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【第2108回】 出席者が少なかったのはFIFAのせいか(2026年6月15日)
- 月曜は午後に2コマ講義。メールで入ってくるROOTプログラム関係の対応などで午前中から忙しい。
- 公衆衛生学でHACCPの説明をするために、TVerで公開されている『サバ缶、宇宙へ行く』の第2回の動画を使って説明したかったのだが、そんな時間はなかった。あれは大変良い説明になっているので、TVerで見て欲しいと学生に言っておいた(とくに、講義資料のp.43からリンクした、厚労省のHACCPのページや導入ガイド動画で説明されている原則と併せて見ると、水産高校での缶詰製造がHACCPを取得するために金をかけない工夫をした点がクリアにわかると思う)。ドラマの原案となった小坂先生と林さんによるノンフィクション本にも出てきたので、エアシャワーの代わりのコロコロや、刃毀れの目視による金属探知機代替は実話である(ただしコロコロは生徒の発案ではなく、実習担当教員の清水先生の発案だったそうだが)。ただ、ドラマにするための脚色もあって、今日の回ではサバの身を軟らかくするための鍵が神経締めという伝統技術であったことになっていたが、事実はゆず果汁添加だったし、逆に床のテープによる動線の工夫はノンフィクション本には出てこなかったから、たぶん2020年にダイヤモンド・プリンセスのゾーニングの話でも有名になった感染症対策からヒントを得たのではないかと思う(小浜水産高校がHACCP認証を受けたのは2006年で、野口聡一さんがISSでサバ缶を食べたのはCOVID-19パンデミック最中の2020年)。あと、最近なら、予算がなくても新しい試みにチャレンジしたいという場合、クラファンという手も出てきそうなものだが、「ないものをどういう方法で補うかを考えること自体が教育になる」という発想が示されたのがとても良かった。
- ところで、公衆衛生学も環境・食品・産業衛生学も基本的にハイフレックス実施していて、元々対面の出席は少ないのだが、今日は対面とオンラインを合わせても出席者が少なかった。たぶん早朝にやっていたFIFAワールドカップサッカーの日本対オランダの試合を見て燃え尽きた学生が多かったのかもしれない。まあそういう取捨選択をするのも学生の特権かもしれないが、それなりに工夫して講義準備をしている教員の立場からすると欠席されるのは悲しい。
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