(といっても、オープニングでも一緒に踊っているし、転落死事件の裏側も調べ続けていたりするし、そのうち寝返って味方になりそうな気がしなくもないが)が一人で口ずさんでいた、さだまさし「いのちの理由」を聞いて、sinfoniaのアカペラ歌唱を思い出した。sinfoniaは素晴らしかったなあ。平井さん以外は今でも音楽をやっているが、解散したのはつくづく勿体なかった。
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